曖昧さ回避
- 『幽遊白書』のキャラクター。読みはひえい。pixivでは、主にこちらの意味で使われている。本項で解説
- 『忍者戦士飛影』に出てくる忍者ロボット。読みはとびかげ。スパロボでの活躍から「経験値ドロボウ」の代名詞ともなっている。詳しくは、飛影(忍者戦士飛影)を参照。
概要
CV:檜山修之
舞台版キャスト:橋本祥平
高名な魔界の盗賊で邪眼の持ち主ゆえに邪眼師・飛影の異名も持つ。
基本的にはクールな性格で毒舌家でツンデレ。趣味は寝ることで基本的には木の上で寝る。
戦闘スタイルはスピードと剣に優れ、肉弾戦も得意。暗黒武術会からは邪王炎殺黒龍波を初めとした魔界の黒炎を操る邪王炎殺拳の使い手にもなる。
ランクに関しては初登場時はD級上位で暗黒武術会終了後はB級中位。魔界帰還時はA級。
一方、桑原和真とは正反対な性格もあってか何かと嫌味や皮肉を浴びせるために犬猿の仲だが互いの強さを認め合っており、桑原が妹の雪菜に熱烈にアプローチしても邪魔しようとはしない。
邪眼の能力
普段はハチマキで隠している額を解放することで邪眼が使用可能となり、それで周囲の様子を探ったり、自身の戦闘力を上げたりすることが可能。
さらに全身に増幅装置である無数の目玉を展開し、体色も緑色になった強化形態もあり、相手を拘束する呪縛獄も使用可能となる。
だが、額の邪眼にダメージを受けると力が低下してしまう弱点も見られる為、この姿が登場したのは幽助との初対戦時とアニメ版98話のコエンマのイメージシーンと劇場版第2作のみである。読者からも黒歴史扱いされることが多い。
ちなみに生来の邪眼師ではなく、後付けによるもの。
作中では邪眼師は飛影しか登場しなかったがアニメ版では生来の邪眼師である頼光が登場。
本編開始前
氷女(こおりめ)という妖怪一族の出身であり、母親は氷菜といい、雪菜と共に生を受けた。
本来、氷女一族は分裂期に女児のみを単為生殖の形で産むが飛影は氷菜がその時期に外部の男と禁を破って密通したことで出来た生まれるはずのない男児であった為、不吉な存在・忌み子とされて捨てられた。実父は不明だが能力や容姿は父方から受け継いだものと思われる。
氷菜は彼を産んだことで死亡(アニメでは自害)しており、氷菜の友人であった泪(るい)が一族の指示で彼を呪符で包み投げ落とした。
その後、盗賊に拾われ、飛影と名付けられる。僅か数年でA級妖怪にまで成長し、忌み子飛影の異名で名を馳せるようになる。
自分を捨てた氷河の国への復讐心を胸に生きていたが母親の形見の氷泪石の影響で復讐だけではない故郷への想いを抱くようになる。
ふとした油断で氷泪石を喪失してしまったことから、魔界整体師・時雨に「妹と会っても兄であることは名乗らない」ことを条件に邪眼の移植手術を受ける。
この副作用で妖力が最下級にまで落ち込んでしまったが時雨から剣術を教わったことでカバーする。
修行を終えた後、邪眼の力で氷河の国を見つけ出すも氷女一族の弱々しさに復讐する意欲をなくし、雪菜もその場にいなかったために会えなかった。
母の墓参りを済ませた後は雪菜を探し始め、人間界に赴き、雪菜が人間界の動物たちと遊んでいるだけだったことを確認すると姿を見せることなく、魔界に帰還するがその3年後に雪菜が失踪したことを知り、人間界での雪菜探しを再開する。
1年後、雪菜を食べたという噂のある八つ手に戦いを挑み、現地で出会った蔵馬とのタッグで勝利するも八つ手は雪菜と無関係だったために振り出しに戻ることになる。
初登場時
剛鬼、蔵馬と共に闇の三大秘宝を盗み出し、自身は降魔の剣を所持。
霊界から秘宝奪還の命を受けた幽助と交戦。
雪村螢子を降魔の剣で妖怪に変えようとしたことから、幽助の力を高めてしまい、変身態で対抗するも乱入した蔵馬が放った血で邪眼にダメージを受けたことで力が低下し、暗黒鏡で霊丸を反射させる幽助の機転に敗れ、逮捕された。
