「もっと美味いもん食いたかったよ~!」
演/CV:今井耐介
概要
餓鬼らしく「HUNGRY」と書かれたアポロキャップを被り、顔も歯を剥き出しにして舌を覗かせた口だけと言う頭部をしているが、それとは不釣り合いな黒いロン毛が生えている。腕も筋肉質な上に手首には黒い手袋、そして腹部にはエプロンを着け、Gパンにスニーカーと言う今時の若者らしいカジュアルな物だが、足首の部分は良く見ると爪が生えた生身の足である。因みにエプロンは腹部にある巨大な口を隠す為の物。
「餓鬼憑き」とは何でも食べまくって人間を飢えさせる妖怪なのだが、現代の餓鬼憑きであるこの妖怪もまた、ミクロ化して相手に取り憑いて大食いにしてしまう。無論、ガキツキ自身もかなりの暴食家で、腹部に有る巨大な口であらゆる物を吸い込んで食べまくる為、まさしく尽きる事の無い飢えの権化たる餓鬼其の物である。
戦闘ではフォークとナイフを武器に戦い、忍法「チャーシュー巻き」と言う拘束技の他、「豆鉄砲」や「必殺頭突き」と言った技で攻撃して来る。
活躍
某所にあるハンバーガーショップに現れるや、腹の口を見せて食べ物を要求。そして強力な吸収力で店内中のハンバーガーを吸い込んでは貪り食う。
するとその場に訪れていたセイカイに気付かれ為に交戦。
忍法「チャーシュー巻き」でニンジャイエローを拘束すると、巨大ナイフとフォークで試食しようとするも、駆け付けた4人に阻止される。
シャークドライバーを受ける寸前で姿を消すと、虫の様にミクロ化して飛び、セイカイの体内に侵入し、食欲を暴走させる。
彼らが店内にいるにもかかわらずもっと食べさせてやろうと、クロスさせたフォークやナイフを光らせる事でセイカイを巨大化させる。
セイカイの異変の原因を調べるためにサスケは『忍法スケスケ望遠鏡』でセイカイの体内を調べ……るのではなく鶴姫を透視してしまう。視線に気づいた鶴姫は、サスケが自分の身体を透視で覗き見ていることに気付くと、「何見てんのよエッチ!」と制裁でサスケをツッコミを兼ねて叩く。
ちなみに側にいたサイゾウは覗きの結果が気になってサスケに「(鶴姫の胸のサイズは)どうだった?」と尋ねた所、サスケは「……『ない』」と答えた。そしてサスケは改めて忍法スケスケ望遠鏡でセイカイの体内を調べたところ、セイカイに体内にはガキツキがおり、その視線に気づいたガキツキは「イェーイ」と返す等、カクレンジャーをおちょくるガキツキに対し、4人は体内から自身を追い出すべくセイカイの鼻に胡椒を掛け、くしゃみで出そうとするもガキツキは出て来ない。
今度はセイカイを鎖で縛り上げ、忍法でローストキチンを大きくしてその臭いを嗅がせ、チキン欲しさに出てくるのを待つ作戦だったが、操られたセイカイは鎖を引き千切ってチキンを食べてしまいまたも失敗。
続いて鶴姫が『忍法鶴姫バーガー』で巨大なハンバーガーに変身し、同様の作戦を決行。
ガキツキは同じ様にセイカイを操ろうとするも、当人が自らの意思で何とか拒絶した為、堪らなくなって出て来てしまい、セイカイも元の大きさに戻る。
改めてカクレンジャー5人との先頭に突入すると、「豆鉄砲」で攻撃するも怒りに燃えるイエローとホワイトに圧倒された末、隠流・くの字斬りと三段斬りを連続で受け敗北する。
直後に妖怪エネルギーの落雷を浴びて巨大化すると、巨大戦では無敵将軍に必殺頭突きを繰り出そうとするが、最期は火炎将軍剣を叩き込まれ爆散。上記の台詞を言い遺しながら梵字の形になって昇天し、妖怪エネルギーも消え去った。
敗北後、この一件で流石にセイカイは懲りたように見えたが全く懲りておらず、鶴姫にデートを断られた際に早速自棄食いを始めた。
余談
モチーフは餓鬼憑きの他、飢え繋がりで当時の人気ゲームだった『餓狼伝説』のテリー・ボガードも含まれている。尚、これは後にデザイナーによって明言されて明らかになった物であり、『百化繚乱[上之巻]』ではゲームタイトルとキャラ名は伏せられていた。
演者の今井氏は前作『五星戦隊ダイレンジャー』第1・4・26話にて山海閣の店長として、同じく昨年の『電光超人グリッドマン』第28話でタクシーの乗客としてそれぞれ出演していた。
関連タグ
忍者戦隊カクレンジャー 妖怪(カクレンジャー) 餓鬼 餓狼伝説
スナススリ:『侍戦隊シンケンジャー』に登場する餓鬼繋がりの後輩。
バガモンバグスター:『仮面ライダーエグゼイド』に登場するハンバーガー&ゲーム繋がりのライダー怪人。