🌾わっちゃい(概要)
米1:みょうもん:己を示す紋章の事
米2:実は穂の神って一話から出てたの知ってたほい?\ほほい?/(詳細はちゃい?を参照)
小雨大豆の妖怪漫画「九十九の満月」及び前日譚「月歌の始まり」で「豊穣」の思念を触媒(ベース)に誕生する概念妖(がいねんよう)。
🌾留意
2022年1月以降は、掲載場「ニコニコ漫画」の運営変更によりアプリ版で全話が公開中なため、WEB版「九十九の満月」を最終話まで閲覧する際は携帯機器の使用が必要である事に留意。因みに同年現在の単行本は全4巻発売中で、WEB版【その1】~【その26】を、ほぼ全ての画(コマ)や演出などが描き直しされて収録されている。
🌾わっちゃい、わっちゃい(妖怪像)
概念妖(がいねんよう)とは季節や風土、思想といった生物の概念に魂が宿って生れる九十九神。
「穂の神」の実例では、土地神信仰によって生まれ、植物の成長を促す益妖(えきよう:益虫のように有益な効果を及ぼす妖怪)として登場する。
藁傘を被り、前掛けと袴のような服を着た小人の姿をしている。背中に「穂」の字が書かれた物を背負い、大麻(おおぬさ)のような物を持っている。因みに、容貌はサッパリしている。
「わっちゃい」などの鳴き声?を発する。知能は低い様だが、ある程度の意思疎通は出来る模様。性格は温厚で、自らの意志で他の生き物に害を与える描写は見られない。
など、可愛らしい愛嬌ある姿を観察出来る。
次作「月歌の始まり」では、地上(人間界)が主舞台から農作へ関連する場面でチョッピリ登場する。当然のように日常会話へ挙がったり、田園の風景画(コマ)でヒョッコリと顔を出したりする妖精さんみたいな存在感を醸し出している。
🌾ちゃわ、ちゃわ(能力)
(参考:「豊穣」の化身として生まれた九十九神だけあって、周囲の自然環境に関係なく植物の成長を促す力があり、小さい体に秘めた能力は絶大。
周囲をぐるりと山に囲まれた大きな人里では、痩せた土地にこれといった特産物が無く、過去には冷夏ですぐに餓死者が出るような貧しい集落であった。ある時期から、豊穣の神でもある『穂の神』のおかげで、この里は真冬ですら作物を収穫でき、恵みあふれる豊かな里となった。
【九十九の満月・その94】では、妖怪農家が穂の神などの妖怪達を使っておんでこ屋敷(空を飛ぶ巨大なお化け屋敷で、妖怪漫画「九十九の満月」の舞台)で、土壌や太陽などの代用として農作をしている。
🌾ちゃい?(備考・余談)
🌾初登場?
【九十九の満月・その14】にて命紋(みょうもん:己を示す紋章)と名前が書かれた巻物(テロップ)付きで登場。だが【その83】のおしこさ(本編後にある補足話)にて、冒頭【その1】に登場する妖怪達の片隅に穂の神が登場していると明かされた。
🌾原形(モチーフ)?
同じく【九十九の満月・その83】のおしこさにて、穂の神は作者・小雨大豆が原形(モチーフ)(米1)かのような解説をしている。
米1:作者のTwitterなどで使用している小雨大豆アイコンの顔つきの事。
小雨「簡略化すると、みんなこんな顔になるのだよ。」
🌾穂の神?
同作者の4コマ漫画「学び生きるは夫婦のつとめ」の30話にて、木の間に穂の神らしき生き物が隠れている。
🌾名は体を表す
妖怪漫画「九十九の満月 / 月歌の始まり」の作中時代で、農作は身近にある主流産業の一つ。かつ主食は米の(架空)日本が舞台。
そのため豊穣=稲作という概念が多大で誕生する妖・穂の神。この縁に引かれ他の生命力を活性化させる異能を有する妖怪さん。
作中でも評されていたように、神様のような力を持ちながら、身近な存在感≒九十九神として、命名「穂の神」は絶妙な名称かもしれない。
🌾ちゃわー(関連タグ)
概念妖(がいねんよう:人などの思念を触媒に生まれる妖怪)
御饌津(みけつ)・・・ウカノミタマの別名。神道で食物のことを司る神。