ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ヴラディミール・コカキ

ゔらでぃみーるこかき

ジョジョの奇妙な冒険第5部の外伝小説『恥知らずのパープルヘイズ』の登場人物の1人。※メインイラスト一番右端の人物。
目次 [非表示]

夢と現実にはそれほど違いはない────

君の思う現実など、ちっぽけな錯覚のひとつに過ぎぬのだよ


概要編集

本編ではその存在のみが語られていた、イタリアギャング組織“パッショーネ”の麻薬チームのリーダー。

高齢ながらも衰えぬ慧眼と求心力を有し、メンバーからはその実力と人柄の両面において厚い信頼を寄せられている。しかし本人曰くチームの要はあくまでマッシモ・ヴォルペであり、麻薬チームは彼がいなければ成り立たない集団である為に、リーダーという肩書きは体系上のもので事実上はヴォルペの補佐的な立場を貫いている。


なお、描写からパッショーネのボスの正体を知っていた数少ない人物である事が示されており、ディアボロの情報を売ったのがムーロロであることまで知っていた。また実際の使用方法や、使用した結果何が起こるのかまでは把握できていなかったようだが、ナチスドイツが研究し隠していた“石仮面”の情報やその所在について掴んでいる等、情報収集に長けている事を窺わせる。


シチリア出身の眼光鋭い70歳の老人で、高齢ながらも背筋はぴんと伸びており、格闘戦が出来る程にきびきびとした冴えている動作も可能で、老いを全く感じさせない。自身のスタンド能力で濡れてしまわないように蝙蝠傘を持っている。


普段は物静かで、発する言葉も哲学的であり知性的な印象を与える。自身のスタンド能力の前に敗北し再起不能となった少女のシーラEを、もう刃向う事が出来なくなったとして見逃すなど、他の麻薬チームのメンバーより幾ばくかの人間味がある様な一面を覗かせる描写もある。一方で、同じ敵対者でも情報分析チームの立場を利用し、ボス暗殺チームに抗争の火種を撒きつつ、両陣営に取り入ってどちらが勝っても自分の利益となるように立ち回っていたムーロロに関しては、「社会のゴミ」と断じて一切の慈悲なく始末しようとするなど、自らの美学にそぐわない行動を取るものに関しては容赦しない。


パッショーネが結成される前からギャング活動を行っていた大物ギャングで、かの元ボスでさえ力で屈服させるのではなく、交渉で味方に付ける方法を選択したほどの凄腕。

また、退廃的な人物達で構成される麻薬チームの中では比較的まともな人間のようで、行き場のないチームメンバーをまとめ上げ、彼らからは父親の様に慕われている。彼が死亡した際には、麻薬チームのメンバーが激昂し酷く悲しんだのは当然としても、あのジョルノ「惜しい者を亡くした」と評した事からもその人物像や底の知れなさを窺い知る事ができる。


老齢ながら折れる事なき強靭な精神力を持つが、第二次世界大戦中に生まれ故郷が米英連合軍とドイツ軍との戦火に巻き込まれた過去が彼の精神性とスタンド能力に大きな影響を及ぼしている。

戦争の中で両親を殺され、当時まだ幼かった妹のアメリアも失ってしまうが、妹の死の間際にスタンド能力に目覚め、妹が見ていた幻の幸せを定着させ永遠のものとしたことにより「レイニーデイ・ドリームアウェイ」の能力に覚醒する。

彼の精神力の強さは自身のみならず、スタンドで定着した妹の幻の80年分の人生も加わった事でより強靭なものになっている。


活動歴編集

ボスの死後、狙われる立場となってしまった麻薬チームを率いて、チームの要であるヴォルペたちの身の安全を気に掛け、土地勘がある事や事前に入手していたかつてナチスが研究し隠した不老不死を齎すという“石仮面”を当てにして故郷・シチリアへとやってくる。


その後、自分を始末しにやって来たサーレーズッケェロを返り討ちにすると、次に送り込まれる刺客がフーゴ達だと知り、フーゴのスタンド能力の特性から自分こそが適任だと判断し迎撃に向かう。

自分の息の掛かった地元のギャングたちに仲間を預けると時間稼ぎも兼ねてタオルミーナの劇場テアトロ・グレコにてフーゴ達を迎え撃つために1人で待ち伏せする。


戦闘においては自身のスタンド能力と話術を用いてフーゴを戦線から一時的に離脱させ、さらにシーラEのスタンド能力によって自身の深層心理を暴露されるが、その言葉すらも利用して彼女も完全に手玉に取る。しかしクズと見下すムーロロを始末しようとした際、スタンドの能力を逆手にとって舞い戻って来たフーゴの一撃によって頭部を粉砕され、呻き声を最後まで上げる事すら出来ずに絶命。残された死体も直後にパープル・ヘイズの殺人ウイルスによって朽ち果てて蒸発するという無残な最期を遂げた。


なお、麻薬チームのメンバーを匿わせていた地元のギャングたちも彼の存在によって纏められていたらしく、彼が死んだ後はあっさり手のひらを返して麻薬チームのメンバーを売ろうとしていたが、コカキの死に憤るヴォルペたちによってあっさり虐殺された。


スタンド「レイニーデイ・ドリームアウェイ編集

霧雨の形状をしたスタンド。相手の感覚「思い込み」を定着させて永遠のものにしてしまう能力を持つ。

詳細は個別記事へ。


関連項目編集

ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 恥知らずのパープルヘイズ

麻薬チーム スタンド使い

関連記事

親記事

麻薬チーム まやくちーむ

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 118270

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました