概要
『ジョジョの奇妙な冒険』第9部「TheJOJOLands」の主人公であるジョディオ・ジョースターのスタンド。
人型の上半身から細い足が4本伸びた蜘蛛かアメンボを連想させるヴィジョン。前作の第8部「ジョジョリオン」に登場したスタンドであるファン・ファン・ファンと類似している。
能力
能力は、スタンドのヴィジョンの下から「重さのある雨を降らせる」能力。射程距離は本体のジョディオを中心に半径3m・高さ4m。
その雨の圧力はかなりのもので、人間を気絶させる程度なら生易しく、本気を出せば人体をも貫くほど。また、特定の物体だけを狙ったり、口内に垂らして体内の敵スタンドのみを撃ち抜くなどかなり精密性にも優れている描写がなされている。地面に着弾したり壁や天井に飛び散った雨水にも重さが持続する。
その性質上、スタンドが横向きになれば横方向目掛けて雨粒の弾幕を掃射することができる(ただし、自発的に横向きになることはできないと思われる)。また、雨水を攻撃手段とするスタンドであるため、水中には攻撃が届かない。
余談
ウルトラジャンプ掲載時は「ノーベンバー・レイン」だったが、単行本にて現在の表記に改められた。
元ネタはアメリカのロックバンド「ガンズ・アンド・ローゼズ」の楽曲『November Rain(ノーヴェンバー・レイン)』だろう(スタンドの胸元に蝶ネクタイのようなものが付いているが、同曲のMVではバンドのフロントマンのアクセル・ローズはタキシードに蝶ネクタイ姿である)。
スタンド名の"November"の由来はラテン語で「9」を意味する"novem"(ノヴェム)である。それが掛かっていると、第9部単行本第1巻の折り返しにて作者が述べていた。
なお「9」なのに「11月」なのは7月と8月が後から挿入されたからとしているが、これは間違いで、実際は後から挿入されたのは暦がなかった真冬の1月(January)と2月(February)。かつ、古代ローマ時代に1月がMarchからJanuaryに変更されたことで数字と月名が一致しなくなったのが原因。
JR大阪駅の新しい駅ビル「イノゲート大阪」1階で、リックアート『THE FOUNTAIN BOY(噴水小僧)』として披露された際に一番上に描かれた。作者曰く「強い順」だそうだが、「噴水と雨のイメージからノーヴェンバー・レインも描いた」とも発言しており、強い順とはまた別の位置付けかもしれない。今後の展開に期待がかかるスタンドである。
なお、色彩が緑で描かれた為、花京院典明のスタンドであるハイエロファントグリーンとデザインが似てしまい、ハイエロファントグリーンが一番強いと勘違いする声も見られる事態になった。
関連タグ
歴代主人公のスタンド
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