これが全てなのよ…『物証』!!
概要
第9部「The JOJOLands」に登場したモブキャラクター。やや露出度の高い服装をした私服警察であり、アメリカ麻薬取締局に所属している。ジョディオにケイトの友達だ素知らぬ顔をして近づき、麻薬がほしいとカマをかけた。しかしジョディオはケイトという人物は知らないと追い返す。
彼女はあっさり引き返そうとするが、逆にジョディオは「つまらない」「前にカネを貸していた気がする」と引き留める。「カネを貸していた」というのはウサギに対しても行なった売買時の金銭の授受の口実であり、彼女にカネを瓶の中に入れるよう促す。だが彼女は先に入れず、いくらでどれほどの量が買えるのかなど立て続けに質問を重ねる。ジョディオはその警察じみた尋問から彼女の正体に疑念を抱き始めた。彼女は警察官で、近くのアイスクリーム屋は彼女の仲間で、彼女が持つそのヘルメットと自転車でこちらを録画しているのではないか?そう問うた。これを彼女は怒り否定してその場を後にしようとするが、何を思ったのか再び振り返った。
自分は警察官ではない。正義の人である警察官は嘘をついてはいけない。嘘をついたらその証拠は法定じゃ使えない。もし誰かに「警察官ですか?」と訪ねられたら「はいそうです」と答え無くてはならないという知識をジョディオに教えた。そしてジョディオに、自分に警察官か尋ねればいいと促す。
ジョディオは警察官か尋ねる。彼女は警察官ではなくただの大学生と答えながらカネを瓶に入れた。それを見て気に入ったジョディオは、カメハメハ大王の像の方まで真っ直ぐ歩けと告げる。指示に従ってそちらへ向かう彼女に、通りすがりパコ・ラブランテスが囁いた。女の足が踏んでいる、その場所に麻薬があった。
それを確認した瞬間、彼女は警察手帳と拳銃を取り出して叫んだ。
「 跪けェェエエー!! 」
自分は警察官で麻薬取締局であること、ジョディオとパコを逮捕すると悠々と語る。ジョディオの読み通りアイスクリーム屋からは数名の警察官が飛び出し、ジョディオ達を捕らえた。その中にはドラゴナで興奮した警官もいた。
ジョディオは「嘘つきだ」と、パコからは正義の警官が汚いやり方をしていいのか?と批難の言葉を浴びせたが、彼女は
「 これが全てなのよ…『物証』!! 」
と無慈悲に告げた。
だが、逮捕できる証拠など「どうせ無いんだ」。雨が降った。それは、ジョディオのスタンド「ノーヴェンバー・レイン」の雨だった。重さを持つその雨により麻薬の袋は突き破れ、証拠は無くなった。