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さようなら、ドラえもんの編集履歴

2022-12-02 20:18:01 バージョン

さようなら、ドラえもん

さようならどらえもん

藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』のエピソードの一つ。映画『帰ってきたドラえもん』の前半部であり、『STAND BY ME ドラえもん』のクライマックス部分にあたる。

『かったよぼく…』

『みたろ、ドラえもん。かったんだよ、ぼく1人で。もう安心して帰れるだろ、ドラえもん。』


ここでは原作エピソード「さようなら、ドラえもん」及び映画『帰ってきたドラえもん』の前半部、『STAND BY ME ドラえもん』のクライマックス部分について解説する。「帰ってきたドラえもん」についてはリンク先を参照。


概要

藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』のエピソードの一つ。TC6巻収録(雑誌掲載時は「みらいの世界へ帰る」というサブタイトルだった)。

描かれた経緯は「帰ってきたドラえもん」に譲るが、その事もあって気合が違うストーリーは感涙必至。納得の感動がある。


ちなみに「帰ってきたドラえもん」でも紹介されているが、のび太が言った「ぼく一人の力で君に勝たないと、ドラえもんが安心して未来に帰れないんだ!」という名言は、こちらのエピソードが原典となっている。映画版とは違い、原作版では「ぼくだけの力で、きみに勝たないと……」「ドラえもんが 安心して……」「帰れないんだ!」と、3コマを使ったズーム表現で描かれており、息も絶え絶えになりながら、のび太の決意と必死さが強調されている。


ストーリー

いつものようにジャイアンから逃げ帰るのび太ドラえもんはのび太からひみつ道具をねだられたが、珍しく厳しい表情で「一人で出来ない喧嘩ならするな!」と言い、そして淋しげな表情でのび太に背を向ける。

その態度を疑問に思ったのび太から事情を聴かれたドラえもんは、近日中に未来の世界に帰らなくてはならないことを打ち明ける。

突然告げられた別れに戸惑うのび太だったが、パパママの説得もあり、渋々受け入れる。


そしてついに別れの夜がやって来る。野比家ではドラえもんへの感謝を込めた送別会が開かれた。明日にはドラえもんは未来に帰る。残された時間を大切にしたいと考えたドラえもんとのび太は、「朝までお話しよう」と最後の思い出として夜の散歩へ向かう。

夜道を歩きながらも、ドラえもんはのび太のことを心配していた。ドラえもんは「出来ることなら帰りたくない。君のことが心配で…。一人で宿題をやれる?ジャイアンスネ夫に意地悪されてもやり返せる?」と、のび太を想う気持ちを口にした。

だが、のび太の「馬鹿にするな!一人でちゃんとやれるよ。約束する!」という力強い返事を聞いたドラえもんは感涙し、その涙を見せたくなかった為に「ちょっと、その辺を散歩して来る」と言いながら、のび太の元を離れて行った。


のび太はドラえもんの心情を察し、空き地で彼を待つことにした。すると眠ったままのジャイアンがフラフラと歩いている姿を目撃する。時々寝ぼけて夜中に散歩する夢遊癖があるジャイアンは、「よくも見たな、ゆるせねえ!」と凄みながら、のび太に迫ってきた。

思わずドラえもんに助けを求めようとしたのび太だったが、途中で自分自身の口を紡ぎつつ、ジャイアンと共に土管の陰に隠れる。


のび太の声が聞こえた気がしたドラえもんは空き地へ引き返すが、のび太の姿は無い。ドラえもんはそのままのび太を探しに行ってしまい、それを見計らったのび太は…。


「喧嘩なら、ドラえもん抜きでやろう」


この言葉にジャイアンの目が獰猛に輝いた。

のび太の一世一代の戦いが始まる……!


pixivタグとして

映画『帰ってきたドラえもん』前半部や『STAND BY ME ドラえもん』クライマックス部分の原作に当たる為、これらの作品にも本タグが追加されていることがある。

ただし、現状では「さようならドラえもん」(読点が無い方)がタグとして利用されている作品が多い。


また、「のび太が自らジャイアンに挑むも傷だらけになる」というショッキングな場面と、「傷付いたのび太を前にジャイアンが負けを認める」という場面が存在する為、これらの単独シーンを表現した作品やパロディとして描いた作品にも上記のエピソードのタグが追加されていることもある。


到底「勝った」とは言えない傷だらけののび太が、ドラえもんに「勝ったよ、ぼく」と語り掛けるシーンは感涙必至。


余談

上記のエピソードは大山のぶ代版及び水田わさび版アニメで映像化されている。前者は1981年、後者は2009年に放送されており、どちらも「帰ってきたドラえもん」と合わせた内容になっている。前者はサブタイトルが「帰ったきたドラえもん」に変更されているが、後者は原作版とほぼ同じサブタイトルである「さようならドラえもん」になっている。


また、原作版ではしずかスネ夫が未登場であり、しずかに至っては「帰ってきたドラえもん」にも登場していない。上記のアニメ版については、大山版アニメ「帰ってきたドラえもん」でもしずかは登場していないが、映画『帰ってきたドラえもん』や水田版アニメ「さようならドラえもん」では登場している。


関連タグ

ドラえもん ドラえもんのエピソード一覧

帰ってきたドラえもん STAND BY ME ドラえもん


ドラえもん未来へ帰るドラえもんがいなくなっちゃう!?:上記の「さようなら、ドラえもん」とは別に描かれた最終回。後者は日本テレビ版アニメにて映像化されている。

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