概要
小説版『ケロロ軍曹』の第二作目『姿なき挑戦者!?』のゲストキャラクターであり、物語の出来事のきっかけを作ることになる重要人物。
作中では「家宝の仏像を盗んだ」として巷で有名になっていた謎の人物で、ケロロからは「夏美のアイスを食べた真犯人」として疑われる。そしてケロロたちに「今度は東京タワーを盗む」という挑戦状を渡した。
ケロロ小隊と日向家はこの人物を見つけ出すことと一連の事件解決を理由に「少年少女探偵団」を結成する。
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以下、ネタバレ注意!!
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正体
犯人は青髪のトラ猫であるミーコ。
彼の本当の正体は猫型宇宙人の《ミーコ人》。本当の目的は「スぺジウム罪(地球で言う『殺人罪』に近いかなりの重罪)容疑として捕まっている両親の冤罪を晴らすため」であり、怪盗のふりをして東京タワーを盗んだのも事件を壮大にしてその証拠となるデータを所持するケロロに注目してもらうためであった。
そしてポヨンの捜査とケロロの所持していたデータによって両親の冤罪は晴れ、事件も無事解決した…
???「これで終わったと思ったかい?」
※ここから本当のネタバレが含まれます。見たくない方はブラウザバックを推奨します。 |
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正真正銘の真実
実は本当の犯人はミーコではない。
というのも、一連の出来事が仮に上記の親の冤罪を晴らすために起こしたものならば、わざわざ怪盗として変装する必要性はなく、素直に「データを見せて」と頼めばいいだけだからである。また上記の東京タワーを盗むという作戦も考えてみればまったく必要なく、ケロロ以外の人々までもをその一連の出来事に巻き込むほどの壮大な事件にする必要性もなかった。
つまり「ミーコ=怪盗」とするとどこか矛盾を生じさせる部分が多数あるのである。
そして、ミーコが怪盗800面相役になってその事件を引きを起こしたのにはとある重大な理由があった。
それは「怪盗のふりをすればケロロからデータを盗める」ととある人物から聞かされていたから。
その真の犯人こそ情報の改ざんが可能でミーコと裏で内通していた人物……
そう、クルル曹長である。
すべては半強制型状況作成装置(イマモムカシモテレビズキダイヤル)のテストのためにクルルが仕組んだことだった。
そもそも怪盗800面相というキャラクターは存在すらしていなかった架空の人物で、上記の「家宝の大仏事件」や「ナスカのUFO事件」もクルルがでっち上げた嘘の情報であった。また東京タワーを盗んだトリックもクルルのメカの効果だった。
まとめるとミーコは単なる駒として利用されていたに過ぎず、一連の事件は身内のイタズラによって生まれた壮大なようでかなり小さいアクシデントに過ぎなかったのだ。
ちなみに夏美のアイスを食べたのはミーコではなくケロロ。ケロロ自身も全く気付いていなかったが、クルルの仕掛けたカメラにケロロが無意識のうちにアイスを食べていた映像が映し出されたことで発覚。