概要
主に次の3つの意味で使われる。
- ゴムでできたおもちゃの一種。
- 『ポケットモンスター』シリーズに登場するモンスターボールのバリエーションの一種。
- 『ファイナルファンタジー6』に登場する飛び道具。
- 『スーパーマリオランド』においてスーパーボールマリオが投げるもの。
- もしかして:スーパーボウル→アメリカンフットボールリーグ、NFL優勝決定戦のこと。ここで言うボウルは"Bowl"、すなわちスタジアムを調理器具に例えた常用表現だが、「スーパーボウル」の名前自体は1.のおもちゃに由来すると言われている。
このうち1と2について扱う。
おもちゃとしてのスーパーボール
ゴムでできた球状のおもちゃで、地面や壁などにぶつかるとよく跳ねる。
「ビックリボール」と呼ばれることも。
色は非常に多種多様で、近年では柄付きのものも見られる。
大きさはそれほど大きくはないので子供でも手軽に遊べる反面、誤って飲み込んでしまったり予期せぬ方向に飛んだりすることがある。道路への飛び出しの原因になりかねないので注意。
お祭りなどの屋台ではよく「スーパーボールすくい」ができる店が立つ。
色とりどりのスーパーボールが水辺に浮かんでいる姿は涼しげそのもので、お祭りの風物詩のひとつ。
なお米国では「スーパーボール」(Super Ball)は玩具メーカーの商品名でもあるため
一般名称としてbouncy ball(バァゥンシィボール)と呼ばれることもある。
『ポケットモンスター』シリーズのスーパーボール
データ
初登場 | 第1世代 |
---|---|
効果 | モンスターボールよりも さらに ポケモンを 捕まえやすくなった 少し性能のいい ボール。 |
値段 | 600円 |
英語名 | Great Ball |
概要
初代から登場するモンスターボールの一種。
青のボディに赤の縦線が2本という意匠(金銀版以降「S」が省略)のボールで、モンスターボールの上位種としてシルフカンパニーが開発した。上位種にハイパーボールがある。
ゲームの中盤になるとショップで売り出されるようになる。
ただしモンスターボールから値段が3倍になったにもかかわらず捕獲補正率が僅か1.5倍なのはいかがなものか……
しかも第2世代以降様々なボールが登場し、ハイパーボール以上に境遇が微妙。ただし、モンスターボール位しかお店に並ばない序盤に拾うことが出来たりするので、進化後のポケモンが出てきた時には試してみてもいいかもしれない。初代赤緑ではサントアンヌ号のキッチンにあるゴミ箱を調べると早い時期に入手でき、クチバジム対策で即戦力となるダグトリオやすぐにテレポートで逃げてしまうケーシィに使うのが攻略の定番パターンとして知られていた。
デザイン自体も悪くないので所謂「オシャボ」にこのボールを使う人がいるらしい。
ちなみにそんな初代においてはハイパーボールより捕獲しやすいボールとして有名。
というのも、捕獲処理の関係からスーパーボールの方が有効な場面がものすごく多かったため。
特に戦闘開始直後のHP満タンの相手に対する捕獲度と、HPを半分にすれば捕獲補正がMAXになる初代特有の性質は特筆すべきに値する。アニメでは、新無印81話で、アベルのニドリーナに使われた。
なお、サファリボールの捕獲補正率はこのスーパーボールと同等。
ただし初代においてはプログラムミスの関係かハイパーボールと同じ性能だった。
しかし、初代においてはスーパーボールの方が実は捕まえやすい状況が多いボールだったため、結果的にサファリゾーンの捕獲が面倒なことになってしまっていたりする。
ポケモンGOでは
ではこちらのゲームではというと、要らない子扱いをされているのが現状。
何せ珍しいポケモンを捕まえるならハイパーボールでよく、『Pokemon Go Plus』に連動するのはモンスターボールだけなので同機器を使うのであれば邪魔でしかない。
かといってポケストップから排出されるかというとこれまた微妙な確率。
ズリのみと組み合わせればまだそこそこ活躍できるかもしれないが、そこまでして捕まえたいならハイパーボールを投げろという話。
どうにもこうにもというところ。
一応「CPが高くモンスターボールでは捕まりにくいが、ハイパーボールを使うのは勿体ない種族」(ポッポ、コラッタ、キャタピー、ビードル、コイキングなど)に対して使えば多少節約にはなるかもしれない。
関連イラスト
1の意味
2の意味