概要
1986年1月18日生まれ、東京都出身。愛称は「いっくん」。
幼稚園のときにミュージカル『アニー』を観劇し、感動。CDを買い与えてもらい、何度もアニーの曲を聞き、耳コピーして歌っていた。甘えん坊で引っ込み思案な性分を常々心配していた母が「自信に繋がれば」と歌のレッスンを勧めた。1997年、全国童謡コンクールにて審査員特別賞を受賞。
歌の先生から小椋佳企画のアルゴミュージカル『フラワー』のオーディションを勧められ、初挑戦。3000人の中から主役に抜擢され、1998年『アルゴミュージカル』に主演。本番初日のカーテンコールの拍手に感動。野球選手になる夢もあったが、「野球でなく、この世界で僕はいきていきたい」とミュージカル俳優になることを決心。以後、中学3年生で変声期を迎えるまで舞台・テレビなどに出演。
変声期を迎え、オーディションに受からない日々に絶望的な気持ちを味わう。ミュージカル俳優を志すのであれば、クラシックや声楽などの基礎を一から勉強することと、師事していた歌の先生や母からの助言を受け、音楽系の高校に進学することを決心。中学3年生の夏休みから本格的に受験勉強を開始した。それまで楽器演奏のレッスンを受けたことがなかったが、受験科目にピアノ演奏があったため猛特訓した。
2001年4月、東邦音楽大学附属東邦高等学校声楽科に入学。留学経験のある兄二人の影響をうけ、2002年7月、アメリカ合衆国ミズーリ州にあるノースカンティー・ハイスクールへ語学留学。当時、同校にアジア人は山崎だけであり、英語がまったく話せなかったことから、いじめの標的にされたことがあったという。トイレに隠れるなど孤独でつらい3ヵ月間を過ごしたが、意を決して参加したダンスパーティーで中央に飛び出て無我夢中でダンスを踊ったところ、周りの目が一気に変わり、翌日から人気者になったという。この経験から「自分が行動しなければ何も変わらない」「怖いところにしか成長はない」と語っている。
2004年3月、ソニーミュージックSDオーディションで約2万人の中から最終10名に選出される。2005年3月、東邦音楽大学附属東邦高等学校声楽科を卒業。東京音楽大学声楽演奏家コースに進学。
大学在学中の21歳の時にミュージカル『レ・ミゼラブル』の日本初演20周年記念公演のオーディションにてマリウス役に抜擢され、2006年9月に大学を2年中途退学して、翌2007年の同公演で正式デビュー。その後も、24歳で『モーツァルト!』のヴォルフガング・モーツァルト役、26歳で『ミス・サイゴン』のクリス役、29歳で『エリザベート』のルイジ・ルキーニ役と目標としてきた4作品への出演を20代のうちに実現し、ミュージカルファンから「プリンス」の愛称で親しまれた。その後「ミュージカルというジャンルをもっと知ってほしい。役者としての幅を広げたい」と次のステージとして『半沢直樹』に出演していたミュージカル界の先輩・石丸幹二の紹介でテレビドラマにも進出。
2015年放送のTBS系日曜劇場『下町ロケット』出演を皮切りに、2020年のNHK連続テレビ小説『エール』や大河ドラマ『青天を衝け』、フジテレビ系月9ドラマ『イチケイのカラス』、日曜劇場『DCU』など数多くのテレビドラマにも出演している。
その他にも実写映画『美女と野獣』の日本語版吹き替えや『劇場版名探偵コナン 紺青の拳』でレオン・ロー役でゲスト出演するなど声優業にも進出。日本テレビ系列のトークバラエティ番組『おしゃれクリップ』のMCを井桁弘恵とともに務めるなどマルチに活動している。
人物
- 私生活では、2015年12月29日、2011年7月の舞台『嵐が丘』で夫婦役で共演した元モーニング娘。の安倍なつみ氏と4年間の交際期間を経て結婚。2016年7月26日に長男誕生。2018年10月31日、第2子男児の誕生を発表した。
- 好きなスポーツは、野球。歌を始める前は野球に夢中になっていた。小学校1年生のときに、高輪クラブという地元の少年野球チームに入団。4年生のときに、低学年チームのキャプテンをまかされる。6年生のときには副キャプテンを務め全国ベスト8の成績を残したり、自身の野球チームがあるほど野球好き。背番号は「19」。