プロフィール
襲名 | トリスタン |
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真名 | ??? |
クラス | アーチャー |
性別 | 女性 |
身長 | 170cm |
体重 | 54kg |
出典 | イギリス妖精史、及び異聞帯ブリテン |
地域 | 妖精國・ダーリントン付近 |
属性 | 混沌・悪・地 |
好きなもの | ヒールのある靴 |
嫌いなもの | ごちゃごちゃうるさい雑魚、主人公 |
ILLSUT | 望月けい |
CV | 和氣あず未 |
概要
『Fate/GrandOrder』に登場するアーチャークラスのサーヴァント。2部後期OPに登場した三人娘の内、赤毛の少女の正体が彼女となる。
第2部第6章『妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ』開始に合わせて実装された。
トリスタンの名を冠しているが、無論、並行世界における性別の反転でもなく、ましてやトリスタン本人ではない。彼女はトリスタンの名を与えられた別人である。
容姿
全体的にどことなく某吸血嬢を思わせる赤髪のロングヘアが特徴。
肉付きの良い同僚とは異なり、こちらはスラリとした脚線美が自慢。それでいて出るところはちゃんと出ている超わがまま仕様。
靴の先をよく見ると鹿の蹄を思わせる造形になっているが……
性格
一人称は「私(わたし)」。
赤髪やフェイルノート(トリスタンのものより小型で、人間の脊椎を思わせるような禍々しいデザイン)を使うという点ではトリスタンにそっくりだと言えるが、退屈を何よりも嫌い、気に入らない者は身内の妖精であれ、フェイルノートでズタズタに切り裂いて殺す加虐心あふれる性格。それを示すように暴力的な口調と上品な女性らしい口調が目まぐるしく入れ替わる。
忠義に厚い性格などオリジナルの面影がある同僚とは対称的で、他の二人はオリジナルに対して何かしらの反応を返す一方、彼女のみ関心・反応が全くと言っていいほどない。
この気性の荒さから『妖精殺し』『血に濡れた赤い踵』の異名を取るが、『母親』に当たるモルガンやこの異聞帯担当のベリル・ガットなど、好意を示した相手にはとことん甘えるようである。
口が悪く相手を罵ったり舐めたりする言動が多いため、いわゆる「メスガキ」「分からせ対象」のような二次創作ファンアートがとても多いが、彼女の口の悪さは簡単に言えば、ステレオタイプなメスガキキャラの「ざ~こ♡なさけな~い♡」のように愛嬌のあるものではなく、極めて冷淡に「死ねクソ雑魚、消えろゴミ」「何黙ってんだよクソが」「お前らが笑ってるのがつまらねえんだよ、死ね」くらいは平気で言ってくるほどにガチで口が悪い。加えて170cm(ヒールも含めるとそれ以上)ある身長と可憐な容貌に似つかわしくない強靭な筋力と敏捷ステータス(共にパラメータはAランク)を持つ為、到底カルデア式の強制力に欠ける令呪や並大抵の人間が力尽くで御せるような相手ではない。
なお、ベリルからは何故か「レディ・スピネル」と呼ばれ、彼女もベリルのことを「レッドベリル」と呼び、以心伝心のようなやり取りも見せた一方、時々ベリルは彼女に意味深な沈黙を返すことがある為彼らのように噛み合っているようで噛み合っていない模様。
なお、この呼び名は宝石の一種「スピネル」に由来する。赤いスピネルはルビーに似ていて紛らわしく、偽ルビーというレッテルを貼られたために、実際は希少性も宝飾としての価値も高いのに人気がないというあんまりな逸話がある。
……が、同時に、イギリスの王冠の一つ、大英帝国王冠の正面に据えられた宝石「黒太子のルビー」の正体という一面もある(ちなみにベリルも日本語で緑柱石という宝石に由来する。色によって別称があり、レッドベリルはビクスバイト、ブルーがアクアマリン、緑の鮮やかなものがエメラルド、ピンクはモルガナイトと呼ばれる)。
能力
トリスタン同様にフェイルノート(オリジナルとは形状が異なる全くの別物)から放つ音波や弦で敵を切り裂く戦法を使用するが、赤黒い棘を踵や地面から出現させて攻撃したり、それを弾丸のように発射するなど、オリジナルにない能力も持つ。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | A | C | A | B | D | E |
