概要
王下七武海(当時)サー・クロコダイルが組織する秘密犯罪会社「バロックワークス」のオフィサーエージェント(つまり上級幹部)。
絵の具を用いた強力な催眠術「カラーズトラップ」の使い手だが、非能力者で悪魔の実は食べていない。
当初はパートナーであるMr.3と共に、リトルガーデンにてアラバスタ王国王女ネフェルタリ・ビビと麦わらの一味の抹殺の任務を請け負っていたが失敗。その後、社長であるクロコダイル含む幹部たちの逮捕を知り、Mr.5&ミス・バレンタインペアと共に救出作戦を決行した。
現在は、救出した仲間たちと共に「NEWスパイダーズカフェ」を開業。
夢である「画家」として絵画を楽しみながら仲間たちと仲良く暮らしている。
プロフィール
本名 | マリアンヌ |
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異名 | 自由の旗手マリアンヌ |
コードネーム | ミス・ゴールデンウィーク(バロックワークス時代) |
年齢 | 16歳→18歳 |
身長 | 145cm |
懸賞金 | 2900万ベリー |
所属 | バロックワークスオフィサーエージェント→NEWスパイダーズカフェ店員 |
所属船 | 智略天然丸 |
能力 | カラーズトラップ(※非能力者) |
出身地 | 北の海 |
誕生日 | 4月29日 |
血液型 | XF型 |
好物 | せんべい、緑茶 |
CV | 中川亜紀子 |
人物
一見幼く見えるがこれでもルフィやウソップのひとつ下である。ワンピース世界には珍しく、年齢の割に平坦な体型である。
無口でかなりだらけきった性格。
仮にも秘密組織の上級幹部であるにも拘わらず非常にマイペースであり、社長であるMr.0からの指令状を受け取っておきながら数日間放置していたこともあった。
ミス・メリークリスマスが「この世界はしくじったら殺される」等と言っているのになんという女だろうか……。
それでも相棒のMr.3をサポートして任務遂行に励む優秀なエージェントではある。
仲間想いの一面があり、BW崩壊後、海軍に囚われたオフィサーエージェントたちの救出に向かっている。
そんな性格故か、紅茶を飲みたいが持ってくるのを面倒くさがっていたのを知ったMr.3から「自分で取りたまえ」と言われながらも、彼女の元にカップを届けてあげている。
好きな飲み物は緑茶。好物のせんべいをよく頬張っている。
本編ではあまり感情の起伏を見せず、淡々とした態度で相手を得意の催眠術で翻弄するなどしており、冷淡な性格に思われたが、案外そうでもなかったりする。
Mr.3が負けてそそくさと逃げようとしたのがカルーにバレて追い回された時は、ビクついてはかなり怯えた表情で絶叫している。
後の扉絵連載『ミスG・wの作戦名“ミーツバロック”』では、年頃の少女らしい様々な表情をみせている。いずれも可愛らしいので必見。
戦闘能力
オフィサーエージェントの中では唯一直接的な戦闘能力を持たないが、感情の色すら絵の具でリアルに表現できる「写実画家」であり、特殊な絵の具を使って相手に暗示をかける「カラーズトラップ」という技を使う。
その時に描く模様は「C・T(Colors・Trap)」を崩したもの。
一種の催眠術のような技のため、ルフィのような相手には効果覿面である。ただ、絵の具が剥がれたり洗い流されたりすると効果が消えてしまう。
カラーズトラップ一覧
裏切りの黒
どんな大切な仲間の言葉でも裏切りたくなる。
早い話が「言われたことと逆の行動をしたくなる」なので、単純な内容であれば最初からわざと逆に言えば一周廻って意図したとおりに行動する。
表紙連載での使い方を見る限りでは、敵を自分たちの味方側に付ける工作も可能のようである。
笑いの黄色
笑いたくて仕方がなくなる。
闘牛の赤
赤いマントに突進する牛のように、赤色の絵の具で描かれた模様に向かって攻撃してしまう。
悲しみの青
効果は不明。黄色の絵の具と混ぜて緑色を作るのに使用された。
なごみの緑
和やかな気分になって戦闘意欲を失う……といっても自意識が変性するわけではなく、表面上のポーズがそうなるだけ。事実、戦闘意欲を奪われたルフィは「お茶がうめェ」と一服しながらも苦痛の表情を浮かべていた。
友達の黄緑
ミス・ゴールデンウィークと友達になる。Mr.5ペアと一緒にリトルガーデン島から脱出する際プテラノドンに使ったが、途中雨が降ったせいで効果が解け、落とされてしまった(ちなみに落ちた先はキューカ島というリゾート)。
夢の虹色
その者が思い描く理想の姿に変身させる。
