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ガッパの編集履歴

2023-06-01 20:14:19 バージョン

ガッパ

がっぱ

ガッパとは、日活制作の特撮映画『大巨獣ガッパ』に登場する怪獣である。

データ

身長60m(雄) 55m(雌)
体重6000t(雄) 5000t(雌)
出身地南キャサリン諸島・オベリスク島

概要

ガッパ

オベリスク島の洞窟に生息している怪獣で、劇中では雄と雌、さらに子供が登場した。


本作で言及されている「オベリスク島の怪鳥」は別のキャラクターである。


能力

マッハ3のスピードで空を飛び、口からは4000度の殺人光線である「放射熱光線」を発射する。


また、仔ガッパは作中で体から発電しており、金属製の物が触れる度にスパークを発生させていた。


その他、雌ガッパは体内のパールの様な物質で人間を失明させることもできる。


飛行能力も非常に高く、いとも簡単に衝撃波で大津波を誘発できるほど。


また、全身は刃物のようなでおおわれており、音に激しく敏感で遠くにいる仲間の存在もキャッチすることができる。


耐久力も非常に高く、河口湖に侵入したときに湖に毒を流しても一切通用しなかった。また水中では目が青白く発光するなど様々な特徴がある。


作中での活躍

がっぱ親子

週刊誌記者の黒崎によって仔ガッパが日本に連れ攫われたことで日本に襲来した。


熱海や河口湖周辺を壊滅させた後、京浜工業地帯で暴れ回ったがこれは全て仔ガッパを返してほしいという思いからであり、破壊活動は行うものの、ウルトラ怪獣東宝怪獣のように積極的に破壊は行わず、破壊する建物は全て進行を妨げるもののみである。

  • これは子供たちに破壊の快楽を求めさせてはならないという意図的な配慮によるものである。

仔ガッパを戻せば大人しくなるという指摘を受けた黒崎によって仔ガッパを返されると、抱擁して再会を喜び、まだ飛べない仔ガッパに飛び方を教え、最後は親子仲良くオベリスク島へと帰って行った。


なお、雌ガッパは熱海に上陸した際、口に蛸を咥えていたが、この蛸は、ガッパの大きさから比較すると数mはある。これは仔ガッパが空腹だろうと持参したものであり、母親の愛情を描写している。実際、仔ガッパは人間から与えられた牛の腿肉などを一切口にしていなかった。


余談

  • 虚実妖怪百物語』に登場し、ガメラ大魔神ゴジララドンなどと共演した。
  • 『特撮喜劇 大木勇造 人生最大の決戦』にも、ガッパの玩具が見られた。
  • デザインは、初代ウルトラマンの元ネタとなった科学特捜隊ベムラーに似ているが、これはデザインした人が同じで、尚且つ烏天狗をイメージしたからである。見ようによっては神鳥ガルーダも思わせる造形であり、外国産&愛情に溢れるが怒り出すとすべてを破壊しつくすという、神のような雰囲気も相まって「ガルーダっぽい」と言ってもなんら差し支えはない。
  • 当時の怪獣映画としては珍しく本作には敵怪獣が登場しない代わりに人間が悪人であり、怪獣の親子愛を現している。
  • 熱海に現れた怪獣ということから、熱海在住の映画監督押井守が『The Next Generation-パトレイバー-』第5,6話の「大怪獣現わる」前後編でパロディを行っている。(デザインは寺田克也氏。配給元が違うため名前はピー音で隠されている。)
  • イギリスのSFドラマ「宇宙船レッド・ドワーフ号」のシリーズ4第24話「史上最大の偉人作戦」にて、なぜか劇中に登場している(登場人物らが降り立った惑星が、蝋人形ならぬ蝋ロボットのあるアミューズメント施設の惑星で、そこに出現した。映像自体はオリジナルからの流用)。

関連タグ

日活 怪獣映画


キングトータス クイントータス ミニトータス:「ウルトラマンタロウ」に登場した親子怪獣。同様に、人間の我欲で親から子供(卵)を奪われ、取り返しに来た。


怪獣ゴルゴ:イギリスの着ぐるみ怪獣映画。「人間に子供を奪われた母親怪獣が、取り返しに都市部に上陸する」という内容であり、『大巨獣ガッパ』はこの映画をもとにしている。『大怪獣ガジュラ』も本作の影響を受けていると思われる。


モスラ:言わずと知れた東宝の怪獣、およびその映画。こちらもまた(「小美人」や「卵」ではあるが)、親子に匹敵するかけがえのない存在を人間に奪われ、それを取り返しに人間の住む都市部へと現れるという点が共通している。

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