概要
劇中に登場するハワイのインフラ整備会社。主に水資源に関する土地を所有している。オアフ島、マウイ島、カウアイ島といったハワイ中の島にある土地の所有権を持ち、保有している総資産はおよそ500億ドル。現在のCEOはハウラー家六代目、アッカ・ハウラー。
作中のキーアイテムである溶岩の出所であるフアラライ山の土地を所有している他、ジョディオチームに乗っ取りを画策されているなど、作中において非常に重要な組織である。
主な事業
主な事業は水資源関連のインフラ整備と開発。
近年では他の分野にも事業を拡大しており、作中で明言されている限りでは水力発電、港の維持管理、輸送、軍需産業と幅広い上、ハワイ島だけではなく他四島にまで勢力を広げようと画策している模様。
また、真っ当なビジネスだけではなく何らかの不正や違法な軍需産業にも手を出しているらしく、所有する土地から死人や行方不明者が出たり、脱税や詐欺をしたと思われる描写がある。
そのため多くの人々に不審感を抱かれているが、HOLWER社の所有する土地は警察や州政府でも許可なく入れない上、無理矢理調べようとしても(溶岩の効果なのかは不明だが)社会の全てから妨害を受けるため、誰も悪事を暴くことができなかった。
ただ、その悪事が具体的に何なのかは今のところは不明。
歴史
HOWLER社は1960年代、当時のハウラー家の一員より水資源関係のインフラ会社として設立された。
母体は後述のハウラー牧場。
前史/ハウラー牧場
HOLWER社を代々受け継ぐ一族であるハウラー家、その初代は元々イタリア人の漁師であり、姓もハウラーではなく「ラトラート」というものだった(「ラトラート」latratoとはイタリア語で「遠吠え」の意味)。
しかし1843年、ラトラートは海難事故に遭いハワイ島に漂着。そこで自分の世話をしてくれた島の王族の娘と恋に落ち、王族の信頼と許可を得て彼女と結婚。フアラライ山の北斜面の土地を譲り受けた。
その土地は火山地帯ということもあって水源がなかったのだが、ラトラートは卓越した土地の観察眼を持っていたらしく、フアラライ山にトンネルを掘り中に眠っていた水脈を発見。そこから水を引いて水源とし、牧場を切り開いた。
その後ハワイ諸島がアメリカに併合された際、名前を「ラトラート」から「ハウラー」に改名。後の「HOWLER社」の母体となる「ハウラー牧場」を立ち上げる。
HOWLER社設立
そして1960年代、ハワイがリゾート地としての脚光を浴び始めた際、ハウラー家の土地は確実な水供給という観点から重要視され、国からさまざまな優遇措置を受けることとなる。
ハウラー牧場はその流れに乗り、水資源関係のインフラ会社「HOLWER社」を設立。その事業は後に更に拡大し、港の管理、輸送、軍需産業にまで広がっていった。
社員/関連人物
CEO
協力者
作中において
13話にて名前だけ登場。
溶岩を手に入れ、その秘密を探ろうとするジョディオチームにより、その出所のフアラライ山の権利だけでなく会社の資産全てを狙われることとなる。
その後、ハワイ州土地登記所に保管されていたフアラライ山の土地のDEED(土地の譲渡証書)にドラゴナが持つドラゴナ溶岩を触れさせられたことによって、その土地がジョディオチームへと引き寄せられ、(一旦は州政府に差し押さえられる形で)HOLWER社の元から離れてしまう。
更に、この動きに気づいたメインバンクのドルフィン銀行は、土地で行われていた不正が発覚して資産が凍結される前に融資の全額返済を要求。社長であるアッカ・ハウラーの逮捕の危機とともに、一気に倒産の危機に陥った。
余談
- 社名の由来は不明。これまで通り洋楽繋がりならば、「THEMATTEKUDASAI」と同じく80年代の「King Crimson」に同名の「The Howler」という楽曲がある。
- 社名の「HOWLER(ハウラー)」は直訳すると「遠吠え(~する動物:ホエザル等)(~によく似た音:大波等)」または「そうした『仕草』をする人(わめく、泣き叫ぶ等)」を意味する単語である一方で「(バカバカしい)大間違い、大失敗」を意味している。
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