データ
| 邦題 | The Great Race |
|---|---|
| 日本語版正式名称 | きかんしゃトーマス 走れ!世界のなかまたち |
| 世界初公開日 | 2016年5月21日(イギリス) |
| 日本初公開日 | 2017年4月8日 |
概要
『きかんしゃトーマス』TVシリーズのスピンオフ長編作品第12弾。
2016年に制作・公開され、日本でも2017年に劇場公開された。
制作は今回も、カナダ・トロントのアーク・プロダクションが制作を行っているが、今回で最後であり、次回からはジャム・フィルド・トロントが制作を行うことになる。
理由としては、2016年8月1日にアーク・プロダクションが破産手続きをしたため。なお、ジャム・フィルド・トロントとは、ジャム・フィルド・エンターテインメントがアーク・プロダクションを買収して、子会社化した会社である。
今作から国際的な話の追加やジェンダーに配慮したキャラクター作りなどの国際色が強化されるようになり、次回作から本格的に作品の特徴が大きく変わり始めることになる。とはいえ、この方針変更は従来の作風の破壊と言え、きかんしゃトーマスのファンからの批判が爆発するきっかけとなった。
なお本作の大まかな話の流れは、メインランドで世界各国の機関車達が集められ、それぞれ競技を行う、オリンピック色が強い作品となった。
今作はゲスト声優は、渡辺直美氏で、アシマを担当した。
あらすじ
ある日トーマスは、ヴィカーズタウン駅でゴードンの兄弟であるフライング・スコッツマンに出会う。彼は今度メインランドで開かれる「グレート・レイルウェイ・ショー」に出場すると話す。そのことを聞いたトーマスは「グレート・レイルウェイ・ショー」に出場するが、流線形に改造はゴードン、ボディーに装飾はジェームスとエミリーと決まる中、ブレンダムの港に11台の外国からやってきた機関車が、船へ戻る中、1台の機関車だけが置いて行かれてしまった。その機関車はアシマ。そんなある晩、ショーに向かう予定のインドの機関車アシマに貨車押し競争への出場を提案され、トーマスはナップフォード操車場の貨車を使って練習をするが、デン、ダート、パクストンの手違いで、事故に見舞われる。貨車押し競争は、彼の代わりにパーシーが出所となり、ショーに出場できなくなったトーマスだったが、ショーに出場するゴードンが安全弁をつけ忘れたことが発覚し、トーマスは安全弁を届けるためメインランドへと渡る。
新キャラクター
アシマ
本作のヒロイン。
インド出身の女の子の小型タンク機関車。
貨車押し競争の参加機関車。車体は薔薇色で、花柄の装飾が施されている。
手違いでソドー島のブレンダムの港の船着場に停まっていたトーマスの背後からバックしてきた機関車がぶつかり、海に落ちそうになっていたトーマスを引き上げた。ケルスソープ駅で放置したトーマスの客車であるアニーとクララベルを勝手に牽引してしまい、仲違いしてしまうも、落ち込むトーマスを励まし、『自分を変えなくても良い』という一番大切な事を教えたことで友達になる。
トーマスと貨車押し競争をしている最中に、トーマスと共にヴィニーに追われているフィリップを助ける。その後再開するが、ひっくり返した平床式貨車がトーマスが犠牲にして防いだことが評価され、トーマスと同時優勝。
グレート・レイルウェイ・ショー終了後はトーマスのアイデアでソドー島からインド行きの船に乗る事にし、トーマス達とソドー島に戻った。
その他
以下の車両はいずれも大会に参加している。
| 名前 | モデル機関車 | 声優 |
|---|---|---|
| ヴィニー | カナダ カナダ国鉄(Canadian National Railway) U-4-a 6400クラス | 金光宣明 |
| ジーナ | イタリア ノース・ミラノ鉄道(Ferrovie Nord Milano) 200 0-4-0T | 根本圭子 後のシリーズでは織江珠生 |
| カルロス | メキシコ メキシコ国鉄(Ferrocarriles Nacionales de México) GR-3クラス 2-8-0 | 金丸淳一 |
| ラウル | ブラジル サンパウロ鉄道(São Paulo Railway) 垂直ボイラー式蒸気機関車 | 田尻浩章 |
| フリーダ | ドイツ ドイツ連邦鉄道(Deutsche Bundesbahn) 10形 | 山崎依里奈 |