華奢な外見でありながら、何故か同僚よりも筋力が高い。
保有スキル
対魔力(EX) | 決して自分の流儀を曲げず、悔いず、悪びれない妖精騎士トリスタンの対魔力は規格外の強さを発揮している。 |
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騎乗(A) | 何かに乗るのではなく、自らの脚で大地を駆る妖精騎士トリスタンは騎乗スキルを有している。 |
陣地作成(A) | 妖精界における魔術師としても教育されている為、工房を作る術にも長けている。 |
祝福された後継(EX) | 女王モルガンの娘として認められた彼女には、モルガンと同じ『支配の王権』が具わっている。汎人類史において『騎士王への諫言』をした騎士のように、モルガンに意見できるだけの空間支配力(マナの支配圏)を有する。 |
グレイマルキン(A) | イングランド伝承の魔猫の名を冠するスキル。彼女自身が本来持つスキルだそうだが…。 |
妖精吸血(A) | 詳細不明。自身の正体に由来するスキルだと思われる。 |
宝具
痛幻の哭奏(フェッチ・フェイルノート)
- ランク:E
- 種別:対人宝具
- レンジ:無限
- 最大捕捉:1人
「運命、掻き乱してあげる!」
「ショータイムね。ほ〜ら、もうおしまい。これが貴方の成れの果て――『痛幻の哭奏(フェッチ・フェイルノート)』……!!」
対象がいかなる場所にいようと相手の体の一部から「相手の分身」を作り上げて呪い殺す技。汎人類史でいうと妄想心音に近い宝具であると言える。
宝具名に「フェイルノート」と付くが、作中でのモーションは敵の動きを縛り、丑の刻参りよろしく呪いのようなものを与え、体の内側から無数の棘を生やして攻撃するものとなっている…フェイルノートどこいった。
因みに「フェッチ」とはスコットランドのドッペルゲンガーを指す。一方で、妖精の行ういたずらの一つ「チェンジリング(取り替え子)」の伝承において、子供と引き換えに現場に残される魔法を掛けられた木片を指すこともある。
2部6章においてベリルから教わり気に入ったので宝具に採用された経緯から、宝具でもある魔術と言える。
ゲーム上での性能
カード構成はQQAABのアーチャー型。
本人の性格からすれば意外だが「守り」に長けた性能の持ち主。
3種のスキルは妖精騎士トリスタン含む味方全体を生き残らせることに特化しており、特に敵が使う宝具(チャージ攻撃)への対策に長けているのが特徴。
スキル1「グレイマルキン(A)」の回避付与で宝具攻撃を耐え凌ぎ、「グレイマルキン(A)」が間に合わなければスキル2「祝福された後継(EX)」でスキルもろとも宝具を封印、スキル3「妖精吸血(A)」で敵のNP(チャージゲージ)を奪いつつ損耗を回復、といった形で地道に攻め手をかいくぐり、NPが溜まったタイミングで宝具を撃つ、というのが戦闘スタイルとなる。
素のカード性能自体が高いのに加えて「祝福された後継(EX)」「妖精吸血(A)」により高速でNPが貯まっていくため宝具・クリティカル攻撃を高頻度で撃つことができる。
反面、宝具やクリティカルの威力そのものを上げるスキルはなく、それゆえに火力が伸び悩みがちなのが弱点となる。
余談
「妖精騎士トリスタン」だと名前が長めで「トリスタン」だと本物の方のトリスタンと被るため多くのユーザーからは「トリ子」「トリスたん」、妖精騎士トリスタンのキャラデザを担当した望月けい氏などから「妖トリ」とも呼ばれている。
また、エリザベートと似た容姿から「アーチャーのエリちゃん」とも。
関連タグ
Fate/GrandOrder 妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ アーチャー(Fate)
メスガキ:第1印象がこれだったというユーザーが多い。だが、実際には胸も身長も初代ライダーさんに迫るほどあり、さらにそこにヒールがプラスされるため、「ガキ」と呼べるかどうかは怪しいところ。子供限定のバフが入らないからガキじゃないという根拠まで発生している。同時に紹介された妖精騎士ガウェインがあまりにもうぉ……でっか……であったため、比較で一見小さく見えてしまったのが原因。