データ
初出 | 第9世代 |
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タイプ | いわ |
威力 | 40 |
命中 | 100 |
PP | 15 |
分類 | 物理 |
直接攻撃 | ✕ |
範囲 | 単体 |
効果 | 相手を「しおづけ状態」にして、毎ターンダメージを与える。「しおづけ状態」のダメージは相手がはがねタイプかみずタイプだと大きくなる |
概要
『ポケモンSV』で初登場した、ジオヅムやその進化形であるキョジオーンの専用技。
身体から大量の塩を噴き出して相手に浴びせ、塩漬けにして苦しめる。彼ら特有の力により、浴びせた塩は即岩塩のクリスタルに結合し、相手の身体に纏わりつく。
これ自体の威力は弱いが、相手を「しおづけ状態」にする唯一無二の追加効果がある。
「しおづけ」にされたポケモンは、ターン毎にHPが最大値の1/8ずつ削られていく。たとえジオヅムらが倒れても、交代しない限りは永続的に効果が続くと、これだけでもかなり優秀。
加えて何とみずタイプかはがねタイプはスリップダメージが倍増する特徴があり、急いで交代しなければ恐ろしい勢いでHPが減っていく。
前者は浸透圧の関係でナメクジの如く水分を奪われ、後者は塩分で錆を促されてしまうのだろう。
なお、このスリップダメージ付与は追加効果扱いであるため、持ち物の「おんみつマント」や特性の「りんぷん」には無効化されてしまう点に注意。もっとも、「りんぷん」持ちは虫タイプばかりなため普通に岩技として倒せるのだが。
なお理論上は特性「マジックガード」でも無効化可能と思われるが、同作にはそちらが所有ポケモンごと撤廃されている為、キョジオーンにとってはこの上ない追い風と言える。
余談
『SV』にはエンペルトが参戦していないが、水と鋼を両方持つポケモンだと脅威の1/2ダメージになると思われる。技自体のダメージにより2n+1調整も意味がないため、次のターンに手を打たなければ萎びて錆びた塩漬けのペンギンと化してしまう。
塩は塩でも「しおみず」という以前からある技の方には、みずタイプ・はがねタイプを苦しめる効果はない。ポケモン界の塩がみずタイプ・はがねタイプに効くわけではなく、みずタイプ・はがねタイプに効く特殊な塩でも使っているのだろうか。
コジオ一族は単いわタイプでみず・はがねには弱いため、同タイプのウソッキー同様に生存戦略の一環としてみず・はがねに効く技を習得した可能性はある。
植物も塩害に弱い種が多いが、意外にもくさタイプに対するスリップダメージは普通。マングローブ等の塩生植物もいるからだろうか。
『対戦でのしぶとさに定評のある相手』にはこぞって効果がありキョジオーンが『対耐久型』という独特の地位を確立出来たのも裏付ける。
後、ナメクジっぽいポケモンに使ってもスリップダメージは普通。例えばヌメラ一族とか『SV』に居ないがアギルダーとか。
ただヒスイヌメルゴンははがねタイプを併せ持つカタツムリ、トリトドンはウミウシだがみずタイプなのでダメージ倍増。先程挙げたアギルダーに加えマグカルゴはスリップダメージはともかく技そのものが抜群で入る。
『弱点になりえるナメクジもいるしそうでないナメクジもいる』ということか(後者はテラスタル無しだと普通のヌメルゴンぐらいだが)。
また、クラゲにはこぞって効果抜群であり耐久自慢のドククラゲやブルンゲルをこぞって干上がらせる事が出来る。
ただし、いくら乾燥に弱い生態と言ってもきのこポケモンには通常効果かつどれもくさタイプなのでキョジオーンが先に倒される事になるので注意。
関連タグ
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