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ヴラディミール・コカキ

ゔらでぃみーるこかき

ジョジョの奇妙な冒険第5部の外伝小説『恥知らずのパープルヘイズ』の登場人物の1人。※メインイラスト一番右端の人物。
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「夢と現実にはそれほど違いはない――君の思う現実など、ちっぽけな錯覚のひとつに過ぎぬのだよ」

概要

本編ではその存在のみが語られてたイタリアギャング組織“パッショーネ”の麻薬チームのリーダー。
ただし本人曰はくその立場はあくまでも体裁上で麻薬チームはチームの要であるマッシモを中心とした集団である為に、実際には彼の補佐的立場の人物であるようだ。

なお、描写からパッショーネのボスの正体を知る数少ない人物であり、ディアボロの情報を打ったのが、ムーロロであることを知っていた、実際に使用の仕方や、使用すると人間をやめることになる事まではつかめていなかったようだが、ナチスドイツが研究し、隠していた“石仮面”の情報やその所在について掴んでいたり等、情報収集に長けている事を伺わせる一面を物課せる事もある。

シチリア出身の眼光鋭い70歳の老人で、高齢ながらも背筋はぴんと伸びており、格闘戦が出来る程にきびきびとした冴えている動作も可能で、老いを全く感じさせない。

また、普段は物静かで言葉もどこか哲学的で重みがあり、自身のスタンド能力の前に敗北し再起不能となったシーラEを自分たちに刃向う事が出来なくなったとて見逃すなど、他のチームメンバー達と違って人間味がある様な一面を覗かせる事もあるが、その一方で、己のエゴの為にかつてパッショーネのボスの情報を売ったムーロロを社会のゴミとして始末しようとするなど、自分たちに敵対する人物はためらいなく皆殺しにしてしまう冷徹な一面も持つ。

パッショーネが結成される前からギャング活動を行っていた大ベテランのギャングで、あの謎の恐怖の帝王であり続けた元ボスでさえ力で屈服させるのではなく、交渉で味方に付ける方法を選択したほどの凄腕も持ち主だとされており、また、退廃的な人物達で構成される麻薬チームの中では比較的真面な人物であるようで、チームメンバーをまとめ上げた上で、彼らから父親の様に慕われていた事。そして彼の死後、ジョルノから「惜しい者を亡くした」と評価していた事からもその人物像や底の知れなさを窺い知る事ができる。

彼のこのような人物像が掲載された背景には、第二次世界大戦中に生まれ故郷で米英連合軍とナチスドイツ軍との戦闘に巻き込まれ両親を殺され、当時まだ幼かった妹のアメリアも失ってしまうが、それが切っ掛けとなり妹の死の間際にスタンド能力に目覚め、妹が見ていた幻の幸せを定着させ永遠のものとしたことにより、彼の精神力が自身のみならず、スタンドで定着した妹の幻の80年分も加わった事でより強靭になった事に起因するようだ。

活動歴

ボスの死後、狙われる立場となってしまった麻薬チームを率いて、チームの要であるヴォルペたちの身の安全を気に掛け、土地勘やある事や事前に入手していたナチスが隠していた不老不死を齎すという“石仮面”を当てにして故郷・シチリアへとやってくる。

その後、自分を追ってやって来たサーレーズッケェロを返り討ちにして始末すると、次に送り込まれる刺客がフーゴ達だと知り、フーゴのスタンド能力の特性から迎撃に向かうのは自分こそが適任だと判断。
自分の息の掛かった地元のギャングたちに仲間を預けると時間稼ぎも兼ねてタオルミーナの劇場テアトロ・グレコにてフーゴ達を迎え撃つために1人で待ち伏せする。

戦闘においては自身のスタンド能力と話術を用いてフーゴを戦線から一時的に離脱させ、さらにシーラEのスタンド能力によって暴露された自身の深層心理からの言葉をも利用して彼女を手玉に取るが、最後は抗争の切っ掛けを作りながらうまく立ち回る事で利益をむさぼって来たクズと見下すムーロロを始末しようとした際、スタンドの能力を逆手にとって舞い戻って来たフーゴの一撃を受けて頭部を粉砕されて喘ぎ声を最後まで言う事すら出来ずに絶命。残された死体もその直後にパープル・ヘイズの殺人ウイルスによって朽ち果てて蒸発するという形の最後を迎えた。

なお、麻薬チームのメンバーを匿っていた勢力のギャングたちも彼のカリスマで纏められていたらしく、彼が死んだ後はあっさり手のひらを反して麻薬チームのメンバーを売ろうとしていたが、ヴォルペたちに返り討ちにされている。

スタンド「レイニーデイ・ドリームアウェイ」

【破壊力 - E / スピード - B (霧雨の広がる速度)/ 射程距離 – A / 持続力 - A / 精密動作性 - E / 成長性 - E】

霧雨の形状をしたスタンド。その能力は相手の間隔を定着させて永遠のものにしまうというもので、一言で言うなら一瞬頭をよぎる程度の思い込みを永遠に持続させるという効果を相手に与えるという能力。

このスタンド能力に囚われると例えば「転びそうになる」、「落ちる」といった感覚を定着させると転ぶまいと勝手に体を踏ん張り続けて最終的に“横向き”に落下して行き、「こいつには勝てない」と思った相手にその感覚を定着させると相手への攻撃は愚か防御する事すら叶わず、成す術もなく殺られてしまう。さらにひどい場合にはちょっとした傷や病気に掛かり「死ぬかもしれない」という思いを定着させると思った本人は本当に死んでしまう事になってしまう。

スタンドの効果範囲内ならば対象者のどの感覚を定着させるかは本体が任意で決めることが可能らしく、上述したように幼いころにそのスタンド能力に目覚めた事が彼の人生においての転機となり、癖の強い麻薬チームのメンバーからも慕われる程のカリスマ性とシーラEですらも畏怖する程の罪悪感も感じず何物にも動じない誇り高き“覚悟”を身に付ける人生経験豊かな彼の性格を形成する切っ掛けとなった。

また、スタンドの能力は相手の精神エネルギーを利用している為、一端スタンドの能力に囚われたら最後、例えスタンドの射程距離から離れらとしてもその効果は永久に持続し続ける為、「あんたに勝てる奴がいるとは思えない」とヴォルペが評価している通りのチートクラスのスタンド能力だが、決して穴が無いわけではなく、本体さえ倒す事が出来れば能力を解除出来る。しかしそうするには本体の精神力を上回る程の覚悟の信念を持って能力を逆手にとって攻撃に転じるしか方法が無い為、並大抵の覚悟な無ければ不可能かもしれない。

なお、自身のスタンド能力の特性上、自身の能力で発生させた霧雨に濡れない様に本体のコカキは常に雨除け用のために蝙蝠傘を携帯している。

余談

そのスタンドの性質上、一部ではゴールド・エクスペリエンス・レクイエムの能力とよく似ていると言われているらしい。また、相手の精神力を利用して例えスタンド射程買外に出ても効果が持続する点はボヘミアン・ラプソディーとよく似て言うような気がしないでもない。

関連項目

恥知らずのパープルヘイズ

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