| エティエンヌ | フランス フランス国鉄(Société Nationale des Chemins de fer Français) BB9003とBB9004 | 坂口候一 |
| アクセル | ベルギー ベルギー国鉄(Nationale Maatschappij der Belgische Spoorwegen / Société Nationale des Chemins de fer Belges) 12型 | 河本邦弘 |
| アイヴァン | ロシア TGM23クラス | 河本邦弘 |
| ラジブ | インド イースト・インド鉄道会社(East Indian Railway) フェアリー・クイーン(Fairy Queen) | 本作では無し 後のシリーズでは小田柿悠太 |
| シェイン | オーストラリア サウス・オーストラリア鉄道(South Australian Railways) 520クラス | 本作では無し 後のシリーズでは森田了介 |
| ヨンバオ | 中国 中華人民共和国鉄道部 人民型 | 本作では無し 後のシリーズでは佐々木啓夫 |
原作キャラクター
フライング・スコッツマン
| 声優 | 三宅健太 |
|---|---|
| モデル機関車 | ロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道(London and North Eastern Railway) クラスA3 4472『フライング・スコッツマン(Flying Scotsman)』 |
| メインカラー | 緑 |
ゴードンの兄弟にあたる実在の機関車。本長編では兄となっている。
本作では、やや傲慢な性格で、ゴードンと共にグレート・レース競争に参加した。然し、優勝は出来なかった。
なお、原作では、ゴードンを励ますためにソドー島に招待されてやって来た。性格はとても紳士的で、唯一のゴードンの兄弟の生き残りであり、ゴードンを元気づける重要な役回りをした。
なお、原作でも登場が期待された機関車だっただけはあり、登場が発表された際はファンの間ではかなり話題になった。しかし、原作と映像版で性格が大きく異なっていたり、炭水車の形状が異なったりと違いが多く、この点で不満を持ったファンもかなりいた。
※作中ではゴードンを『弟』って呼ぶが、これは『小さな兄弟』の事である。
その他の声の出演
| 登場キャラクター及び登場人物 | 声優 |
|---|---|
| ナレーター | ジョン・カビラ |
| トーマス | 比嘉久美子 |
| 金丸淳一 |
| ゴードン | 三宅健太 |
| ジェームス | 江原正士 |
| パーシー | 神代知衣 |
| ダック | 鈴木清信 |
| エミリー | 山崎依里奈 |
| スペンサー | 宗矢樹頼 |
-ベル
| 根本圭子 |
| スティーブン | 金光宣明 |
| 吉岡さくら |
| 河本邦弘 |
| サムソン | 田尻浩章 |
| ディーゼル | |
| 石野竜三 |
| フィリップ | 小林大紀 |
| 佐々木啓夫 |
| 坂口候一 |
| クランキー | 黒田崇矢 |
| ケビン | 河杉貴志 |
| トップハム・ハット卿 | 田中完 |
| 観客 | 石井未紗 |
モブキャラ
- 劇中歌のみ
- エドワード
- ドナルドとダグラス
- オリバー
- ビルとベン
- スタンリー
- チャーリー
- スクラフ
- ティモシー
- マリオン
- フリン
- スカーロイ
- レニアス
- サー・ハンデル
- レックス
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- セリフなし
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- カメオ出演
- トビー
- ロージー
- メイビス
- ハリーとバート
- ウィンストン
- ヘンリエッタ
- トード
- バーティー
- オーエン
音楽
- レイルウェイ・ショーにつれてって
- りゅうせんけいになりたい
- びっくりきかんしゃ
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