ロックマンワールド3とは、カプコンから発売されたゲームボーイ用のアクションゲームである。
概要
ロックマンワールドシリーズ三作目。
ファミコン版『ロックマン3』及び『ロックマン4』を元に再構成したアレンジ移植作品。
システムは4がベースになっていて、ニューロックバスター(チャージショット)、エディーがロックマンワールドシリーズ初登場。
1度クリアしたステージなら何度でも挑戦できる仕様も実装(ただし後半に進むと前半に戻れない)。
開発がロックマンワールドと同じ会社に戻った。
BGMが本家がベースのものになり、スライディングも本家準拠になった。唯一、ステージセレクトBGM・ステージ開始BGMは「ロックマン4」のものが使われている。
ゲームボーイのロックマンシリーズでワイリーステージの大型ボスが初登場。
ストーリー
各地域の気象、交通機関を管理するコンピュータが暴走を始めた。全てはDr.ワイリーの仕業で彼はこの混乱に乗じて世界征服を達成せんとしていたのだ。
ワイリーの計画を阻止するため、ニューロックバスターを装備したロックマンは、新たな戦いの場に飛び込んでいく。
登場ボス
ロックマン3:ジェミニマン、スネークマン、スパークマン、シャドーマン。
ロックマン4:ドリルマン、ダストマン、ダイブマン、スカルマン。
オリジナル:パンク。
ワイリーステージ限定ボス
- ジャイアントスージー
ロックマン1に登場した雑魚敵「くっつきスージー」を大型化したもの。ボディカラーはイメージイラストではメタリックシルバー。
ただデカくした代物ではなく、スージーの上下もしくは左右移動だけではなくバウンド移動を仕掛けてくる。ちなみにバウンドは天井でも行う上にシャッター通路の狭い空間での戦闘となっている為、ジャイアントスージーがダメージを受けまくると動作が高速化してくるので早めに決着をつけなければこちらがジャイアントスージーの突進・バウンド攻撃に対処しきれなくなり非常に厄介となっている。
ちなみに前半ワイリーステージ・後半ワイリーステージの二箇所に存在する。
評価
被ダメージが大きい、ギリギリ即死トラップが多い、E缶がパスワードに記録されない、
などの理由によりロックマンワールドシリーズ最高クラスの難易度で、本家を含めてもシリーズ屈指の難易度とされている。特にダイブマンとダストマンのステージは本家よりも難易度が高い。
しかし、難易度こそ高いものの、ゲーム自体の評価は高い。
この難易度の設定は意図的であるらしく、別会社が開発した「ロックマンワールド2」を省みて難易度を上げたという。
難易度が高くなった事を反省点としたのか、次作「ロックマンワールド4」は初心者でも楽しめるように難易度調整がされた。
余談
パンクを倒した後の後半ワイリーステージでゲームオーバーになってステージセレクトに戻る選択をするとまたパンクを倒すところからやり直しになるが、実はパンクの特殊武器・スクリュークラッシャーを装備した状態になっている。なお、パンクにはスクリュークラッシャーは効かない。
他の三作と異なり、今作では後半ワイリーステージが宇宙ではなく海洋にある為、唯一宇宙へは行かない。前半ワイリー基地の外観はロックマン3のものとよく似ている。