概要
多くの人間の精神に恐怖や傷を与えたり、不安をあおらせた概念のこと。該当するエンターテンメント作品、またはその作品のシチュエーションやキャラクターをこう呼ぶ。
重い言葉である「トラウマ」をあたかも「みんなのうた」のように茶化したフレーズである。あくまで「みんなで共有して笑い話にできる」程度の軽いものを指していた。
pixivにおける「みんなのトラウマ」
pixivにおいてはテレビの視聴後やゲームプレイ後に、みんなのトラウマになったものが描かれた絵に付けられるタグである。トラウマになる理由は様々で、怖い・グロい・難しい・裏切り・鬱展開などがある。
また、学校での孤立やよくある惨事など、誰もが一度は経験したことがあるような苦い思い出の場面を描いたイラストにも使われることがある。娯楽作品が元なので世代の影響を受けやすく、有名なものほど古い作品を出典としている傾向がある。逆に言えば、それだけ長い年月を経てなお人々の心に刻まれているということだろう。
なお、ほんの少しでも創作内で不快感を覚える描写が存在したということでこのタグが付けられることも多く、もはや“みんなの”ではなく“ぼくの”トラウマと化している。
ピクシブ百科事典でも”ぼくのトラウマ”を羅列したがるユーザーが多数おり、ちょっとした事でもトラウマ認定されていき記事内容が肥大化の一途をたどったあげく、大量の分割記事が作成されてしまった(現在は全て白紙化されている)
pixivのタグとしてはトラウマと言ってもネタ程度のものからガチで精神を病むものまで様々である。単純に不謹慎な作品もあるが、凄惨な出来事の中に含まれている笑いの要素を広げる、意図的に一部を取り出して滑稽さを強調するというネタに使われる例が多い。これは辛い事実を受け入れられない際に無意識に記憶を改変することで、本人またはみんなにとってより受け入れやすいものにしたり、あるいはなかったことにするという防衛機制の所産である。悪く言えば現実逃避であるが、事実を受け入れる過程で必要な過程となる場合もある。
そもそも過去に受けたトラウマを「語ることができるということ」自体が、本人またはみんなのトラウマを処理できつつあるということなので、一種の笑い話として話すことの方が、純粋に事実を重く受け止めるよりも効果的に働くこともあるだろう。
関連タグ
R-18G トラウマ トラウマブレンダー どうあがいても絶望 ハートフルボッコ 混ぜるな危険 公式が病気 吐き気を催す邪悪 X2010 史上最低の悪夢
なにそれこわい おいやめろ 検索してはいけない言葉 心が折れそうだ 不謹慎 顔芸 どうしてこうなった hage 0%_0%_0% 第3話の悲劇 グロテスク だいたいこいつのせい 黒い〇〇一覧
外部リンク
- Trauma for All(英語版)
- みんなのトラウマ(ニコニコ大百科)