概要
※作中ではこのようには呼ばれておらず、ユーザー間での名称だった。しかしクロスブレイドにてこの名称が正式なものとなった。
『ダイの大冒険』最終章にて、アバンに正体を正鵠に看破されたミストバーン…の本性、「ミスト」（既に肉体は大魔王バーンと合体して真バーンになっている）がマァムの肉体に憑依した姿。強制的にマァムの意識は奪われている。
また濃密な『暗黒闘気』の影響で、若干肌が浅黒く変化しているのが特徴。
ミストは肉体の痛みや疲労を全く感じないガス状生命体であるため、マァム自体のポテンシャルを120%活用した、肉体そのものが壊れてしまうような無茶な戦闘もお構いなしで行える。
おまけにミストバーンとして培った一流の戦闘スキルも健在であるため、その実力はラーハルトとヒムを容易く手玉に取れる（この時点に於いては、2人は流石にいきなり仲間を殺してまでミストを倒そうとは思っておらず、飽くまで取り押さえるつもりだった）。
ダイパーティの同士討ちを誘い暴れ回るが、アバンが繰り出した『虚空閃』を喰らう直前に放棄して躱し、本命であるヒュンケルに憑かんと、その魔手を伸ばすのだった…。
余談
原作で一時の出番はあったが、「ヒロインの（ある意味）悪堕ち展開」「ミストに憑依されるときのエロティックなマァム」「人質作戦かと思いきや真っ向勝負に出るミストのブレないキャラ」「余裕たっぷりにダイパーティを蹴散らすダークヒーローのごとき格好良さ」などの要素が相まって高い読者人気を誇る存在である。
普段の穏やかで慈母のようなマァムとは（中身が代わっているので当然だが）真逆の大胆不敵で好戦的なキャラクターのギャップも強いインパクトを放っており、マァムを語る上で外せない形態である。
1991年版アニメではシナリオが途中で打ち切りとなり、当然この形態は登場していなかい。しかし、原作最終回までのシナリオがアニメ化される2020年版では、91話で遂に初映像化される。
何気に憑依する際の描写が原作とは異なっており、原作ではマァムの肌からミストが入り込んでいるともとれる描写なのだが、アニメ版では服の内側に入り込む描写になっていてエロくなっている（原作でもそういう描写に見えなくもないが、アニメでははっきりと描かれている）。
それ以前は、絵師の間ではミストマァムの配色は、原作漫画での色使い等から「衣装が少し黒みを帯び、マァムの肌が褐色から黒系統の色に変わる」という見方が少なくなかったが91話予告で映像化されたカラーリングは、マァムとミストの瞳を除く全身が青黒く染まっているものとなっている。これは呪われしゼシカと似たような配色であり同じドラクエ作品ということでオマージュしたのかもしれない。
その為、原作に基づいたイラストを描く際は、この事も頭の片隅に置いておくと良いかも知れない。
また声のトーンも通常のマァムと大幅に変わっている。
★参考：ダイの大冒険(2020年版) 91話次回予告
関連イラスト
※中身は300歳越えのジジイです。カッコイイけど
関連項目
悪堕ち：厳密にはただ乗っ取られているだけなので狭義の意味からは外れる
呪われしゼシカ：自身の後輩みたいな存在
ガノン憑依ゼルダ：同じく邪悪な存在に憑依されたヒロイン。こちらは声が憑依した者と同じためおっさん声
憑依ガノン：大魔王ガノンの名を冠する配下に味方が憑依された状態。こちらはラスボス戦直前に戦ったり、憑依された際に変色するなどミストマァムと似た部分がある
