概要
- 身長:55m
- 体重:4万7千t
本物のダイナ同様タイプチェンジが可能で、モンスアーガーⅡ戦ではフラッシュタイプに、本物のダイナとの戦いではミラクルタイプにチェンジした。ただし能力の違いは特にないため、格闘ゲームでいう2Pキャラのような扱いとなっている。
本物のダイナとの違いは眼の下に隈がつき、足のつま先が尖っている。ミラクルタイプには体のラインに金と黒のラインが入っている。尚、パワー戦が得意なストロングタイプに変身しなかった理由は不明。スペックに違いがみられないとはいえ、パワーで劣るミラクルタイプで勝利する事に意味があったのだろうか。
その能力もダイナと同じもので、ソルジェント光線以上の威力を持つダークソルジェント光線やダークスラッシュ。ダークバリヤーを使用する。空中からの両足蹴りや連続蹴りを放つなど軽快な戦法を得意とする。
自分が連れてきたモンスアーガーⅡを倒すとダイナに宣戦布告し、高圧電流を張り巡らしたリングでのデスマッチを敢行。
フラッシュタイプの技を完封し、格闘戦で優位に立ったが人々が本物のダイナを応援し始め、それを赤い光弾で攻撃しようとした事からスーパーGUTSは偽物であると判断し、ダイナの援護に。
気力を取り戻したダイナに逆転され、ストロングタイプとのクロスカウンターパンチでマスク部分が割れ、グレゴール人としての正体を現した。
ニセウルトラマンに化けた宇宙人は、大半は侵略目的や破壊活動など目的である場合が多いが、彼の場合はウルトラマンの名誉を落とすのではなく、侵略者という誤解を防ぐために偽物に化けるというのは珍しい。後にトラブルが重なって変身したゲルワームと、悪事を止めたババルウ星人ババリューの様な存在も登場している。
また、ニセウルトラマンの中では現時点でタイプが自由に変えられるのは彼だけである。カオスウルトラマンも姿が変わっているがパワーアップによる第二形態という扱いでありタイプチェンジはしていない。
変身能力ではなくマスクという物理的な手段を使って化けたのもこれまた彼だけである。
後続シリーズでの登場
ウルトラマンフェスティバル1998
チャリジャが保有する怪獣の一体。グレゴール人が変身したニセウルトラマンダイナ(本物)という事で間違いないらしい。
ガタノゾーアの復活が近づいている状況下にもかかわらず、ティガ&ダイナに勝負を挑む。戦闘力は以前より上がっているようだが、パワータイプとストロングタイプには敵わず、復活したガタノゾーアの触手に呑み込まれて退場した。
ファイティングエボリューション3
ミラクルタイプの姿で参戦。
登場エピソード『死闘!ダイナ対ダイナ』が再現されているが、ニセダイナの音声は笑い声だけでテラノイドと同じくダイナの音声の加工したものとウルトラマンガイアの声が使われている。
実際の本人とは違い、相手を小馬鹿にして舐めきっている様なモーションが特徴。
なお、とあるミッションのコスモスプレイ時はルナモードを使いこなせていないとほぼ間違いなく失敗になるぐらい相性が悪いので注意。
ウルトラ怪獣バトルブリーダーズ
2019年7月31日のアップデートで参戦。
待機時に移動力をアップして相手との距離を詰めガード封印で攻め立てることができ、さらには近距離タイプの相手に対して攻撃力がアップするという格闘士としてのキャラクター性がとことん再現されている。
また、トライアルにおいてナヴィからは「ニセダイナの姿でダイナに決闘を挑むのは少々、理解に苦しむ」「ザムシャーのように堂々と挑めばよい」「マスクが割れたら早々に立ち去ったことから、実はシャイなのかもしれない」と苦言を呈されてしまっていた。
そのためか、近年のウルトラマン総集編番組ではよく彼にスポットが当てられることが多い。
余談
スーツは新規造形。後にスーツアクターの清水一哉氏が演じるダイナ・ミラクルタイプのスーツへ改造された。
『ウルトラマンクロニクルZヒーローズオデッセイ』ではこちらも悪の戦士との戦いを特集した16話『ULTRA HIGH』で本話のダイジェストが放送された。なお、この回は同番組で当初出演シーンがカットされており、演じたつるの剛士も映らない理由が分からなかったアスカが初めて映されるようになった回である。