秘宝を盗んだのは人間界に妖怪軍団を作り上げるためでアニメ版では霊界すらもひれ伏せさせると語っていたが全ては雪菜を見つけ出すためだったのかもしれない。
ちなみに幽助と対決した際にはおしゃべりで高笑いしがちという、あまりにもかけはなれているキャラを晒した。
再登場時
秘宝強奪以外に罪状がなかったことからか免罪のチャンスを与えられ、蔵馬と共に幽助に協力することになる。
妖魔街に赴いた幽助への援軍として再会を果たすも敵意は健在であり、妖魔街との戦いにおいても四聖獣の持つ財宝目当てであったが裏切りの門で幽助の人柄に感化されるとツンデレぶりを発揮するようになる。
ちなみに財宝は迷宮城が崩壊したことで入手できなかった様子。
雪菜との再会
雪菜が垂金権造に捕らわれていることを知ると幽助たちとは別行動で救出に赴き、垂金を叩きのめした後、雪菜を解放。
雪菜から「あなたは誰なんですか?」と尋ねられると雪菜を安心させるための方便だったのか本心だったのかは不明だが「幽助たちの仲間」と答えた。
氷河の国に帰っていく雪菜を見送った後、幽助に雪菜とは母親が違うと発言するも後の展開を踏まえると矛盾してしまっている。
この為、文庫版では修正されたが結果的に自分が母親が死ぬ要因になってしまった事に罪悪感を覚えているのだと考察する声も見られる。
暗黒武術会
炎殺拳の使い手となり、短期間で黒龍波も極めるに至った。出場試合は全て勝利。
大会優勝時の望みは「こんなくだらんゲームに二度と呼ばれたくないので黒幕全員の命を貰う」というものだがこの望みを明かした際には既に運営委員は戸愚呂弟の手で粛清されており、最後に残った左京も最終的には自決したので望みは全て叶った。
アニメ版では武術会に向けての修行で桑原に剣を教えているシーンも見られる。
魔界への帰還
四次元屋敷への動向を拒んだ際にぼたんから「一緒に来てくれれば無罪にする」と交渉を持ちかけられたことで承諾し、約束を守ったことで晴れて、無罪放免となる。
B級中位になったことで自然発生する魔界のひずみでは魔界に戻れなくなっていたことから、仙水ファミリーによる界峡トンネル計画を邪魔するわけにはいかず、幽助たちと別れ、トンネルが開ききるのを待つことにする。
黒の章を欲しがっていることを知った幽助の取引に応じたことで協力するも仙水忍との戦いで幽助は戦死。その影響でA級妖怪に戻った後、魔界を舞台に幽助の弔い合戦を展開。敗北するも復活した幽助に助けられる。
だが、力を使い果たして寝ている最中に人間界に戻されてしまい、約束どおり、黒の章を貰っても機嫌は直らなかった。
アニメ版では蔵馬から「黒の章を魔界に戻るための取引に使っては?」と助言を受けるも黒の章を不快に思うようになったらしく、黒の章を切断し、人間界に残留する道を選ぶ。
魔界統一
軀の誘いを受けて、霊界から人間界追放という形で魔界に帰還し、軀の配下となり、時雨と再会し、氷泪石も軀が持っていたので返却される。
その後は魔界トーナメントに出場するも軀との試合で敗退。原作では説明のみだったがアニメ版では全体的に描かれ、互いに過去に終止符を打った。
魔界トーナメント終了後は次の大会までパトロールすることになり、「SPECIAL DAY」の冒頭では魔界へ迷い込んだ一般人を保護したが、その一般人がTV出演してその体験談を語った際に宇宙人呼ばわりされた。
アニメ版では該当エピソードがカットされた代わりに最終回で桑原たちが読んでいる新聞に同内容の記事が載っていた。
関連イラスト
関連タグ
ベジータ:敵から味方になったジャンプ作品のツンデレな仲間キャラ。性格面や髪型、低身長など共通点が多い。
小金井薫:烈火の炎の主要キャラの1人。メンバーの中では小柄なショタ枠という点が共通。ただしこちらは本当に子供であり、性格面も別物。
外部リンク
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