概要
初登場はロックマンワールド2。
姿形は緑色のロックマンにブルースのメットを付けた感じのロボット。
それもそのはず、その正体は武装解除された未来のロックマンがDr.ワイリーに改造された姿。しかし、これには諸説あり、ワイリーと和解した未来のロックマンが過去からやって来たワイリーに改造された姿だとか、未来と過去のワイリーが結託したために、未来から助けにやって来たロックマンが現在の自分を助けにやって来たものの、戦闘機能が無いために捕まって改造されたという説が存在する。(そこ、せめて助けに来るなら武装して来いよとか言わない。)しかし、どちらにしてもワイリーに改造される点、未来のロックマンが武装していない点は共通している。
戦闘機能を持たないロックマンを改造した故かバスターの類は装備しておらず、鑿岩ロボットを改造したサクガーンを乗り物兼武器としている。改造されたとはいえ、ロックマンの時から持っている『優しさ』などは失われてはおらず、本来は穏やかで戦いを好まない気質であるが、例によってワイリーに洗脳されているため現代の自分に戦闘を仕掛けて来る。
ちなみにロックマン3やロックマン7のブルースと同様、体力ゲージは表示されず、生死は不明。
ロックマンワールド5にもボスとして登場する他、ロックマン&フォルテではキャラクター図鑑でのみ登場する。
ロックマンキラーとしてはカウントされていないためか、ロックマン10の隠しボスには選ばれていない。(このためかロックマンクラシックスコレクション2にも登場していない。)また、ライトナンバーズの設定が存在しないロックマンエグゼシリーズにも登場していない。
クイントとしての活躍は上記の通りだが、未来からの挑戦者において、同じ姿の謎のロックマン・シャドウが登場。
余談
名前の由来は打楽器の一種クイント、もしくは五重奏を意味する『クインテット』から。クイントという言葉は『5』という数字に関連しており、ロックマンの名前を数字の6に置き換えると何とも意味深なネーミングである。
ちなみにワイリーが改心して世界が平和に戻ったルートが正史ならば、100年後の未来の存在とか最後のワイリーナンバーズの存在が危うくなる。(ただ、それらの出来事はタイムパラドックスによってワイリー改心ルートに繋がらなくなった結果生まれた未来だとも解釈できるが。)しかし、未来のワイリーと現代のワイリーが結託したルートなら色々と辻褄が合う。(事実、未来でもワイリーが悪事を働いている上に、ロックマンが未来の世界で武装解除されている事を現在のライト博士が何らかの形で知った事で危機感を募らせた結果、最後のライトナンバーズを作るきっかけになったとも考えられる為。)
実は戦闘開始前のサクガーンを呼び出すモーションからダメージを与えられる判定が存在している。
サクガーンに乗っていないクイント本体に攻撃を当てると、あたかもクイント本体が戦闘開始まで無敵であるかのように攻撃が弾かれるが、実は「サクガーンに乗った状態のクイントのダメージ判定が戦闘開始前から出現しているだけ」であり、ちょうどサクガーンに乗ったクイントの高さ(=戦闘開始前のクイントの頭の一個分上くらい)を攻撃するとダメージを与えられる。
ここに弱点となるハードナックルを立て続けに打ち込めばサクガーンを呼び出す前に撤退させる事が可能。
ロックマンワールド5での弱点はスナッチバスター。
サクガーン
クイントが乗っている削岩機型のロボット(?)だが、クイントを倒した後に入手してロックマンも使用出来るようになる。
乗るとラッシュジェットのように時間経過でエネルギーを消費するタイプ。Aボタンでラッシュコイルのように高くジャンプできるうえに下方向に攻撃判定が付く…が、入手したとて非常に使いづらい。
というのもゲームの進行上サクガーンを入手できるのは終盤になってからで、そのワイリーステージもこれが必須となる場面はない(この点は同じくワールドシリーズのバラードクラッカーやスパークチェイサーにも言えるが、この2つの特殊武器の使い勝手は段違いで良い)。そのうえ使用したとしても万一敵を倒せなかった場合はロックマン自身もダメージを受けるという有様。一応ラスボスの弱点武器なのに…
そのため、当の所有者であるクイントが使った方が強いという現象が起こってしまっている。
また、乗っている時の様子はどう見てもホッピングである。
関連項目
ロックマンワールド2 ロックマンワールド5 ロックマン Dr.ワイリー
ロックマン・シャドウ…クイントと同じ姿をした謎の存在。未来からやって来たとの事だが…?