概要
漆原侑来(うるしばら ゆら)の漫画作品。
週刊少年チャンピオンで連載中の、ダークヒーロー鬼譚。
鬼と桃太郎の末裔が現代社会まで続く抗争を描く。
作品の特徴として―
- 比較的に桃太郎が必要悪・鬼は民族浄化される側の構成が強い作風。但し、容易く生と死に関わる世界観なため、一概には語れない複雑な事情がある。
- 現代の日本を舞台に、人知れず桃太郎と鬼の末裔が何世代にも渡って戦争を続けており、血みどろ(スプラッター)要素が豊富なため、苦手な方は閲覧注意!
- 容姿は人間だか、両陣営の人物達のほとんどが、鬼のように強い・色んな意味で鬼ヤバな性格をしており、女性たちは桃のように立派なモノがある恵体(ムチムチ)が多い。
- モブキャラとハゲキャラがよく死亡するが、鬼や桃太郎が多く、一般人はあまり死なない。ただし鬼の場合は桃太郎が初登場した序盤の京都編(2~5巻)限定。
2022年11月現在、単行本は12巻まで既刊。
登場人物
鬼機関
羅刹学園
桃太郎機関
用語解説
鬼
特徴として、中二b…個性的な名前が多い。本作の「鬼」は、血を介し各々で固有な能力を発現させるなどの特異体質をもつ。これを血蝕解放という。
中には「鬼神」と呼ばれる強力な個体も存在するが、短命で死んでいる。
桃太郎
特徴として、桃の字を含む名字の人物達が登場する。本作の「桃太郎」は、黒い靄状の細菌を出して操れるなどの特異体質をもつ。
隊長はマントを羽織っており、定期的に隊長会議(総隊会議とも)がリモートで行われる。
本部が東京タワーの地下にある他、華厳の滝に研究所がある。
階級は上から大皇帝→皇帝→総士隊長3人→隊長→副隊長→隊員。
実は政治家に利用されている一面もある他、街の防犯カメラとも連携しており、鬼の血液反応を検知できる。
鬼國隊
鬼機関に属さない8人組の鬼の集団。
全員が軍服を着ている。
関連サイト(外部リンク)
関連項目
本作と似た描写・題材の作品
デッドマン・ワンダーランド:後天的に備わった「血」を用いた超能力で戦うSFアクション。主人公が銃撃系の能力である共通点があるも、本作より残酷描写(ゴア)がタップリなので、苦手な方は閲覧注意!!
ドロヘドロ:登場する魔法使いは黒いケムリを出せる特異体質で、これを介して各々の能力を発現させる。桃太郎の戦闘法と類似点があり、こちらも本作よりかなり屈折した血深泥シュールギャグな世界観(ドロヘドロ)なので、苦手な方は要注意!!
月歌の始まり:本作と同じ題材「鬼と桃太郎」が根幹にあり、同時期に連載される妖怪漫画(但し、此方は自主連載など酔狂な創作がされている)。また、前作と同一世界観で綴られる前日譚であり、本作よりわっちゃいと緩いギャグから、狂おしく酔いしれる熱気(シリアス)の匙加減がある。
青の祓魔師:序盤の展開が似ているとされる。
関連アーティスト
秋山黄色:3rd ALBUM『ONE MORE SHABON』の収録曲『アク』は本作がモチーフになっている。
水曜日のカンパネラ:『桃太郎』という楽曲が存在し、コラボムービーが作られた。