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ホビウタの編集履歴

2023-04-15 10:55:31 バージョン

ホビウタ

ほびうた

ホビウタとは、ONE PIECEの二次創作タグのひとつである。

本項目にはONEPIECE FILM REDのネタバレが含まれます。


注意


本項はあくまでも読者の妄想であり、身内ネタから生まれたものであること

人によって解釈の異なるものであること

原作者や公式は一切関係ないこと

人によって不快に感じる可能性があること


架空の概念であり、原作とは一ミリたりとも関係がないこと




以上をご理解・ご承知の上での閲覧をお願いいたします



概要

ホビウタとは、映画「ONE PIECE FILM RED」の登場キャラクターであるウタに関する二次創作の概念の一つである。いわゆるIF創作。


ホビホビの実の能力によっておもちゃとなったウタがルフィと共に旅立ち、麦わらの一味のメンバーとして冒険を繰り広げるというIFストーリー、またその内容が連載されているIF世界を妄想するものである。


発祥は某掲示板のスレッド『どうして…!?誰も私のことを覚えてないの…!?』である。


このスレッドは「映画のウタがおもちゃにされてしまったら?」という「もしも」を語る内容だったが、更にそれをアレンジして「ONE PIECE」第1話以前からおもちゃのウタがルフィと共にいたら?という概念に発展。

新たに『ウタとルフィが一緒に冒険したら(ただし、ウタはホビホビの実の能力でルフィのマスコットとして)』というスレッドシリーズが立ち上げられた。

このシリーズは一か月でPart50まで到達する人気二次創作概念となり、掲示板においては多数のSSやイラストが投稿されることとなった。1スレッド200レスまでしか投稿できない仕様とはいえ、この掲示板では一番人気のスレッドシリーズがPart70まで到達するのに半年以上をかけているため、明らかな異常事態と言える。


内容に関する縛りはかなり緩く、公式ガイドラインや「これがないとダメ」というルールは基本的に存在しないが、概ね以下の点が共通認識として挙げられている。


  • 「ONE PIECE」本編の第1話から登場している。
  • 動くことはできるが、声を出すことはできない。
  • 声を出す代わりに「キィキィ」という壊れたオルゴールの音色が鳴き声のようになっている(恐らく、自分がオモチャにされている事を訴えていると思われる)。
  • ホビホビの実の力でウタに関する記憶を失ったシャンクスからルフィにプレゼントされてしまう。
  • ルフィ自身もウタの存在を忘れているが、偶然か或いは何かの因果か人間の頃と同じ「ウタ」という名前をルフィから再度与えられ、以降はずっと共に過ごす。
  • キュロスがウタがオモチャにされた期間を聞いた時に驚きと悲しみを顕にする(キュロスは10年に対し、ウタは12年である為)。
  • ドレスローザ編で原作における他のホビホビの実の被害者たちと共に元の人間へと戻る。
  • 8~9歳の少女時代にシュガーに遭遇しておもちゃにされた後、元に戻った時には21歳相当の大人の身体になっている(少女の頃の姿のままという解釈の創作も存在)。
  • 「ONE PIECE」1話冒頭で娘の存在について触れる。しかし一切それ以降描かれないので死に設定として扱われる(ウタに関する記憶を消された為)。
  • エレジアの悲劇は発生していない(そもそもエレジアに行かなかったパターンやエレジアでシュガーと遭遇したパターンなどが想定されている)

これらの共通認識はあくまでも一例に過ぎないので、もちろん沿わない内容での二次創作も許容されている。


また、おもちゃ化したウタのデザインは主にメインイラストのデザインが使われている。また、実際にそのぬいぐるみを作った猛者もいるとか(ネットで投稿写真が簡単に見つかるので、気になる方はチェックしよう)。


原因


ここまで人気がでた理由としては以下の点が挙げられる。


  • ほぼ原作のイメージのまま、二次創作をイメージしやすい。

ウタというキャラクター自体が非常に強力な個性や能力を所持しており、二次創作におけるIFとして原作本編の物語へ参加させた場合、バランスブレイカーにならないように作者側で慎重な調整が求められる。

(ウタウタの実の能力を活用した場合、本来ルフィ達の成長や後の交流につながるはずの闘いやイベントを強引に突破できてしまう、RED本編や連動アニメの描写から、ルフィの価値判断や言動についても大きな影響を与えてしまう可能性が高いなど。)


だが、ホビホビの呪いで能力を封印されたウタであれば、原作の物語に大きく逸脱せずに妄想を広げることが可能である。

人間の姿に戻るのがドレスローザ編というタイミングも絶妙で、以降はゾウ編、WCI編、ワノクニ編と対立する相手が四皇へとシフトしていくことから、ウタウタの実の力を発揮してルフィ達を支援・共闘する展開は非常にカタルシスの大きい、熱い展開が予想される(手配書の懸賞金は少なくとも数千万は超えると目されている)。


更に映画「RED」自体が1話以前のルフィの原点を描いていた話にもかかわらず、ルフィがモノローグの少ないキャラとはいえ、本編の過去回想に一切登場していなかったことについても、ホビホビの能力で記憶を消し去られていたという設定で自然に解決される。

少年漫画の主人公にはぬいぐるみや妖精的なマスコットキャラがいる者も少なくない。主人公がゴム人間で、魚人や人魚のような特殊な種族も最序盤から登場している「ONE PIECE」の世界観で動くおもちゃだけを特別に疑う事はほぼ不可能ではないだろうか。


  • 早期にデザインと「喋れない設定」が考案された。

スレッドの序盤でおもちゃにされたウタのイラストと「契約で喋れない」という設定が考案されたことにより、原作との矛盾がより発生しにくく、原作世界にいた場合の妄想がしやすくなった。喋れていた場合、後述の「全方位曇らせ」が発生し得ないためである。


