データ
邦題 | King of the Railway |
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日本語版正式名称 | きかんしゃトーマス キング・オブ・ザ・レイルウェイ トーマスと失われた王冠 |
世界初公開日 | 2013年6月29日(ポーランド) |
英国初公開日 | 2013年9月2日 |
日本初公開日 | 2014年5月17日 |
概要
『きかんしゃトーマス』TVシリーズのスピンオフ長編作品第8弾。
2013年に制作・公開され、日本では2014年に劇場公開された。
前作まで制作を行っていたカナダのCG会社ニトロゲンスタジオに代わり、今作からカナダ・トロントのアーク・プロダクションが制作を行っている。
これは製作元のヒット・エンターテインメントが2011年10月24日にマテル社により買収が開始され、2012年2月に買収が完了し、今作品から制作側の刷新を行ったためである。
今作のゲスト声優はお笑いコンビのオリエンタルラジオの2名で、中田敦彦氏がスティーブン、藤森慎吾氏がノランビー伯爵を担当した。
あらすじ
ある日、世界を旅していたトップハム・ハット卿の友人のノランビー伯爵がソドー島に帰って来た。みんなはノランビー伯爵を駅で盛大に歓迎しようとしたが、ノランビー伯爵は約束した相手を待たせぬために、さっさとウルフステッド城に行ってしまった。
ノランビー伯爵はウルフステッド城を所有しているが、ある計画を実行するために、ウルフステッド城を直し始め、機関車達はそのお手伝いをすることになる。
ある計画のためにノランビー伯爵が連れて来た古い蒸気機関車のスティーブンは、ソドー整備工場で修理されて動けるようになると、自分が役に立つ機関車になりたいと思い、勝手にソドー整備工場を飛び出す。しかし、スティーブンは他の機関車よりも速くはないし、力もないので、なかなか自分の役に立てる仕事は見つからず、仕事を探しまくった。
そんな時、スティーブンの後ろに暴走列車が突っ込んできた、慌てたスティーブンは閉鎖された鉱山に逃げ込むと、鉱山の入り口が崩れて出られなくなってしまう。しかし、そのことに誰も気づくことはなかった。
スティーブンに任せる仕事を早く伝えたかったトーマスだったが、スティーブンが行方不明になっていることに気づき、彼をみんなで探し始めた。
一方、閉じ込められたスティーブンは他の出口を探していたが、その最中に中身が光っている古い木箱を見つけていた。
そんなこんなで、トーマスが閉鎖された鉱山にスティーブンが閉じ込められているのに気づいて、救出を行い、無事に助け出すことが出来た。
翌日、ウルフステッド城の一般公開のためのセレモニーが行われ、多くの機関車が参加した。
そのセレモニーの際にスティーブンが見つけた中身が光っている古い木箱の中身の正体が明らかになった。それはノランビー伯爵が見つけられなくて諦めていたゴッドレッド王の金の王冠だったのだ。これを見た観客も機関車達も歓声を上げた。
こうして無事にウルフステッド城の一般公開が開始されたのである。
新キャラクター
ノランビー伯爵
世界を旅していたソドー伯爵家の当主で、トップハム・ハット卿の友人。
本名は、ロバート・ノランビー
今作ではウルフステッド城の再建を行っていた。
原作『汽車のえほん』には、ソドー侯爵の設定が存在し、リチャード・ロバート・ノランビー(Richard Robert Norramby)という人物も存在するが、映画に登場する人物と同一人物かは不明。
少なくとも、原作に登場したリチャード・ロバート・ノランビーは原作20巻『100さいの機関車』、原作25巻『きえた機関車』に登場し、20巻の時点で25歳、25巻の時点で29歳と若いが、映画の伯爵は明らかに年を取っており、作中の歴史はかなり進んでいるのか、はたまた作り直した全くの別人の可能性が考えられる。
が、仮に作中の歴史がかなり進んでいる場合は、メインランドに蒸気機関車が走ってる時点で時代はイギリス国鉄が蒸気機関車を廃止する1967年以前であることになり、また原作20巻の出来事の時代が1965年のことなので、同一人物説はかなり怪しい。
スティーブン
ノランビー伯爵に連れてこられた古い蒸気機関車で、今作のキーキャラクター。
大昔に競争した際に優勝したことが自慢。
今作では、役に立つ仕事を探している最中にトラブルに巻き込まれるが、それがきっかけでゴッドレッド王の金の王冠を発見する。
因みに回想の情報を真実だとした場合、スティーブンの昔の姿と現在の姿は同じとなるのだが、モデルとなったロケット号は当初、顔の部分に当たる煙室扉から煙突が伸びており、後に改装されてスティーブンのような煙突に変更されている。
