概要
2004年にゲームボーイアドバンス用ソフトとして発売されたマリオシリーズ初のピンボールオンリーのゲーム。
開発はイギリスのFuse Gamesが担当。
基本はピンボールゲームであり、エリアにいる敵を全滅、もしくは何かしらの条件を達成することでスターを入手することができ、『スーパーマリオ64』のようにスターの枚数に応じて次のエリアに行くことができる。
ゲームモードは通常モードの「アドベンチャー」と残機ゼロの「タイムアタック」の2種類がある。タイムアタックモードはアドベンチャーモードでボスを1体以上倒していないと出現せず、セーブすることもできない。
グラフィックは3Dのプリレンダリングによって描画されており、当時の携帯機ながら美麗な画面が特徴的。
2014年9月17日からWiiUのバーチャルコンソールで配信されていたが、『ニンテンドーeショップ』サービス終了に伴い、2023年3月28日付で配信終了した。
あらすじ
遊園地にて「スカイライド・キャノン」と呼ばれる大砲の発表会において、またしてもピーチ姫がさらわれるといった事件が発生。助け出すには球化マシンに入り球化した状態で4つのエリアを巡り、スター・キーというアイテムを集めなければならない。マリオは姫を助け出すために球化マシンに乗り込み、4つのエリアを巡りクッパの元へ辿り着けるだろうか…?
主なキャラクター
主人公。本作ではゲームオーバー時以外はほぼずっと球体のまま。
スカイライド・キャノンに試乗した結果、砲台の向きを変えられまたしてもさらわれてしまう。
フィールド上や一定の位置に店を構えており、黄コインや青コインでアイテムと交換してくれるお助けキャラ。
ボスキャラクター
草原ステージのボス。『スーパーマリオサンシャイン』のように風車小屋の中にいる。本作ではなぜか動き回ることができず地面に植わっている。
- ボスノコノコ(ファラオノコノコ)
砂漠ステージのボス。ピラミッドの奥地におり、スイッチを押すことで戦闘になる。攻撃しようと構えているところを巨大化状態で攻撃しないとダメージを与えることができない。
- ボステレサ(ビッグテレサ)
遊園地ステージのボス。ある程度スターを集めることで入れるようになるお化け屋敷の2階にいる。
雪原ステージのボス。沈没船の中におり、ボム兵をぶつけないとダメージを与えられない。
灼熱ステージのボス。全ボスを倒してスターを15枚以上集めないと挑むことができない。
アイテム
Bボタンで使用可能なアイテム
名称 | 使用時の効果など |
---|---|
土管 | フリッパーの間に落下防止用に約30秒出現する。 |
ミニキノコ | 一定時間体を小さくする。 |
メガキノコ | 一定時間体を大きくする。 |
ヨッシー・ボール | ヨッシーのタマゴが追加されるほか、土管も出現する。ジャックポットエリアに必要。 |
無敵スター | 一定時間無敵になれ、敵を突き抜ける。 |
サンダー | 画面全体の敵に一度だけダメージを与える。 |
その他のアイテム
名称 | 入手方法 | 使用時の効果など |
---|---|---|
黄コイン | 敵を倒す | アイテムとの交換に必要。 |
青コイン | 連続で敵を倒す、ボスを倒す | アイテムや特殊なスター入手に必要 |
赤コイン | スター・キーセット後 | 8枚集めるとスター出現 |
スター | エリアの敵全滅など | 次のエリアの扉を開ける |
スター・キー | ボスの撃破 | 灼熱ステージのエリア開放 |
余談
本作が登場する以前に『スーパーマリオくん』10巻にてマリオが球体化し、ピンボールのようになってしまう同様の話が描かれている。
関連動画
関連タグ
メトロイドプライムピンボール…本作と開発会社が同じ。
超おどるメイドインワリオ…本作を題材にしたプチゲームが収録されている。