****パロディウスだ!とはパロディウスシリーズの一つ。
正式タイトルはパロディウスだ!~神話からお笑いへ~。
概要
シリーズ第2弾なのだが、初代(タコは地球を救う)がMSX版で、アーケードやファミコンの移植もなかったため、多くの人が本作を第1弾だと思っているらしい。
本作はアーケード版の他、多数の移植があり、スーパーファミコン版などのようにオリジナルステージが追加されているものもある(ファミコン版やゲームボーイ版はアレンジ移植。PCエンジン版は一部ステージ削除)。
第2弾であるためか、オープニングデモ『グラディウスの進化』はグラディウスII GOFERの野望のオープニングデモのパロディである。
なお、サブタイトルの「神話」とは何かというと、『グラディウスIII~伝説から神話へ~』の事である。
ステージ構成
グラディウスシリーズとは異なり、2周エンドである。
番号 | 名称 | 解説 | ボス |
1 | 海賊島 | 南国の海岸のようなステージ。 | 猫戦艦※中ボス キャプテンペンギンノフスキーIII |
2 | ラスベガス | 夜のラスベガス上空だが、前半は上下無限スクロールになっている。 | ちちびんたリカ※中ボス イーグル佐武 |
3 | お菓子の迷宮 | 再び上下スクロール。こちらも上下無限スクロール。 | ホットリップス |
4 | 日本 | ステージ号令の火山ステージ。桜の木が歩き回る他、火山からは火山岩の代わりにナスが飛び出してくる | |
5 | モアイ戦艦 | ステージ丸ごとモアイ戦艦との戦いになる | よしこ |
6 | パチンコ | その名の通りパチンコ台をモチーフにしたステージ | ビバ・コア |
7 | 泡 | 無数の泡が飛び交う。途中では泡に包まれたバニーガールが矢を放って攻撃してくる | ハニーみかよ |
8 | 氷 | 水中ではスピードが1段階遅くなる | プーヤン |
9 | 墓地 | 雨が降っており、骨や火の玉が飛んでくる | アイアンメイデン Mk-III※中ボス 吉原ダユー |
10 | 要塞 | 『グラディウス』の要塞面のパロディ・・・というか曲からしてまんまである。 | ゴルゴダ・タコベエ |
激難
明るく巫山戯た見た目に反して、本作の難易度は極悪である。2D横スクロールSTG史上最凶に本作を推すプレイヤーが今でも居るほど。
その理由は激しいゲームランク上昇と撃ち返し弾(敵を倒すと死に際に弾を撃ってくるシステム)の仕様にある。パワーアップを取ればランクが上がり死ねば下がるのはこの頃のSTGには普通の事になっていたが、本作はそれの上がり方がとてもきつい。1周目は8面までスピードアップを1回に留める、などの制限プレイで進まないと、1周目でありながら撃ち返し弾が飛んでくるほどにランクが上がってしまう。
2周目はまさに地獄。敵を倒すとまず一発撃ち返し弾が出た後、少し間を開けてもう一発弾が飛んでくる「時間差撃ち返し弾」が解禁されるためだ。いちいち敵を倒す度にズレたタイミングで弾を撃たれるのは、倍加した弾密度とリズムの崩れの相乗効果でよけるのが非常に厳しい。2周目の3面の難しさは凶悪の一言で、当時のA級シューター達も長期間はまりまくった(最終的にベルパワーの選択と配置によって突破されたが、ペン太郎はそれでも厳しいとか)。
余談
この作品のみプレイヤーキャラのツインビーは何故か外観がウインビーのようなピンク色でキャノピーが両目のように2つになっており、イラストでは真っ赤なボディに目と口があるさらに原型の欠片もない見た目。移植作品の説明書には「実はニセモノという噂」とまで書かれている。
本作のSEは汎用性が高く、テレビのバラエティ番組などで多数使われたりする。