  • 原作との時系列が矛盾しない。

IF世界線を想像した場合、各キャラクターの行動などの時系列が原作から乖離していくのはやむを得ないことである。

しかしこの概念においてはウタが赤髪海賊団を離れた時期が12年前、シュガーがファミリー加入した時期が13年前なので、「この1年間の何処かで赤髪海賊団とドンキホーテファミリーが遭遇してしまった世界」と考えれば、ごく自然に発生しうる時系列上の矛盾が少ない概念となっている。


「ONE PIECE」の連載開始からホビホビの能力者であるシュガーが登場するドレスローザ編に突入するまでにはリアルタイムで実に15年以上の長い年月がかかっている。

長年国民的少年漫画として君臨し続けた作品の最初期から登場していたマスコットキャラクターが実は主人公の幼馴染で恩人(しかも四皇の1人)の娘であったという事は衝撃を受けると同時に、読者自身もホビホビの実のえげつなさとドンキホーテファミリーの悪辣さと非道さと冷酷さを実感できる仕様となっている。

また、シャンクスにとってみれば自分の娘を忘れて捨てたも同然であり、ルフィも自分が海賊を目指すきっかけとなった存在を忘れていたという多方向への曇らせが想定できる。


おまけにもしも実際にこのIF概念の「ONE PIECE」が連載されたとするならば、この手のマスコットキャラにありがちな、不要論や幼児性の象徴などといったアンチや学術的考察を一蹴し、メディアミックス先のゲームなどで合成素材や投てきアイテムなどのぞんざいな扱いをした会社も容赦なく蹂躙するという、もはや曇っていない人などいないのではというレベルで社会に大きな影響を与えることが想定される(当人にとっては散々な目であろう)。 ルフィに恨みを持っているバギー辺りならやりかねないが、その正体を知った時の様子等が簡単に想像できる。

短期集中扉絵(風)連載 Vol.6



少年向け冒険・バトル漫画のマスコットキャラを本気で推す人などいない、ネタキャラとしてぞんざいに扱われるものといったある種の暗黙の了解に対するアンチテーゼともなっている。

何より原作者なら考えてもおかしくないと思われたことも大きい。


  • ウタの死生観が矯正される。

物心つく前からウタワールドにいたウタは、肉体の死を死と捉えておらず、心さえあれば良いと考えていた。その独特な死生観がホビホビの呪いによって「肉体はいらない?じゃあ何も感じないおもちゃの体でいいよね」「アイデンティティの歌を歌えなくします。」「おもちゃは眠らないので現実を見続けるしかない」「ウタワールドにも睡眠にも逃げられません」と、荒療治にも程がある方法でウタの死生観に影響を与え得る能力である。


  • 約束されたハッピーエンド

これだけ多数の人を曇らせ得る地獄のような概念だが、実際の映画本編に比べればウタが十分に救われてハッピーエンドとなる事なども人気の一つである。

今までいつもそばにおいて大切にしてきたおもちゃの正体が、実は幼馴染の大切な女の子であり、戻った瞬間に全ての記憶を思い出す。

そして麦わらの一味と共に冒険の続きへと旅立つのだから(後に合流するジンベエと合わせると計10人になる)。



派生して

この概念が生まれたことにより様々なシーンでのネタが妄想されることになった。

『(ドレスローザ編で)別行動をとっていた他の一味(特にある理由で一時離脱していたサンジ)が、ウタが人間だった等の事実を知った際の反応』

フランキーに改造されてそう』

『ルフィが怒りのあまりドフラミンゴを連打(恐らく「ゴムゴムの猿王群鴉砲」と思われる)でKOする』

『原作では未登場なのに、シャンクス達がドレスローザに殴り込みに行きそう』

メリー号の件でウソップが同じ位に仲間として大事に思っていたせいで「メリーを捨てる癖にそいつ(ウタ)は」とか失言してしまいそう

『(ルフィ共々幼少期を共にし、共に兄弟の杯を交わした)エースの死の件でルフィやサボ同様にウタも大きな絶望と悲しみに暮れる』

『SBSで連載初期から女の子であること自体は明言されてそう』

『一味が2年間の修行の間、サニー号を掃除や整理などの管理をしている』

『オモチャだった頃の癖がすぐに治らず、食事がまともに出来なかったり、服を着たまま入浴しそう

ハンコックヤマト辺りと修羅場になりそう』

など様々な妄想がされることとなった。

特にウタとシュガーが近い年齢であること、REDでウタが船を降りた時期と、シュガーがドン・キホーテファミリーに加入した時期がそう変わらない事から、ウタシュガCPという存在し得ないカップリングまで生まれている。前述のエレジアでシュガーと会ったと言うのに絡めて『TotMusicaを歌おうとしたウタを止めるために咄嗟におもちゃにした』という、愛憎と恩讐入り混じる妄想も生まれた。



最後に

最初に記載した通りこれはあくまで架空の概念となる。普通に原作を楽しんでいる読者にとっては不快に感じる可能性も十分ある為、取り扱いには細心の注意を払ってほしい。


あくまでもこれは読者の妄想の範疇を出ず、また公式設定なども存在しないため解釈違いなどで論争を起こすのは以ての外。

それぞれの解釈を尊重し、他人に迷惑をかけない範囲で棲み分けて楽しもう。



関連タグ

ONEPIECEウタ(ONEPIECE) 麦わらの一味

ルウタ ウタル

二次創作 if設定

闇ユウリ ムゲン団:似て異なる二次制作繋がり

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