四天王(パルデア)
してんのうぱるであ
概要
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』(第9世代)に登場する四天王(登場エピソードは「チャンピオンロード」)。
ストーリーにおいては、チャンピオンロードの道中で必ず会話する機会が与えられており、ポケモンリーグに挑戦する段階では全員が顔見知りとなる。
全員が右手にポケモンリーグのマークがついた黒い手袋を着けているのが特徴。
(四天王とほかの職業を兼任している場合、四天王として戦う際に手袋を着けている)
四天王一覧
第四世代以来の、戦う順番が決まっている四天王。アオキのみジムリーダーとの兼任。
各々の切り札は使用タイプに準じており、同テラスタイプにテラスタルしてタイプ一致技を強化するように運用している。
また、四天王ごとに専用のフロアが設けられていた過去作と異なり、戦闘は4人ともすべて同じ部屋で行われる。そのため、倒された四天王は次の四天王を部屋に呼び出し、以降の戦いを同室で見守るという過去作になかった流れとなっている(合理的ではある)。このシステムの関係上、四天王同士の絡みは歴代作のなかでもダントツに多い。
余談
歴代四天王と比較した場合にポピーやアオキは珍しい特徴を持っているものの、裏を返せばパルデア地方のポケモンリーグは人材不足に悩まされているともいえる。
歴代四天王は当人が明言する場合を除いて兼業しているかは明かされていないが、オモダカのような運営に直結した人物が見られないことから、ポケモンリーグ運営と専任された四天王やチャンピオンは別々の可能性が高く、それができるくらいには人材があると見ていいだろう。
こちらの面々は、ポケモンリーグ専業のチリはともかく、アカデミー理事長でもあるオモダカ、ジムリーダーやポケモンリーグ営業の兼業も担うアオキ、アカデミー教師との兼業のハッサク、明らかに未成年のポピーと、各々の事情で厳しい側面が見られる。
同じくしまキング・しまクイーンや別の職業と兼業し未成年もいるアローラ四天王については、そもそもアローラ地方のポケモンリーグ自体が地方特有の島めぐりの最終到達点である『大大試練』の名称変更に近い。
このため、ポケモンリーグの運営に相当する人物や組織はなく(強いて言えば発案者のククイ博士だろうか)、四天王もあくまでしまキング・しまクイーンやキャプテンの活動の一環として自然と組み込めていたため、パルデア地方とは事情が少々異なる。
パルデア地方のポケモンリーグ本部が簡素な作りなのも、実力不足とみなされるジムリーダーの降格が形式的なのも、人材不足や予算不足が背景の可能性もある。
4人の使用タイプとチャンピオンのオモダカの切り札のテラスタイプは、レジェンドルートに出てくるヌシポケモンのタイプと一致する。
2022年11月の発売直後のバージョンでは戦闘の直前にレポートを書き再起動をしないとBGMがイントロのみループするバグが高い頻度で発生していた。
しかしながら、BGMとしては最低限聴けるクオリティになっていることや直前の面接もあってか、「それはそれで緊張感が感じられる」と勘違いを起こした結果、気づくことなくプレイした者も少なくない困ったバグであった。
ハッサクを除く今作の四天王は一度倒すと再戦できないため、きちんとBGMを聴きたければゲームの再起動が求められた。ただし、聞き逃してしまった場合でも、四天王戦のBGMを通信対戦時に指定する事も可能なので二度と聞けないわけではない。現在はアップデートにて修正済である。
なお、立場の違いからか前述のハッサクも再戦時は学校最強大会の共通BGMに切り替わってしまうので、もう一度聴きたければ前述の通信対戦を試してみてもいい。
参考:バグ状況下のBGM
ほかには次のオモダカ戦において、四天王のいずれか一人がフィールド脇に出現するバグも報告されている。当然ながらその場に立っているだけで何かするわけではないが、四天王のファンからは「推しに最終試験を見守ってもらえる」と好評のバグである。