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今までどんな名医だって

あたしの『バグス・グルーヴ』の小さな病巣を見つけた事がないのに…

概要

漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第9部「The JOJOLands」に登場するスタンド。本体はルル。人の血管内に入り込めるほど極小の人型スタンドで、全身に巻かれた包帯と頭部のフルフェイスマスク、左右3本ずつの下肢が特徴的。遠目から見るとどこか昆虫のようにも見える。

また群体型スタンドでありながら遠隔自動操縦型というシリーズでも初めてのスタンドである。しかしバグス・グルーヴが破壊されるとルルにも多少ダメージが入るようで、作中では度々鼻血を出していた。

名前の元ネタはアメリカのジャズミュージシャンであるマイルス・デイヴィスのアルバム「Bags Groove」からと思われる。単語としての意味は「バグスのノリ」。

原曲の「バグス」とは虫を意味するBugとは綴りが違い、「バグス・グルーヴ」という曲を作曲したジャズミュージシャン、ミルト・ジャクソンのあだ名である(Bagsとは目の下の隈のこと)。

スタンド名は昆虫のようなデザインと掛けたネーミングなのだろう。

能力

体内に侵入したバグス・グルーヴが血管や臓器などを攻撃することで、対象に肺水腫をはじめとしたあらゆる病気の症状を引き起こさせる。

普段はハワイ島の土地登記所に存在するHOWLER社のDEED原本の中に潜んでおり、それを閲覧した人間を無差別に攻撃している模様。

この能力は遠隔自動操縦型であり、本体と感覚共有していないため、誰がDEED原本を閲覧したかを特定することは出来ない。

ダメージフィードバックについて

自動操縦なら本体へのダメージフィードバックは発生しないんじゃあないの?と思われた読者も多いと思われる。

しかし、シリーズ中ではすでに「何らかの条件や指令に従って自動的に動くが、ダメージフィードバックが発生する」スタンドは登場しており、グェスグーグー・ドールズが該当する(逃げ出した憑依対象を自動的に追跡し、殺害しようとする。この時ストーン・フリーに殴られるとグェスは出血した)。

また、重ちーハーヴェストも「○○を集めて来い」という命令を与えられた後は明らかに自動的に収集を行っており、その際本体との感覚共有は発生していない(跳び箱の中の吉良吉影とサンドイッチにハーヴェストが触れているが、その時点では重ちーは気付いていない)。

仮にこの自動で収集中のハーヴェストを数十体潰せば、バグス・グルーヴと同じく、重ちーへのダメージフィードバックは発生していたはずである。

総じてバグス・グルーヴは上記のスタンドと同じタイプの、完全な自動操縦型というより「指令を自動的に実行する遠隔操作型」に属すると思われる。

余談

ウルトラジャンプ誌連載時およびコミックス第4巻までは名称が「バグ"ズ"・グルーヴ」であったが、第5巻にて「バグ"ス"・グルーヴ」に微修正された。

関連タグ

ジョジョの奇妙な冒険 TheJOJOLands

スタンド 群体型スタンド 遠隔自動操縦型

ルル

ラバーズ…同じく体内から対象を攻撃する極小サイズのスタンド。また分身を作り出すことができ群体型と同じような能力を持つ。

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