演:滝晃太朗
概要
雉野つよしの直属の上司で、本編にはドン2話からちょくちょくと登場していた。ドン25話ではつよしにクビを言い渡したはいいものの、自身もクビになる恐怖に苛まれて大鬼を呼び寄せてしまった。
かつて社長のタブーに触れて怒られた過去があるらしく、その経験から上役より理不尽な人事を受けても逆らえず、うだつが上がらない節もある。
自己評価へ難のあるつよしにパワハラやイビリ紛いの嫌味を言う事も多いが、上から自分とつよしのクビを撤回されるや、一転してつよしを自慢の部下と褒めちぎった(それはその場だけに限らず、ドン6話でもつよしが優秀な働きをした際に褒めちぎったりしていた)事から考えると、結局は良くも悪くもお調子者な凡人である様子。
また、互いにクビが回避された際にはつよしと抱き合って喜び合う等、意外にも関係は悪くない……というか似通った者同士。相手から多少ズレた受け取りをされつつも長年つき合って来たのがうかがえ、ナレーションのはるかからも「この2人はヒトツ鬼になったことがある。実は気が合うのかもしれない」と評されている。
そして、ドン49話にて、突然『人生を見直す』為に辞表を提出したつよし。それに対していつものように憎まれ口を叩きながらも、その顔には明らかな動揺と悲しみがにじみ出ていた。会社を去ろうとしたつよしにとうとう我慢できず、「やっぱり嫌だ……お前がいないと寂しいよ!」と泣きながら抱きしめる。ぞんざいな扱いをしながらも心の底ではつよしを信頼していた本音を打ち明け、引き止めていた。結果つよしも号泣し、退職は取り消しとなったようだ。
余談
つよしに即日解雇した上に損害賠償を請求しようとした山田だったが、労働基準法第24条では、「労働者は業務上の過失の責任を負う必要はない」(=仕事の中で故意に出したのではない損失を補う義務がない)と規定されており、立派な法律違反である。これはスーパー戦隊と縁があるアニメでも触れられている。またこの作品とコラボした戦隊をモチーフにしたヒトツ鬼の登場回は……
関連タグ
暴太郎戦隊ドンブラザーズ フェズントコンサルタント 雉野つよし
大原大次郎、剛田武:山田部長のモチーフとされるキャラ。それぞれつよしに相当するキャラとは『ブラック上司と手のかかる部下』、『いじめっ子といじめられっ子』のような関係にあるが、心の底では確かな信頼関係があり、なんだかんだで上手くやっていけているという共通点がある。東映公式でも流石に伏字ではあるが彼らの名前が記載されている(ちなみに後者の中の人は30分前の番組の主人公の悪魔を演じているほか、ドンブラザーズでも名前が似ている人物が登場している)。