わたしのなはロックマン・シャドウ!
いだいなちからをもったロボットだ。
わたしにしたがわないものはゆるさないぞ!
概要
ロックマン&フォルテ 未来からの挑戦者に登場した謎のロボット。その容姿はロックマンとどこか似通っている。
100年後の未来からロボットを集めた組織「ディメンションズ」を率いてロックマン達の時代を襲撃、人類に宣戦布告をする。
主な武器は、ワープ機能が搭載されて強化されたサクガーンと右手のレーザー砲、そして光の刃を持つ剣である。
その正体は、ロックマンワールド2に登場したクイントの失敗作として残されたロボット。サクガーンを武器として持っているのもその為である。
作中の文章では「くろい じゃあくなすがた」「くろいロックマン」「くろいヘルメットのぼく」など、とにかく黒いことが強調され、ゲーム中でも(ハードの都合上)白黒で描かれているが、当時の雑誌などに公開されていた公式イラストではクイントをそのまま暗くしたような深緑色である。
失敗作としてワイリーに捨てられた彼は自分で自分を改造強化し、その圧倒的パワーで未来の地球を破壊し尽くしてしまう。
その後、自分を倒せる者を探すべく時空を超えてロックマン達の元へ現れたのであった。
そして激戦の末、彼は自身がロックマン(またはフォルテ)の影である事を語りながら静かに息絶える。
矛盾に満ちた存在
そもそもクイント自体は未来の戦闘能力が外されたロックマンをワイリーが改造したものである。クイントの失敗作となると、クイントにされたロックマンが少なくとも2体いた事になる。
さらに言うとロックマンの世界である20XX年代からの約100年後である21XX年代はご存知、ロックマンXシリーズの時代となる。
と、なると
「100年後にはいないはずのシャドウは一体どこから来たのか」
「クイント同様にいつの年代のロックマンなのか」
「100年後の世界を破壊したという事はエックスやゼロはどうなってしまったのか」
「何故引連れてきたのがレプリロイドではないのか」
「何を持って失敗作だったのか」
「100年前のロボットであるロックマンやフォルテに敗北してしまったのか」
…という疑問が出てくるのである。
つまり、クイント以上にタイムパラドックスまみれの存在と言う事である。
(もっとも、過去作や次回作との設定に矛盾が生じるのは当時の年代におけるゲーム作品ではロックマンシリーズ以外でもそこまで珍しくなかったりもするので、その辺りは深く考えずに後付け設定をされたのかもしれない)
ちなみに成功作となるクイントの性能はといえば…お察し下さい。
仮説としてのシャドウの存在意義
次の様な事が考えられる。
「エックスやゼロが発見かつ覚醒する前に100年後の世界が滅亡」
「シャドウの100年後とは平行世界での100年後の可能性」
結論
そもそも「未来からの挑戦者」自体がカプコンの純正ではない上、正統なシリーズではない。
その為、設定の矛盾が生じてしまっているという事である。
これと非常に似た話として有名なものが某STGである。こちらはシリーズ続編として出してしまったのだが…。