姿なき挑戦者!?

すがたなきちょうせんしゃ

ケロロ軍曹の小説版『小説侵略！ケロロ軍曹』の第二弾。

概要

『ケロロ軍曹』の小説シリーズ「小説侵略!ケロロ軍曹」の第二弾。発売日は2009年6月11日。

前作「愛爆発!地球消滅5秒前!!」に続く完全小説オリジナルストーリー。設定は原作基準になっているが、前作同様いつもの一話完結ギャグエピソード的なストーリーとなっているため、アニメでは一切繋がらないということはない。著者は前作とは違い伊豆平成氏。

前作が完全ギャグ系だったのに対し、本作はギャグとシリアスが混じった本格ミステリーに焦点を当てている。基本的なあらすじは江戸川乱歩の小説「少年探偵シリーズ」を元にしている（実際、作中でも「今回の事件がそれに似ている」と冬樹の口から発言されている他、あとがきにも著者自身が「これを真似している」と発言している）が、当然そのまま同じストーリーになっているわけではなく、怪盗800面相出現の際にケロロがそれに便乗して面白要素（それぞれにニックネームを付ける・探偵の七つ道具を発明する等）だけを真似したという設定である。

ちなみにこれ以前に本編で本格的なミステリーエピソードが制作されたのはアニメ第54話である「冬樹名探偵は僕? であります」やアニメ第83話「～温泉混浴露天風呂殺人事件～(以下略)」などアニメオリジナルが圧倒的に多いが、原作のみと考えた場合は実は初。そのため冬樹の名探偵設定も今まで原作の方に反映されていたのか不明だったが、今作で明確に反映されたことになる。

なお裏表紙に描かれている『冬樹が誰かと通話をしているイラスト（後ろには恐らく怪盗800面相と思われるであろう影）』も「とあるパロディである」とのことだが、何なのかは直接的に説明はしておらず、「ご想像にお任せします」的な記述で説明されていた。