CV：KENN
概要
アスティカシア高等専門学園・地球寮に所属するメカニック科2年。
黒人の少年。学籍番号LM232。
ヌーノ・カルガンとは悪友同士賭博仲間である。
人物像
基本的には明るいムードメーカー。
だが、地球寮故の経済格差が原因なのか、金銭への執着がやや強い。自分を含めたヌーノ、ティルの3人と「ダウト」をプレイしている様子から、男子同士での仲は悪くないと思われる。
〈決闘〉の掛け金に生活費をつぎ込んでしまう程のギャンブラーであるが、寮が慢性的な資金難にあえいでいる現状は（一応）理解していると思われる。
もっとも「カネさえ得られれば何でも良い」わけではなく、出資を得る名目・資金源として『自分達が造ったGUNDを兵器として売る＝自分達が人殺しに関わる現実』を直視して動揺すると、根っこでは良識ある人物としての描写も散見される。
また、ネガティヴな言動が目立つ地球寮の男子寮生の中では、良くも悪くも単純かつ直情な言動が目立つ為、何かと重くなりがちな地球寮の空気を明るくしている。
だが、夜のニュース番組でアーシアンのデモが報道された際には「なぜ彼らが工場を利用出来ないのか?」との疑問を呈していたり、ミオリネのインタビューを見て「地球寮は雑草でしかなく『サラブレッド』と例えた彼女の養分となってしまう」と珍しく悲観していると、時折り搾取され続けたアーシアンの心情を代弁している場面も。
動向
第1シーズン
第1話から〈決闘〉の観戦の形で登場しているが、台詞などがあったのは第3話から。
スレッタとグエルの〈決闘〉では、8.6倍のオッズのスレッタにベットし勝利を期待、一喜一憂しながら勝負を見守っていたものの、彼女の地球寮入寮時には入寮を渋っていた。入寮してからは受け入れられたのか馴染んでおり、スレッタとエランの〈決闘〉の際はフライトユニットを製作していたが、製作費は「寮の全予算と彼女への掛け金をはたいている」事実をヌーノと共に伝えた。
一方でエランの〈決闘〉に賭けるも、ダイゴウ寮ではヌーノ共々20万スってしまい、グエルに対しても予期せぬ新型が原因で予想を外した。
ミオリネが起業したGUND-ARM Inc.に「豪胆だ」と感想を述べた所へ当のミオリネが登場し、他の地球寮生と共に強制入社させられてしまい、説明を求めるがエアブラシを突きつけられながら聞かされる。ヌーノとは『軍需産業としての営業』に反発するが最終的に和解。
グラスレー寮との〈決闘〉では背部ビーム機関砲と側腕部三連装ビームガンを装備した、砲戦タイプのザウォートに搭乗した。マルタンと共にメイジー機の接近に反応しビームライフルを一発撃ったものの、パイロットの圧倒的技量差もあり一瞬でやられてしまう。だが、その後他のメンバーと共にチュチュ専用デミトレーナーを復旧・調整し狙撃体勢を整え、グラスレーチームへの勝利に貢献した。
無事起業が認められると、GUND義足の運用試験の成功を喜び、社長の手腕を認め新作PVの製作が行われる旨を話した。実際にPVの撮影を行おうとすると教師に「屋上の利用は許可されていない」事実を伝えられるが、スレッタが「ホルダー権限で〈決闘委員会〉のラウンジを利用出来る」と伝えると歓喜する。
その後、購入した社用船でプラント・クエタへの航海訓練を行うが、何者かの襲撃に居合わせてしまう。蹂躙に狼狽えており、襲撃部隊の一味が係留していたドックに迫るもニカの決死の行動で寮生は難を逃れるが……。
第2シーズン
クエタでの事件後は他の寮生共々無事帰還できたようで、第13話(2期1話)から引き続き登場。
戦火に晒され、人が死ぬ瞬間を目の当たりにしたことで精神的に滅入る様子も見られたが、オープンキャンパスで出店を設営した際には「会社をアピールできて、小銭も稼げて、作業で気も紛れる」などと冗談混じりに言いつつ、同様にショックを受けていたリリッケを気遣うなど、彼なりに立ち直ろうとしている様子も窺える。
関連タグ
主要人物
- スレッタ・マーキュリー：後に地球寮として迎え入れた。
- ミオリネ・レンブラン：寮に所属していないにもかかわらず居座り、起業の際に強制的に入社させられた。
