概要
『スーパーマリオランド』に登場するマリオのパワーアップ形態の一つ。
本作ではシリーズではお馴染みのファイアマリオが登場しないが、アイテムとしてフラワーは登場する。そのフラワーを入手した際に変身するのがこのスーパーボールマリオである。
画面上の姿はスーパーマリオ状態のそれと変わらないが、この形態ではファイアボールならぬスーパーボールを投げ付けて敵を攻撃できる。踏んで倒せない敵に対しても有効な攻撃手段となり、各ワールドのボスに対してもマリオが自発的に攻撃できる数少ない手段である(ただし効果が無い敵も存在するので決して万能ではない)。
スーパーボールはファイアボールによく似ているが、細かい仕様は異なる。
最大の違いは斜め45度の射角で発射され、地面や天井、壁などにぶつかると斜め直角に跳ね返って「そのまま」進み続けるという点。
その性質上、ファイアボールのように地面をバウンドするような軌道にはならず、壁にぶつかっても消滅しない。地面に着弾すると、そのまま斜め上の方向に跳ね返って空の彼方まで飛んでいく。発射するタイミングや角度などを調整すれば空中の敵にも当てることができる。ただし地形条件によってはハマってしまい、ほぼ同じ場所をぐるぐる回り続けるような軌道になってしまうこともある。
ちなみに敵を倒すだけでなく、コインに当てるとそのまま回収できるというファイアボールには無い特性がある。中にはスーパーボールを使うことを前提に設置されたコインも存在する。
デメリット
連射性に難があるという欠点が存在する。
スーパーボールは画面上に1つまでしか存在できず、画面外まで飛んで行ってしまうか、敵に当たって消滅するか、あるいは一定時間経過によって自然に消えるかするまで次弾を発射する事はできない。
逆に敵に当たると即座に消滅するため、耐久力があるボス相手の場合は実質的に連発することも可能となる。
まさかの復活
長らく『スーパーマリオランド』のみで見られる非常に珍しい(言ってしまえばマイナーな)変身形態だったが、『スーパーマリオメーカー2』にて、実に30年ぶりに変身が可能になった。
『マリオメーカー2』ではスーパーマリオブラザーズスキン限定で、配色はフラワー共々ゲームボーイを意識したモノクロになっている。また、変身するとBGMがスーパーマリオランドの地上BGMに切り替わる。
関連タグ
スーパーマリオボール - 名前は似ているが全くの別物。というか別作品。