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アクション仮面の編集履歴

2023-01-23 18:32:40 バージョン

アクション仮面

あくしょんかめん

アクション仮面とは、臼井儀人氏原作の漫画『クレヨンしんちゃん』に出てくる架空のTV番組。およびスピンオフ漫画の題名。また、同作の主人公の名前。

「正義は…勝つ!!」

貴様、やっぱりそういう奴だったのか!?」


概要

CV玄田哲章


主人公野原しんのすけが敬愛する、劇中の特撮番組『アクション仮面』の主人公

悪の軍団「メケメケ団」と闘う正義ヒーロー

名前の由来は、当時『クレヨンしんちゃん』が連載していた雑誌「漫画アクション」から。


仮面ライダーウルトラマンを彷彿とさせる、いかにも特撮ヒーロー的な外見をしている。

登場時や敵を倒したときにポーズをとって「ワッハッハッハ…」と笑う、特撮ヒーローにつきものの「様式美」も備えている。

性格はヒーローらしく正義感強く、また公共マナーに厳しい面がある。

(メケメケ団のボス・メケメケZが咥え煙草を捨てるたびに「タバコのポイ捨てはやめろォ!!」と声を荒げて怒っている。)

後にメケメケ団壊滅後は「アクション仮面Z」や「アクション仮面フィーバー」を経て再び「アクション仮面」にタイトルが戻った。


必殺技は「アクションパンチ」「アクションキック」といった格闘技の他、腕を揃えて放つ光線技「アクションビーム」、回転して敵に突撃する「アクションローリングサンダー」など(主題歌によればアクションファイヤーやアクションジェットなる技も存在する他、「アクションビームボール」「アクションスライサー」「アクションリングシュート」、「アクションロータリーシューティングスター」、「アクショングリグリ」という技も確認されている)。「ダイヤモンドビーム」というどんな硬いものでも消滅させるビームを放つブレスレットや「アクションソード」という外付けの武器も多数所持しており、玩具化もなされている。

アニメ「探せ!30のアクション仮面だゾ」の話ではサトーココノカドーで「探せ!アクション仮面」という30ヵ所に点在させたアクション仮面のオブジェに置かれたスタンプを集めると、ご褒美が貰える大規模なアトラクションまで開かれるなど、作中での大人気が窺える。ただクレヨンしんちゃんという作品の作風のせいか、正統派なオブジェはシークレットの「勝利のアクション仮面」くらいで僅かであり、駅の自動改札で止められるアクション仮面というヒーローがするには格好悪い物もある謎チョイスまであった。


ちなみに普段の姿は郷剛太郎(ごう ごうたろう)という青年。役名・俳優名ともに同名である。バーナビー・ブルックスJr.のようだ。


アニメ版ではたびたび、ほぼ1話分の尺を使い「アクション仮面」を放送している他、映画第一作『アクション仮面vsハイグレ魔王』では物語の重要なキーパーソンとして登場している。

同映画内では、平行世界を行き来しながらしんのすけの世界では俳優、もう一方の世界では本物のヒーローとして活躍しているという設定を与えられて、しんのすけとともに巨悪に立ち向かい、深い友情を育んだ(なお、この設定はアニメ映画オリジナルであり、原作単行本に収録された『VSハイグレ魔王』では並行世界の同一人物という設定になっているため、原作漫画における現実世界の郷剛太郎はフツーのアクションスターである)。

その後のエピソードや映画作品でも、しんのすけと旧知の友人であるかのような会話をするなどしており、「平行世界のヒーロー」という設定も生きているかもしれない。


中でも劇場用作品『嵐を呼ぶジャングル!』では、「アクション仮面!」 「やぁ、しんのすけ君!しばらく!」と言った具合に会話を弾ませた。映画開始前のブザー音が鳴ると「(映画が)始まるよ?」 「変身しないの?」 「映画の中でね♪ あとでショーもあるから♪」とより親しい友である描写がなされている。


後に原作漫画ではメケメケ団を滅亡させた後に戦いによる過労引退を表明し、アクションパワーを受け継いだ少女・八潮ミサトを二代目アクション仮面「アクション仮面ムスメ」に任命し、療養の旅に出た。八潮ミサトは後述のスピンオフでも登場している。

こちらはアニメ化されていない。


なお、アクション仮面の出自には二通りの説があり、「クレヨン大忠臣蔵」では「へっぽこ改造人間」だと呼ばれていた他、主題歌では「アクション星から来た」とある。

アクション仮面』自体が仮面ライダーの要素が強い為に改造人間設定の方がしっくり来るような気がするが(実際にアクション仮面の開発者として郷博士が登場している)、ビームが必殺技というウルトラマンじみた側面を持つ以上、宇宙出身でも全くおかしくはない。アクション星からやって来た改造人間と考えた方が一番矛盾がない解釈になるのだろうか。

後述のコミカライズでは人間を怪人化させる「憎しみの種」を郷が内包している為に力を行使できるという設定になっているが、自分から拳を振るおうとすれば「憎しみの連鎖」が発動して暴走に陥ってしまう為、怪人が自責の念で顕わになった憎しみの種をアクションビームで直接破壊するという方法で戦わざるを得ない。つまり、本家とは戦闘スタイルが全く異なるのである。



ちなみに、第497話「荒野のカスカベウエスタンだゾ」においては、「アクション鉄仮面」という名称になっている。


ライバル

メケメケZ

最初に戦った悪の親玉。

顔はドクロのようで、キカイダーのように体色が2つに別れている。色は黄土と赤紫。

シンプルな見た目ながら、アクション仮面を圧倒する実力と確かなカリスマを感じさせ、同時にコミカルさも覗かせる。アニメでは青野武の怪演も見どころ。


イーグルヘッド

秘密結社「雀の涙」の幹部。

鷲のような格好をしていて、イーグルショットというビームが必殺技。


ブラック仮面

見た目は色違いのスーツを着た太ったアクション仮面。

「まんがことわざ辞典」で登場し、仲間であるはずのアクション仮面の人気を妬んで、攻撃してきた。


スカイバット

彼もまた「まんがことわざ辞典」で登場。

コウモリをモチーフとした悪役で、アクション仮面に敗れたが、命までは取られずに見逃される。

次週の放送では味方としてアクション仮面を助けに駆けつけた。


スピンオフ

2013年5月より創刊した『月刊アクション』の創刊号からスピンオフ作品『アクション仮面』が連載されている。

作者は西脇だっと。

アクション仮面のデザインはクレしん劇中のものをベースに変更を加えたもので、作品はリアル調の絵柄。

『VSハイグレ魔王』戦での台詞、「罪を憎んで人を憎まず」をテーマに描かれている。


備考

変身前の郷 剛太郎の名前の由来は、本『郷』猛(仮面ライダー1号その人)+佐々木『剛』(仮面ライダー2号こと一文字隼人を演じた役者)+南 光太郎(仮面ライダーBLACKその人)もしくはウルトラマン『タロウ』からと思われる(単純にGOGOの意味合いもあるが)。



関連タグ

クレヨンしんちゃん クレしん

ヒーロー 仮面 劇中劇 アクション仮面(漫画版)

カンタムロボ ぶりぶりざえもん:アクション仮面と並んで、しんのすけが特に好きなキャラクター達。アニメでは3人揃って登場する事もたびたびある。

ライダーマン:口元を露出している仮面ライダー。

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