もしかして→エボルト
概要
ゾイドジェネシス
ムラサメライガーがパイロットのルージ・ファミロンの意志にこたえ、ハヤテライガーやムゲンライガーへと形態変形する「変身」とも思える現象。
旧文明に由来する超技術であり、ソラシティにも文献が確認されていない。
最終回でソラノヒト達によって明かされたこの能力の真の力は「再生」であり、ルージの意思に反応して、細胞や機体構造を一旦破壊して新たなボディへと作り直す。自らを驚異的な速さで「破壊」と「再構築」するシステムの一端であった。
- 要するに、「生と死を繰り返す」という「驚異の再生能力」である。
『ゾイドジェネシス』におけるゾイドもある程度は自己修復能力を持つが、ムラサメライガーのエヴォルトはコックピットさえ無事ならばたとえゾイドコアを破壊されても再生が可能という驚異的な物であり、最終決戦にてバイオティラノにゾイドコアを破壊されたが、諦めないルージの声にこたえて連続でエヴォルトを行いバイオティラノを倒した。
ゾイドジェネレイションズ
こちらでは、ワイツタイガーの亜種個体であるレッズウルフがエヴォルトしてレッズタイガーに変化するという能力を持つとされる。
通常のワイツウルフとサビンガによる「Ziユニゾン」または「B-CAS」とは異なる。
レッズタイガーだけは、他とは異なり、エヴォルトによって「真の姿」を取り戻すということになる。
ゾイドサーガ
トリニティライガーのエヴォルト形態としてトリニティライガーEVが登場している。
余談
- 本作には、ソードウルフクラッシャーの斬撃波やデッドリーコングのシザーアーム、ソウルタイガーブーストの超スピード、デカルトドラゴンのビーム砲、バイオトリケラの電磁シールド、バイオ粒子砲、ソラシティ、ジェネレーターなどの原理不明の超技術が散見されるが、エヴォルトに関してはソラノヒトですら起源を把握していないという稀有な事例である。
- オーガノイドの能力に「CAS」や「B-CAS」を組み合わせた様なシステムであるが、B-CASの原型はゴッドカイザーなど昭和シリーズに既に見られた。
- レインボージャークにも、企画段階では「フェニックスモード」と呼ばれるエヴォルトの様な形態が考案されていた。
- デッドリーコングの原型とも言える、アイアンコングの次世代機の「エヴォルツォーネ」も名称が似ている。この呼称は「エヴォル(evol)」+「ツォーネ(zone)」を組み合わせた造語であり、やはり「進化(evolve)」を意識したネーミングとなっている。
- ゼノレックスの換装機構も、エヴォルトや「CAS」との類似性を持つ。