データ
邦題 | Blue Mountain Mystery |
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日本語版正式名称 | きかんしゃトーマス ブルーマウンテンの謎 |
世界初公開日 | 2012年9月3日(イギリス) |
日本初公開日 | 2013年4月27日 |
概要
『きかんしゃトーマス』TVシリーズのスピンオフ長編作品第7弾。
2012年に制作・公開され、日本では2013年に劇場公開された。
今作も前作に引き続き、カナダのCG会社ニトロゲンスタジオが制作を行っているが、次回からはカナダ・トロントのアーク・プロダクションが担当しているので、今作で最後となる。
今作のゲストは高橋英樹氏だが、作中の声優ではなく本作の案内役として登場した。
またCG移行してからは初となる高山鉄道の機関車達が登場した。
あらすじ
ある日、高山鉄道の機関車達が働くブルーマウンテンの採石場で橋が崩落する事故があり、下にいたディーゼル機関車のパクストンが橋の瓦礫の下敷きになってしまう。そこでトーマスがパクストンの代わりにブルーマウンテンの採石場で働くことになったのだが、そんなある日見慣れない高山鉄道の機関車を見つけて声をかけるが、逃げられてしまい、他の機関車達も何故かその機関車の事を話そうとしなかった。しかし、結局トーマスは彼の姿をはっきり見てしまい、高山鉄道の機関車はトーマスに内緒にすることを条件に彼のことを話し始めた。
その機関車の正体はルーク。大昔に悪い事をしてしまって、ソドー島を追放されるのを恐れ、他の機関車に匿ってもらっていたのだ。
トーマスはルークをどうにかして助けたいと考えていたが、次第にルーク本人がトーマスと話すようになり、一緒に作業するようになっていた。
だが、パクストンが修理されたため、トーマスがブルーマウンテンから離れることになった。
ルークは信頼できるトーマスに自分が起こした悪いことを話し始めた。
随分前、採石場で働くためにルークは船で運ばれたが、その船には遠くの国からやって来た黄色い機関車も一緒に乗っていた。
ソドー島の港に着くとルークは我先にソドー島に入りたかったため、無理を言って先に降ろす予定だった黄色い機関車より先に降ろされることになった。しかし、ルークは吊るされると黄色い機関車にぶつかってしまい、その機関車を海に落としてしまったのだ。そのせいで黄色い機関車は錆びついてしまい、その姿を後で見なかったので、スクラップにされたに違いないと思っていた。
その話を聞いてもなおトーマスはルークの友達だと誓った。しかし、この時、パクストンが陰でこの話を聞いてしまっていたのだった。
さて、トーマスはルークを助けるために黄色い機関車を探し始めたが、実は同じタイミングにパクストンから話を聞いてしまったディーゼルもまた機関車を突き落とす可能性があると思い、ルークを見つけだそうとしていた。
だが、トーマスが調べていくうちについに黄色い機関車の正体を掴んだのだった。
その正体はソドー整備工場で働くビクターだった。ビクターはトーマスにその事故の事を話し始めた。
ビクターはソドー島で働くために遠くの地から船で運ばれてきていた。途中でルークが積まれたが、ソドー島に着く頃に嵐がの影響では船は大きく揺れ、ビクターの車輪に固定していた鎖を外してしまい、ビクターは危険な状態だった。そんな時、ルークが先に降ろしてほしいと頼んだため、それに気づいたビクターはそれを止めようとしたが、異国語で言葉が通じず、結局ルークが先に降ろされ、ぶつかってしまった時にはそのまま落ちてしまったのだという。
だが、幸いなことに落ちた場所が浅瀬で沈まずに済み、嵐を待った後、ようやく海から引き揚げてもらった。状態は最悪だったが修理されて、今に至るのだった。
話を聞いたトーマスは、事故だったと聞き、ルークに報告に向かった。
一方、ディーゼルはトップハム・ハット卿に危険なルークがいると伝えに来たが、相手にされず、メイビスを修理工場に連れていくよう命じられ、事なきを得る。
報告に向かうと、ビクターに話してしまったことに周りの機関車は驚き、トーマスを裏切者だと断定。さらにディーゼルがやって来て事態はさらに悪化する。
しかし、トーマスの強引な手段でルークに説得にかかるが、それが原因でトーマスが崖から落ちそうになる。しかし、ルークが助けてくれて事なきを得た。
その後、トップハム・ハット卿とミスター・パーシバル、さらにはビクターまでやって来て事情が判明すると、事態は収束した。
数日後、ルーク達はソドー整備工場にいた。そこにはある黄色い機関車もいた。その機関車は…。
新キャラクター
ルーク
声優 | 羽多野渉 |
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モデル機関車 | カー・スチュアート(Kerr Stuart)製 レン(Wren)クラス No.4256 ピーターパン(Peter Pan) |
メインカラー | 濃黄緑 |
今作のメインキャラクター。
ビクターを落とした事故を自分のせいだと思って、隠れていたが、トーマスのお陰で彼が悪くないことが証明された。
パクストン
声優 | 河本邦弘 |
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モデル機関車 | イギリス国鉄 クラス08ディーゼル機関車 |
メインカラー | 緑 |
正確には前作でモブとして登場しているが、本作では通常キャラとして登場。
今作では橋の崩落事故に巻き込まれたが、これがきっかけでトーマスとルークが出会うことになった。
またディーゼルのルーク追放にきっかけを作ったのも彼であった。が、解決の糸口を示したのも彼である。
ウィンストン
声優 | 羽多野渉 |
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モデル | 2人乗りウィッカム・トローリー タイプ4B |
メインカラー | 赤 |
小さなレール点検車
本作ではトップハム・ハット卿の登場時に登場している。
メリック
声優 | 坪井智浩 |
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モデル | 不明 |
メインカラー | 赤 |
ブルーマウンテンにある大きな移動クレーン。
石材の積み下ろしを行う。
オーエン
声優 | 金丸淳一 |
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モデル | ディノリッチ・スレート採石場(Dinorwic Slate Quarry)のインクライン |
メインカラー | 茶 |
ブルーマウンテンにある大きな蒸気ウィンチ。
高山鉄道用の貨車を乗せられる台を動かしている。
その他の声の出演
登場キャラクター及び登場人物 | 声優 |
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ナレーター | ジョン・カビラ |
トーマス | 比嘉久美子 |
エドワード | 佐々木望 |
ヘンリー | 金丸淳一 |
ジェームス | 江原正士 |
パーシー | 神代知衣 |
トビー | 坪井智浩 |
エミリー | 山崎依里奈 |
ディーゼル | ケン・サンダース |
メイビス/アニーとクララベル | 吉岡さくら |
ロッキー | 河本邦弘 |
スカーロイ | 梅津秀行 |
レニアス | 中村大樹 |
サー・ハンデル/ミスター・パーシバル | 樫井笙人 |
ピーター・サム | 佐々木啓夫 |
ビクター | 坂口候一 |
ラスティー | 川島得愛 |
クランキー | 黒田崇矢 |
ケビン | 河杉貴志 |
トップハム・ハット卿 | 納谷六朗 |
モブキャラ
- カメオ出演
- ゴードン
- ロージー
- ウィフ
- スタンリー
- スクラフ
音楽
- Working Together
- Blue Mountain Mystery
関連動画
予告編1
予告編2
関連タグ
前作映画 | 次回作映画 |
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