また、シリンダーは改装後に水平に近い角度に直されているが、スティーブンの場合はシリンダーがロケット号の改装前と同じ斜めになったままである。
つまり、ロケット号の改装後の煙突と改装前のシリンダーを持ったハイブリッドデザインなのである。
原作35巻『Thomas and the Great Railway Show』には、スティーブンのモデルとなったロケット号が登場しているが、このロケット号は実際に存在するロケット号を模したレプリカ蒸気機関車であり、厳密には、スティーブンのモデルではない。
なお、スティーブンのモデルになった本物のロケット号は35巻の舞台になったイギリスのヨークにあるイギリス国立鉄道博物館ではなく、イギリスのロンドンにあるサイエンス・ミュージアムに保存されていたが、2019年からイギリス国立鉄道博物館に移設された。
ミリー
声優 | 斉藤美菜子 |
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モデル機関車 | デコーヴィル社製(Decauville) No.8069 タバマル(Tabamar) |
メインカラー | 水 |
高山鉄道と同じ線路幅の小さなタンク機関車で、ノランビー伯爵のプライベート用。
本作では長い間ウルフステッド城にある機関庫で、ノランビー伯爵の帰りを待っていた。
ケイトリン
声優 | 吉岡さくら |
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モデル機関車 | アメリカ ペンシルベニア州 ボルチモア・アンド・オハイオ鉄道(Baltimore and Ohio Railroad) クラスP-7 |
メインカラー | 赤 |
コナーと共にメインランドとソドー島を往復して、お客を運ぶためにやって来たメインランドから来た流線型テンダー式機関車。
なお、モデルとなった機関車はアメリカに実在しているのだが、イギリスとアメリカの標準的な線路幅は同じ幅ではあるものの、車体の高さや幅はアメリカの方が格段に大きく、実際にイギリスで走るには機関車自体を小さくするか、走る路線の規格を大きくしないと本来は実現できない。
コナー
声優 | 河本邦弘 |
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モデル機関車 | アメリカ ニューヨーク・セントラル鉄道(New York Central Railroad) J-3aハドソン(Hudson) |
メインカラー | 浅葱 |
ケイトリンと共にメインランドとソドー島を往復して、お客を運ぶためにやって来た流線型テンダー式機関車。
なお、モデルとなった機関車はアメリカに実在しているのだが、イギリスとアメリカの標準的な線路幅は同じ幅ではあるものの、車体の高さや幅はアメリカの方が格段に大きく、実際にイギリスで走るには機関車自体を小さくするか、走る路線の規格を大きくしないと本来は実現できない。
その他の声の出演
登場キャラクター及び登場人物 | 声優 |
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ナレーター | ジョン・カビラ |
トーマス | 比嘉久美子 |
エドワード | 佐々木望 |
ヘンリー | 金丸淳一 |
ゴードン | 三宅健太 |
ジェームス | 江原正士 |
パーシー | 神代知衣 |
トビー | 坪井智浩 |
エミリー | 山崎依里奈 |
スペンサー | 宗矢樹頼 |
ヒロ | 玄田哲章 |
| 根本圭子 |
ディーゼル | ケン・サンダース |
パクストン | 河本邦弘 |
スカーロイ | 梅津秀行 |
レニアス | 中村大樹 |
ビクター | 坂口候一 |
ルーク | 羽多野渉 |
アニーとクララベル | 吉岡さくら |
いたずら貨車・いじわる貨車 | 金光宣明 |
ケビン | 河杉貴志 |
クランキー | 黒田崇矢 |
トップハム・ハット卿 | 納谷六朗 |
モブキャラ
- セリフなし
- ゴッドレッド王
- カメオ出演
- ロージー
- ソルティー
- スタフォード
- ウィンストン
- ピーター・サム
- ラスティー
- ヘンリエッタ
- ハロルド
- キャプテン
- メリック
- オーエン
- ハット卿夫人
関連動画
予告編1
予告編2
音楽
- さあ はたらこう
- さがそう あちこち
- It's Gonna be a Great Day
関連タグ
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ブルーマウンテンの謎 | 勇者とソドー島の怪物 |