概要
種類 | 自然系 |
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自然物 | 光 |
概要 | 体を光に変化させ、光を操ることができ、応用すれば光速(秒速約30万km)で移動・攻撃ができる |
能力 |
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弱点 |
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形 | (実の形等は不明) |
色 | (実の色は不明) |
自然系悪魔の実の一つであり、作中屈指のチート能力(特に速度がチート)。
というのも「波であると同時に粒子である」光となるため攻撃は全て突き抜けてしまい、音波などでバラバラにしても即座に再生する。
能力を光速として発揮する際は、一部挙動が光速となるため破壊力・機動力は抜群で、近接攻撃以外ではレーザービームや光弾を発射可能。
そのため、光速として発揮した際の攻撃は、頑丈な障害物が一切存在しなければ一瞬で遠く離れた場所まで到達する。特に能力者が使用する「光速の蹴り」は圧倒的で、頑丈な障害物に直撃すれば、着弾点で大爆発を起こす。
「光は秒速約30万kmの速さのため、能力者になれば即座に行える」と考える者も居るが、強者は能力も基礎戦闘力に依存して成立させていることが大きいため、たとえ強い能力でも使い手によっては力が殆ど発揮されないことも多々ある。
そのため、「光速」という先入観に囚われがちだが、これらも他の要素が大きく絡んでいるため、あくまでも使い手が超人的な心技体を備えている強者であるからこそ、行える芸当に過ぎないと言える。
さらに、光という特性上動きが直線的に限定される。しかし、光を屈折させることでデメリットはカバーできる模様。但し、直線移動に適した環境であれば、体を光に変化させ、そのまま光速で移動することもある。
能力者
レーザーや光弾などの遠距離攻撃だけでなく、フラッシュによる目眩ましや能力で生成した剣による接近戦もこなす。
しかし、レーザービームの多用など、海軍大将にしては能力頼みなところがある。
事実、ONE PIECE FILM Zで、教官のゼファーに「能力に頼り過ぎるな」と忠告されていたことが判明。
但し、能力に頼っているとはいえ、他の能力者と比較すれば微妙なところであり、能力の絶大さは彼の実力と熟練度の高さ故に発揮されたものである。
兵器への応用
ベガパンクはこの能力を解析し、小型のレーザー発射装置を開発。
バーソロミュー・くまやそれを模したパシフィスタに組み込んだ他、後にベガパンクの研究資料を読破したフランキーも「フランキーラディカルビーム」として実用化に成功している。
余談
- 光速について
なお、ピカピカの実の能力について、攻撃発射後に攻撃が届くより先に光を眩しがっている描写等から「本当は光速ではないのではないか」などといった考察があるが、公式資料などでは、はっきりと光速と明記されており、光速でないと示す公式情報や作中の描写には一切確認されていない上、全くと言っていいほど信憑性のない考察である。
そもそも、「光速=1秒間に約30万kmも遠く離れた場所まで進む(地球を7周半する)」という定義は、例え現実世界においても、ただの比喩表現で扱われているだけに過ぎず、ネット上に広まった考察は、能力の性質を一切無視している上、見た目で全てを判断しているという問題点が多い。
また、作中の描写を見ると、光速でも発生源は自然系のピカピカの実の能力であるため、能力のコントロールで体(或いはその一部)を光に変化させたときに、光速による移動(攻撃)を行っていることが分かる。
「攻撃発射後に攻撃が届くより先に先に光を眩しがっている描写」等の描写は、一般人ならまだしも、熟練した覇気使い(特に見聞色)においては、ピカピカの実の能力者が光速として発揮しても、先読みや探知することができるため、すぐに攻撃発射後に攻撃が届くより先に探知することができるのはごく一般的なことで、作中の描写が矛盾している説明とは言えない。
さらにこの描写については、能力者のピカピカの実の能力の扱い方の問題である可能性が高く、速度の違いである可能性は限りなく低い。
実際に「反射を利用した光速移動技」を例に挙げるが、この技の描写をよく見てみると、これは能力者が定めたある特定の場所までに光の道を作り出し、それがある程度完全な道となったときに能力者が行動を開始して光速移動を行っている。つまり、この場合は光の道が完全に作り出される前は、能力者は移動(行動)を一切開始していないということになる。
つまり、ネット上に拡散された考察は、「能力で光速として発揮した描写」と全く無関係な事象を口実にしているだけの信憑性のない考察ということになる。
また、作中を見ると、移動速度・攻撃速度が変化している技は、基本的に「六式の"剃"などの体術」「悪魔の実の能力と体術を併用した術」等に限定されており、今回のピカピカの実やゴロゴロの実などの「悪魔の実の能力自体が元々持つ速度」については、ノロノロの実の能力による攻撃を浴びるなどの速度を遅くさせる外部の環境が干渉しない限り、速度が変化するとは到底考えられない。
実際に頂上戦争では、当時のルッチと渡り合えるほどの速度を発揮する「ギア2」の移動速度は、ピカピカの実の能力者が光速として発揮した移動速度には速度差故に、全然及ばずにあっさりと追いつかれていた。
さらに、能力者は常に能力を使用していたり、能力を使用していたとしても必ず光速として発揮したりしているわけではない(「光の剣を作る」など)。
つまり、「本当は光速ではない」等の考察は、単に読者が描写を見た目で全てを判断し、勘違いをしているために、楽観的に考えすぎているだけということになる。