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概要編集

埼玉県川口市出身。

現代劇やシェークスピアなどの海外の古典・近代劇を主に演出。舞台演出だけでなく、「青の炎」「蛇にピアス」など映画作品も手掛けた。


低レベルな演技と判断したら灰皿やパイプ椅子が飛んでくる今だったら大問題という厳しい演技指導が有名であり、実際にテレビの密着取材でも過酷な厳しさが映されていた。


しかし、蜷川氏は上昇志向が強く自分自身にも非常に厳しい人とも言われており、彼の演出を受けた多くの俳優女優が指導に感謝しているコメントを出している。また人情深い性格だったとも語られている。


その厳しさなりの成果か、日本だけでなく海外での評価も高い事で有名である。

作品数は膨大な数なので、興味ある方はネット検索や著書・DVDなどで手に触れる事をオススメする。


2016年5月12日、肺炎により死去。


余談編集

機動戦士ガンダム等を手掛けた日本を代表するアニメ監督である富野由悠季とは、風貌が似ている事や厳しい指導で有名な事から、同一人物じゃないかとネット上で良くネタにされていた。


長女は、写真家でありAKB48等のPVなどの映像作品も手掛けている蜷川実花。仕事場では厳しい側面が強かったが、家庭では優しい父親だったとコメントしている。


生前文化勲章を叙勲され、慣例により没日付で従三位に叙される。奇しくも、水戸黄門シリーズで「印籠に従わない敵役」の代表イメージとして語られるあの「麿」こと「六条三位」を最初に演じた人物であった。(台詞から抜粋するにこれらの「麿」は大概中納言や近衛大将を経験しているため、正三位ではなく従三位に類すると考えられる)。

ちなみにこの麿の演技は後日女優にダメだしされ、「あんな演技じゃあなたのダメだしも聞けなくなる」と言われたことから以後演出家一本に絞ったと言う。


高木美保は蜷川の「灰皿投げ」は当てないように投げており、本当に当たってしまった時は後で謝罪しに来たと証言している。


関連タグ編集

武蔵・・・一休さんでおなじみの蜷川新右ヱ門の血筋を持つ。家系図に蜷川幸雄の名前があり、親戚だったと証言している。

魔女の宅急便・・・1990年代にミュージカルとして演出を担当

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