九行稜
くぎょうりょう
稜のプロフィール、見たいのですか?
稜がどんな人なのか期待しなくていいですよ
容姿
焦げ茶色のショートボブで、前髪の左端が跳ねている。
ややジト目気味のタレ目で瞳は明るい紫。
味方部メンバーの中では最も小柄。
また、「脚がスースーする」という理由でスカートが嫌いで、メンバーの中で唯一美咲輝学院の制服ではなく陸上部のユニフォームを着用している。ただし、学院からの要請が出た場合は渋々着用する。
性格
基本的に表情をあまり変えないクールガール(ちなみに3歳の頃から無表情だった模様)で、冷静ながらパフォーマンスを好む律と対照的にハデなものや争い事を好まない。
しかし一方で自身がどきどきできる未知の分野を求めている節があり、興味が湧いた事柄には一途に参加する。
勝負に負けると落ち込み、時に敗北の要因が自分にあると気づき自責を引きずるなど繊細さも見せることもある。
また、自身が思った事をズケズケと物申すやや皮肉屋な一面も持っており、作中では葵と並んでさつきや霧瀬にキツいツッコミを入れることも多々あり、その点は久遠からは「素直すぎるのが問題」と称されている。
好物
彼女の好きな食べ物に卵で作られた食べ物を挙げており、中でもプリンが「毎日食べても飽きない」と豪語するほど大好物で特に山猫堂が作るプリンがお気に入り。後にさつきに紹介された喫茶室QJのプリンも気に入った模様。
そのプリンに対する情熱は…
- 稜の好きなプリンランキングなるものが存在する(1位はもちろん山猫堂)
- 夢は美咲輝区のプリン全制覇
- 山猫堂を征服部に征服されていると知るとプリンタイムを潰されたとブチキレる
…など、大変強いことが窺える。
一方でプリン以外の甘い食べ物は苦手。ただし、食べる物がたとえ甘い物でも材料に卵が使われている物(フレンチトーストやミルクセーキなど)なら食べられる。
相手の呼び方について
稜の特徴としてはやなやさつき、久遠のような先輩や霧瀬のような年上が相手でも「○○ちゃん」とちゃん付けで呼ぶ癖がある。久遠によれば彼女が相手をこう呼ぶのは昔からの癖らしい。
ただし、兄・律には「律兄」、遥々は「部長」と呼び、極星所有者を極星名で呼ぶ際は「○○さん」と呼ぶなど、必ずしも全員にちゃん付けしているわけではない模様。
稜は本当は争い事は好きではありませんが…
陸上部でエースを勤めているだけあってその脚力・走力は抜きん出ており、戦闘ではそこで培われた高速性を活かした一撃離脱の戦闘が得意。
しかし本人は元々争いを好まない性分のため素の戦闘能力はメンバーの中では低い部類に入り、スタンデヴァイスの通用しない相手との戦闘では苦戦を強いられることになる。
アクティブドレス
AD-003 ソルセイバー
稜が着用する一撃離脱型の戦闘に秀でたスーツ。
鋭角的なフォルムに大型の籠手、そして深紅のカラーリングという個性の強い外見を持つ。
2つのバッテリーを両肩の挿入口に填めることで稼働エネルギーが装具に伝達される仕組となっており、腰の後ろのオーバースカート「ストリームフィン」は硬質化させることでスタビライザーとして加速効果を得ることが可能。
試着時は「走るのに邪魔なモノをつける意味はないです」とアーマーを装着せずに着用しており、この際霧瀬の「アーマーがないと危ない」という忠告に対し「当たらなければ平気です」と至極ご尤もな返答で開き直ったが、はやなたちの「ウェイトって考えてみたら?」という取り成しに納得する形に落ち着いた。
また、アンダーウェアは当初はティンクルセイバーとアークセイバーと同じ白と青のカラーリングだったが、本人はどうもこの配色がイヤだったらしく、本人の好みの色という黒と赤の配色に変更させられた。
さらに「全身フィットだと窮屈」という理由で上腕部と背部に穴を開けられた。
ちなみに色変えは徹夜作業になるらしい。←稜「色と穴くらいなら明日にはできてこなければ変です」←霧瀬「あのー!?結構科学的な何かがつまってるんですが~~~~!!?」 ……誰が呼んだかガチ稜ス
霧瀬「なんたる無体ななさりよう…」
稜「手直しがヤなのですか?」
はやな「--というか」
さつき「自分のロマンを否定されてるのが…」
- スタンデヴァイス「シャイニングハート」
両腕に装着されているガントレット。
戦闘時には掌にプラズマリボンと同威力の電流が流れるラインが浮かび上がり、指先で触れるだけで攻撃できるという戦闘技能を特に持たない稜を考慮したかなり簡略化された機構となっており、これによりリーチは短いものの彼女の持ち前のスピードと機動性を活かした戦闘スタイルができるようになっている。
ちなみに霧瀬は相手の頭を掴みながら決めゼリフを叫ぶフィニッシュ技にしてほしかったそうだが、稜に「嫌です」と即却下されたそうな。まぁ、ガチでそれやったら洒落にならんからな~…
極星「赤陽」
1年生ながら陸上部のエースを勤めており、その実力を陸上部部長にして先代極星「赤陽」の新道遥々に見込まれ、彼から強引に極星「赤」を継がされた。極星名は遥々と同じ。無理矢理継がされたんだから他の名前にするのが面倒臭かったのだろう…
また、律から「銀星姫」の逸話を聞かされていたようだが、当初は彼以外にその存在を知る人物との関わりが薄かった為、ただの冗談だと信用していなかった模様。
余談ですか?
- 稜のご先祖様!?
藤枝氏の別作品『飴色紅茶館歓談』のエピソード「FirstFlash」の終盤で稜とおぼしき女性が律似の男性と共に飴色紅茶館に来店しているシーンが描かれているが、藤枝氏によると彼らは九行兄妹の先々代に当たるらしく、現代の稜は同作最終回にて他の味方部メンバーと一緒に飴色紅茶館に来店する様子が描かれている。
- ドラマCD
ドラマCDで稜の声を演じたこやま女氏は実は二の腕フェチであることで知られており、ドラマCD「MAIDEN STAR」収録後に藤枝氏のアシスタントさん(♀)の二の腕を揉みしだいたという逸話を残したとか残さなかったとか(ちなみにそのアシスタントも彼女のファンだったり)。「百合とはちょっと遠いが、まあこれはこれで良し!」「生セクハラ万歳!」(byみやびん)
また、こやま女氏は稜名義で同作のオープニングテーマ「Shining Heart」の歌手も手掛けており、本曲は稜のキャラクターソングという兼ね合いもあり、作中での稜の小声気味なセリフとこの曲を歌う稜のハキハキとした歌唱とで普段の稜とはまた違った印象を聴者に与えている。