活躍
アラバスタ篇
当初はパートナーのMr.3と共にキューカ島で休暇を楽しんでいたが、社長であるMr.0からの指令状を受け、社長の正体を知ってしまったミス・ウェンズデーことネフェルタリ・ビビと、その逃走の手助けをした麦わらの一味を抹殺するため、彼らのログを辿り原始の島リトルガーデンに潜伏する。
合流したMr.5&ミス・バレンタインペアと共に、Mr.3の周到な作戦の下、島で決闘を続ける巨人族のドリーとブロギーも巻き込んで一味を始末しようとしたが、最終的に失敗し敗走。
Mr.3が倒されて後ろ盾を完全に失った後は、ゴールデンウィークもこっそり逃亡しようとしたが、カルガモのカルーにバレて泣きながら追い回される羽目にあった。
その後、失敗の責任により命を狙われることを恐れたMr.3は一人だけで島から脱出してしまい、ゴールデンウィークら3名は原始の島に取り残されることになる(もっとも、Mr.3の作った蝋のアジトが残されていたことや、戦闘慣れしたMr.5たちがいたため決して不自由があったわけではないようだが)。
ミズG・Wの作戦名“ミーツ・バロック”
長らくリトルガーデンでサバイバル生活を続けていたが、新聞でバロックワークスの崩壊と、これまで知らずにいた社長や幹部たちの正体を知ることになる。ゴールデンウィークは仲間を救出する事を提案し、島を脱出。途中、キューカ島にて海軍本部大佐“黒檻のヒナ”の部隊に発見され、バレンタインが捕まるトラブルに見舞われたが、脱獄していたMr.2の助成により無事救出された。
その後、ヒナの軍艦の乗組員たちをC・T“裏切りの黒”で操って海軍の留置所に連行を偽って侵入。クロコダイルにもう一度バロックワークスを再建しようと持ちかけるが、彼とMr.1は「気が乗らねェ」という理由で脱獄を拒否。結局、Mr.4&ミス・メリークリスマスペア(および銃犬ラッスー)、ミス・ダブルフィンガーだけが脱獄することになった。
去り際にゴールデンウィークはC・T“夢の虹色”を使い、仲間たちをそれぞれの夢の姿に変身させる。
ゴールデンウィーク自身は、リンゴ型の帽子を被り立派な口髭を蓄えた「画家」の姿に変身した。因みに牢に残ったクロコダイルやMr.1も、それぞれ「海賊王」と「英雄(ヒーロー)」に変身させられタジタジであった(Mr.1は内心喜んでいたようだが)。
その後、脱獄した面々は、とある荒野で発見したカフェの廃屋を改装し、かつての集会所でありダブルフィンガーの店でもあった「スパイダーズカフェ」を新装開店した「NEWスパイダーズカフェ」にて新たな生活を始めた。Vol.40の一コマでは、カウンターにいるポーラ(ダブルフィンガー)の似顔絵をスケッチしていた。
余談
直接的な戦闘力を持たないにもかかわらず懸賞金は妙に高く、パートナーのMr.3を凌駕している。因みに、バロックワークス内で女性メンバーが男性パートナーの懸賞金を上回るのは彼女のみ。
…確かに能力は驚異ではあるものの、本編や扉絵の活躍を見たかぎりでは「絵とお茶と煎餅好きで仲間想いの少女」にしか思えない彼女、一体何があって16歳にして2900万もの懸賞金をかけられることになったのだろうか?
バロックワークスの社員として悪事を働いてはいたようだが、そもそもなぜ犯罪組織なんかにいたのやら。
本作に登場する女性キャラクターはもれなく巨乳に描かれているが、(少女以外)彼女は巨乳に描かれてもおかしくない年齢なのだがぺったんこである(ビビと同い年)。
ちなみに後者の通り2年後の世界においても容姿に関しては特に成長の見込みは無いようである。
本作の公式スピンオフパロディ『ONE PIECE コビー似の小日山 〜ウリふたつなぎの大秘宝〜』では、ゴールデンウィークそっくりの女子中学生「宇井郁得(うい いくえ)」が登場している。小日山と同じ中学に通う図書委員で、身長は「0.9ルフィ(まどか調べ)」。好物は本人と同じくせんべい。例の如く『ONEPIECE』愛読者で、初期コビー推し。
2019年に公開された劇場版『ONEPIECE STAMPEDE』では、Mr.5&ミス・バレンタインペアと共にオープニングで登場し、海賊万博に足を運んでいる姿が描かれている。
関連タグ
Mr.3(ギャルディーノ):バロックワークスでの元パートナー
ベロ・ベティ→「自由への旗手」の異名を持つ革命軍の東軍軍隊長。『ミス・ゴールデンウィーク』は「自由の旗手」、『ベロ・ベティ』は「自由への旗手」であり、差別化はされているものの、あまりに似ているので関連記事に。詳しいことは本人記事を参照して頂きたい。