概要
【破壊力 - E / スピード - B (霧雨の広がる速度)/ 射程距離 – A / 持続力 - A / 精密動作性 - E / 成長性 - E】
「恥知らずのパープルヘイズ」に登場するスタンド。本体は麻薬チームを統率するヴラディミール・コカキ。
霧雨の形状を持つ物質同化型。相手の感覚を定着させて永遠のものにする。わかり易く言うならば、「一瞬頭をよぎる程度の思い込みを永遠に持続させる」という効果を相手に与えるという能力。
例として「転びそうになる」「落ちる」といった感覚を定着させると、転ぶまいと勝手に体を踏ん張り続けて最終的に“横向き”に落下して行き、「こいつには勝てない」と思った相手にその感覚を定着させると相手への攻撃は愚か防御する事すら叶わず、為す術もなく殺られてしまう。さらにひどい場合にはちょっとした傷や病気に掛かり「死ぬかもしれない」という思いを定着させると思った本人は本当に死んでしまう事になってしまう。
スタンドの効果範囲内ならば対象者のどの感覚を定着させるかは本体が任意で決めることが可能。
上述したように幼少期にこのスタンド能力に目覚めた事は彼の人格形成に大きな影響を与えており、癖の強い麻薬チームのメンバーからも慕われる程のカリスマ性と、罪悪感という感情を捨て何物にも動じぬ誇り高き“覚悟”を持つに至っている。
また、このスタンド能力は相手の精神エネルギーを利用している為、一度スタンドの能力に囚われたら最後、コカキの射程距離から離れられたとしてもその効果は永久に持続する。ヴォルペが「あんたに勝てる奴がいるとは思えない」と評する通りのチート級のスタンド能力である。
一方打開策は単純であり、本体を叩く事さえ出来れば能力を解除出来る。しかし、そうするには本体の精神力を上回る程の覚悟で、この定着の能力を逆手にとって攻撃に転じるしか方法が無い為、並大抵の精神力では不可能である。
なお、自身のスタンド能力の特性上、自身が発生させた霧雨に濡れない様に本体のコカキは常に蝙蝠傘を携帯している。
スタンド名の由来はジミ・ヘンドリックスの楽曲「Rainy Day, Dream Away」。
関連タグ
ヴラディミール・コカキ スタンド ジョジョの奇妙な冒険(本編以外)・スタンド一覧
「事柄」か「思い込み」かの差違はあるが、一瞬のものを永遠にする能力として類似している。
相手の精神力を利用するためスタンド射程外に出ても効果が持続するという点が共通。
能力が「思い込み」に関連するものであることや、能力が天候に関わるなどの要素が同じ。