概要
デザイアドライバーに装填・変身する事で、ビートフォームを実装する。
外見
ベースカラーはシアン(に近い青)、縁取りパーツ「ビートリアクター」は青地に金。さらにマゼンタのディティールがちらほら。
……なのだが、リアクターパーツ(発光が透ける半円クリアパーツ)は他のバックルとは多少形状が異なり、イコライザーのような模様が描かれたものになっている。
3つの鍵盤型音楽再生装置「セレクトケンバーン」、ディスク型操作盤「Dスクラッチャー」を備えており、さながらDJの気分を味わえる。
セレクトケンバーンは3種類のBGMを待機音の様に鳴らす事が出来、Dスクラッチャーをスクラッチする事で変身する。3種類のBGMは(リズムは合わないが)デザイアドライバー装填前に鳴らす事で実質的に待機音の外付けが可能。
変身時に召喚する拡張武装のビートアックスの特性上、変身後に鳴らせばアックスの機能を拡張させる事も可能。
あくまで通常の大型バックルに過ぎないのだが、デザイアドライバーに装填した時の発光がイコライザーの意匠を目立たせる為か、強化フォームを思わせる虹色になっている。
運用方法
上記の通りセレクトケンバーンを操作することで任意でBGMを追加する事ができる。
上半身強化
他のバックル同様、右に装填すると「SET」と共に認識。Dスクラッチャーを操作する事で、「BEAT」の音声共にビートフォーム装備を実装する。「READY FIGHT」の音声で変身を終える。
イコライザーの意匠がある胸部装甲やスピーカーが配置された肩アーマー。腕部にエフェクターとしての機能を持つ装甲を纏う。
複眼の色はピンク。
下半身強化
ドライバーの左側に装填して同様の操作をすることで実装。
イコライザーやスピーカー型の装甲を大腿部に、エフェクター機能を持つ装甲を脛部に装着。
音とキックを組み合わせた必殺技を繰り出す事が可能になる。
ビートアックス
ビートレイズバックルを使用したフォームで召喚可能な拡張武装。
ギター型の見た目に違わず弾き鳴らす事で三種類の属性攻撃を放つ事が出来る上、直接叩きつけて斧としても使う事も可能。
ビートフォームの纏う拡張装備との相乗効果により、特に集団戦で威力を発揮する。
ビートBGM
セレクトケンバーンを1回ずつ鳴らすことで、DJフロアのような3種類のビートBGMを流せる。変身前に鳴らせば待機音のアレンジができ、変身後は上記の通りスペクトルエフェクターを通じて流す事で敵味方問わず効果を付与出来る(擬似的に必殺待機音にもできる)。
敵は一種の混乱状態になる為、隙が出来て攻撃し易くなる。
- ビート1
セレクトケンバーンを1度弾いて発動。キーボードが特徴的。変身前に流された。
- ビート2
セレクトケンバーンを2度弾いて発動。転調しそうなリズムが特徴。BGM3の前に少しだけ流された。
- ビート3
道長「はあ…?」
一徹「えっ?ああ…踊ってる…!」
祢音「勇気のメロディー。これで少しはやる気になった?」
一徹「なんだか、力が湧いてきたぞぉぉ~……!よし!」
ユーロビート調。腰の負担への不安と戦いへの恐怖から上手く戦えない一徹に、祢音が鼓舞のために流した。
結果、一徹はリズムに乗ってジャマトの撃破に成功した。
この際、3種類共通かこれのみかは不明だがジャマトの頭を叩く度にドレミファ音が鳴った。
玩具
2022年11月12日発売。
ナーゴライダーコアIDが付属する。
レイズバックル初の電池式玩具で単体でも鍵盤とディスクスクラッチ遊びが可能。音声はスクラッチ+ビート3種と現時点では大型レイズバックルの中でぶっちぎりの単体ギミック+バリエーションを誇り、もはや簡易的な知育玩具レベルである。
ただし、劇中で行っていたセレクトケンバーンの白部分を上から下へ素早く弾いて連続で鳴らす動作は再現不可能である。(独立してはいるが各鍵盤に固有の音声が入っているのではなく、単一のスイッチを押してローテーションで鳴らす方式を採用している為、連続では入力がキャンセルされ、反応しない。一応タイミングを掴んでリズム良く押せば、それっぽくできる)。
他にもDスクラッチャーを連続でスクラッチしてそれこそDJの用に遊ぶことができる。故障や破損について心配するかもしれないが、バンマニでも連続でスクラッチして遊ぶ方式が紹介されており、ある程度の連続スクラッチ遊びは想定されていると考えられる。
また、2023年3月8日に発売される「Trust・Last」の玩具付属版にはホワイトカラーで倖田來未と湘南乃風のロゴが入り、主題歌が収録されたビートバックルが付属する(ただしロゴの位置から、右側装填が前提とされていると思われる)。
CDに付属するコレクションアイテムは今まではほとんどが主役ライダーが使用するアイテムのアレンジ版であり、3号ライダーのアイテムが付属するというのは異例である(とは言えマグナムバックルなどにアレンジを施すのは難しく、ビートレイズバックルは丁度音楽にぴったりのモチーフ+アレンジ前の時点で音声ギミックが内蔵されていたため妥当のチョイスと言える)。
余談
通常のコレクションアイテムから音声が鳴らないタイプの仮面ライダー玩具で主役の強化アイテムや2号ライダーに先駆けて3号、それも女性ライダーの通常形態アイテムに音声が仕込まれるというのは初である。上記の理由に加え、基本的に登場した大型バックルは主人公が必ず一度使うギーツだからこそできた玩具展開と思われる。また、映画では前作主人公である仮面ライダーリバイにも使用される等、かなり優遇されている。
アイテムの都合上仕方がないのだろうが、セレクトケンバーンを押した際のキーの半音の音階が簡略化されており、音階の順番がおかしいと一部ファンから指摘されている。
関連タグ
- ビートスイッチ、ベートーベンゴーストアイコン、ドレミファビートガシャット、ブレーメンのロックバンドワンダーライドブック:音属性のアイテムたち。
- 火縄大橙DJ銃、火縄甜瓜DJ銃:スクラッチ機能がついたライダーアイテム。
- ビルドドライバー:DJ葛城と待機音声が専ら評判のアイテム。本体ではシンプルだが、他アイテムとの組み合わせにより真価を発揮する(地味にビートレイズバックルのビートBGMともテンポが近かったりする)。
- ライドヘイセイバー、エックスソードマンワンダーライドブック:一部音声が似ている。
- 仮面ライダーリバイ:使用されているカラーが同じ。また、複眼の色がビートフォームと同じなため『MOVIEバトルロワイヤル』では実際に使用される。
- ドンブラスター:30分後の(滅多に使われないが)スクラッチ機能つき変身アイテム。ちなみに必殺技発動時にエアホーンが鳴るが、ビートブーストフォームの変身音もエアホーンが鳴っている。
- Daisuke、Night_Of_Fire:待機音3がどことなく似ている…?と言われている、一般的に有名なユーロビート。
コブラバイスタンプ → ビートレイズバックル