前後のストーリー
概要
スーパー戦隊第46作目『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン44話。2023年1月15日放送。
タロウ達がイヌブラザー=犬塚翼であることをついに知ってしまう回。
あらすじ
桃井タロウ達は、獣人について話を聞くため犬塚翼を呼び出す。翼の話は、タロウが夏美から聞いた情報とは違っていた。ソノニに「獣人を倒せばコピーされた元の人間は帰ってくる」と教えられた翼は、本当の夏美を取り戻すためニンジャークソードで獣人の夏美を倒そうとする。しかし、ソノニの言葉は……!? 一方、雉野つよしは、みほを家から出さないようにしていたが、みほは耐えきれない。
主なドンブラ中毒
- 獣人について情報を共有する翼とドンブラザーズ。翼は「素人が関わるな」「ヒーローにでもなったつもりか」と忠告するが、はるかが後者、真一が前者と全く同じ内容で毒づく。
- 翼から聞いた情報と自分の持つ情報に違いがあることをいぶかしむタロウ。この段階で情報共有できていれば……
- ジロウにルミちゃんとツーショットの写真を見せられたつよしだったが、つよし視点ではそこにはジロウ一人しか写っていなかった。そして思わず「やっぱりこの人変だ!」と心の中で戦慄。
- 脳人の掟に従い、瀕死のソノニを処刑しようとするソノイ達だったが、寸での所でストップしてしまう。これまで共に戦い続け、共に人間世界に感化されてきた仲間を処刑することなど、そうそう出来るはずもなかったのだ。まああいつすら斬れなかったから当然か。
- みほを傷つけた犯人である翼に決闘を申し込むつよし……だが殺意の割に攻撃が弱い。変身しないと喧嘩の仕方が分からないのだろうか?
- しかも、その決闘の場所がよりにもよって(メタ的に)令和一作目のライダー主人公と敵側のリーダーが互いに悪意に呑まれた状態で死闘を繰り広げたあの立体駐車場だった。しかも雉野は「お前は……絶対に許さない!」と或人と同様の発言。
- みほが獣人であることをつよしに伝える翼だったが、乱闘にもつれ込みその最中に倒れ込んだつよしは近寄る翼を蹴飛ばそうと無闇に足を動かして抵抗……するのだが駄々っ子にも見えるような動きになってしまう。それを見た翼はちょっと引き気味に。
- 翼のつよしへの伝え方は丁寧な説明や慰めではなく、「目を覚ませ!みほはいない!いい加減にしろ!」と叫ぶというもの。ちゃんと説明してやれ。
- そもそも、つよしはドン30話にて、獣人リストからみほが獣人であることを知っているはずである。「絶対調査ミスだよ〜」とぼやいていた通り、つよしは未だにそれを受け入れられていないのだ。
- (みほを斬ろうとした翼から庇い)瀕死のソノニがつよしから翼をかばった直後(ちなみに生身の翼にドンブラスターの必殺技を放とうとしていた)、不謹慎極まりないタイミングでソノニに褒めろと詰め寄る超電子鬼。ハッキリ言って邪魔である。
- しかしこれにより、ソノニを撃ったことで狼狽えていたつよしが我に返り、翼と共にソノニを守るべく動くことが出来たのも事実。
- 終盤も終盤な44話目にして、幻とまで言われたスピンオフからもうすぐ1年で初めてメンバー全員の同時変身を披露するドンブラザーズ。長かった……
- 同時変身の際に翼がしれっと混じるのだが誰も言及せず、変身しても全員ノーリアクション。ラストシーンのはるかまで引っ張られる。
- ニンジャークソード(今回ドンムラサメは空気を読んだか登場せず)で斬られ、キジブラザーに撃たれ、ボロボロになったソノニだったが、介人が翼のキビ・ポイント(かなりの量が溜まっていた)を使いその傷を回復。復活したことに安堵しながらも、翼はソノニを冷たく拒絶する。
- 彼女は「獣人の夏美を斬れば本物の夏美を助けられる」というウソをついていたのだから、拒絶してしまうのも当然であろう。その裏にはメイン画像のような葛藤とやりとりがあったのだろうか………
- もしかすると自分を騙してまで知りたかった彼女の「愛」に対する彼なりの「答え」なのか、あるいは知らなかったとはいえ愛する者を自らの手で殺めようとした自分への戒めなのかもしれない……
- 一方で、これまで翼への愛ゆえに騙し、弄んできたソノニは皮肉にも彼に真っ向から拒絶されるという、極めて人間的な感情を味わうことになる。「愛という名の血」を流したのは、彼女の方だった。
- 彼女は「獣人の夏美を斬れば本物の夏美を助けられる」というウソをついていたのだから、拒絶してしまうのも当然であろう。その裏にはメイン画像のような葛藤とやりとりがあったのだろうか………
- 全てが終わった後、自宅で夕食を食べていたはるかだったが、何か大切なことを忘れていることに気づく。そして自室で寝ようとした辺りで……
「……ってええぇー!?犬塚翼が……イヌさん!?ワンちゃんがぁぁぁ!?!?」
↑
遅せぇよ!!もう許してやれよ……
とまぁ、正体バレしてなおこの扱いである。