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六平銀次郎の編集履歴

2023-07-05 20:34:15 バージョン

六平銀次郎

むさかぎんじろう

漫画「ウマ娘シンデレラグレイ」に登場する架空の人物。

概要

ウマ娘シンデレラグレイの登場人物。

オグリキャップトレーナーである北原穣の叔父。北原の父方か母方かは現在不明。六十代。

腕利きのベテラントレーナーで「フェアリーゴッドファーザー」の異名を持つ(本人は嫌がっている)。

いつもサングラスに帽子がトレードマーク(フォーマルな場ではきちんとスーツを着込むが、普段はアロハシャツをよく着ている)で、「馬鹿野郎」が口癖。

今より若い頃はすらっとした長身で髪の毛を伸ばしているように見えたが、現在は背も低くなり腰が曲がって杖をついて歩いており、髪の毛が見れない。

北原や小宮山勝美といった人間に対しては厳しいがウマ娘には優しい。


北原の両親の頼みで北原の新しい働き口を探させるために東海ダービーを観戦させ、彼がトレーナーを目指そうとするきっかけを作った人物。カサマツへの口利きを行ったとも描写されており、かなり影響力もある模様。


初登場は第7R。久しぶりに長期休暇ができたために岐阜へ里帰りしたらしく、北原と再会した。

この時に行われたレースはオグリキャップとフジマサマーチ、二度目の対決であった。


ちなみになぜかこの時、かつて北原がトレーナーになるよう説得した張本人のはずなのに「お前がトレーナーか。あのどうしようもなかったクソガキが生意気に」と言っていた。トレーナーになる以前の北原は就職しても長続きせずに辞めてしまった事が描写されているため、口利きをした彼も当初長続きは難しいと考えていたのだろうか。

読みにくい為か北原(とオグリ)からは「ろっぺいさん」と言われその都度訂正している。


また、この際に中央所属トレーナーであることが分かるや、ベルノライトからは「雲の上の人」と言われていた。

(カサマツのトレセン学園では中央については授業で「君たちは気にしなくていい」と言われるほどレベルの差がある)


北原との会話で彼がオグリキャップを育てていること、東海ダービーを目指していることを聞く。

そしてレースはオグリキャップが二度目の加速を繰り出し、見事に逆転勝利。

レース終了後、北原に予定を聴いたが、この時オグリキャップについて「中京盃には出すな」と忠告してその場を去った。


この際、オグリキャップのとんでもない、それこそ北原やベルノたちの想定以上のスペックを見抜いていたのは六平だけであった。

北原たちはオグリキャップは確かにすごいと思っていたが、どれぐらい凄いかは今一つ理解していなかった。


北原は六平の真意が見抜けず、「東海ダービー」を目指すためならばオグリに経験を積ませた方がいいと中京盃の出場を決める。


その中京盃においては忠告を無視した北原に怒鳴っており、かなりの焦りを見せる。

”東海ダービーに出るのならば中京盃を走らせないほうがいい理由”を知っていたからである。


北原とベルノがオグリキャップにとって慣れない遠征かつ芝での走りを心配する中、

彼だけは


「逆」だ あいつは オグリキャップは 一人だけ 国内最高水準


とオグリキャップの勝利を確信しており、作中でも非常に早い段階でオグリキャップの持つ実力の高さに気が付いている(尚、北原もこの時点で既にオグリの実力が少なくとも中央で戦える一線級のものであることには薄々勘づいていた模様)


そして、六平の嫌な予感は的中し、見学しに来ていたシンボリルドルフによってオグリキャップは中央へスカウトされる。


「だからやめとけつったんだ バカ野郎…」


トゥインクル・シリーズにも使われる中京レース場で活躍する事は中央にスカウトされる可能性があるため、カサマツで走らせたいなら中京盃は回避しろという意味での六平の忠告だったのだが、言葉が足りなかったために北原にはその真意が伝わっていなかったのである。(あるいは挑戦を諦めろとは言えなかったのか…)



その後は紆余曲折を経て中央に来たオグリキャップを北原の代わりに担当する。

他にもメイクンツカサクラフトユニヴァゴッドハンニバルというウマ娘を担当している。

ベテランだけあって指導力は高く、レースでもオグリに合ったアドバイスをしている。

また条件を出してその結果が出せなければ出走をさせない等、厳しいところがある。


大のマスコミ嫌いで、オグリの件でマスコミが殺到したため藤井泉助は特に嫌い。


奈瀬文乃トレーナーの父である奈瀬英人とは同年代トレーナーとして鎬を削り合う中で煮え湯を飲まされることも多かったらしく(英人のド天然かつ誤解を量産するような、それでいてトレーナーとしての見識の高さや鋭さもある言動も含めて)「『ライバル』じゃねえ、『敵』だ」と言い切るほどに気に入らない様子であり、その娘の文乃に対してもやや苦手意識がある模様。幼少期の文乃は長身で髪を染め、黒いソフト帽にアロハシャツに黒コート、金のピアスやネックレスにサングラスに口髭姿の(端的に言ってちょっとヤクザっぽく見える)六平が怖かったらしく、彼に会った時は隠れていたらしい。その一方で彼女の事を「奈瀬英人の娘」ではなく「奈瀬文乃」として見ているため彼女からは敬意と好感を抱かれている。


後輩の小宮山勝美トレーナー(「後輩」と言っても、小宮山は六平とは親子ほども年が離れているほどの年代差)には中央トレセン学園のトレーナーの先達として指導や助言・薫陶などもたびたび与えていたようで、小宮山には「六平さんの一番弟子」を自称されており、天皇賞(秋)で小宮山が育てたタマモクロスが自身の育てたオグリキャップを下したこともあって、後日に小宮山にも面と向かって「お前はもうライバルの一人」と告げ、さらに後のタマモ引退レースとなった有馬記念終了後のウイニングライブ中にあいさつに来た小宮山にも「俺もお前のような弟子を持てて、誇りに思うよ」と語っている。


ちなみにトレードマークのサングラスと帽子は若いころからつけているようで外した描写は今のところない。若い時にその姿を見た北原からは(幼かったから仕方ないとはいえ)完全に怖い人にしか見えずに大泣きされてしまい、3日ほどへこんだらしい。

また、フォーマルな場でもない限り大抵着用しているアロハシャツも彼の好みのようであり、オグリの繫靭帯炎の療養で行った大型スパリゾート「アロハデヤンス」でも、複数のアロハシャツを黙々と手に取って眺める姿をオグリとベルノに「ろっぺいの機嫌がすこぶる良い気がする」「アロハシャツがいっぱいあるからじゃない?」と評されていた。


どういうわけか、レース会場や会見の場などの集まりでは気が付けば知り合いの背後に立ってしまっていることが多く、甥の北原や後輩の小宮山などはその度に「いきなり後ろに立たないでくださいよ!?」と驚いており、古くからの知己である文乃にも「相変わらず、気配を消して人に近づくのがお好きなんですね」などと言われてしまっている(この文乃の言に対する六平の弁では「別に気配消してるつもりはねえよ、何故か気付かれないだけだ」とのこと)。


ヤエノムテキのトレーナーである師範代とは飲み仲間。


甥同様、気前がよく、夏休みとして休暇を取ったオグリとベルノに自身のカードを貸したり、オグリのシニア期1年目の春季故障の療養で向かった上述の「アロハデヤンス」でも、オグリに最適な療養先としてそこを選定したベルノを「正解(パーフェクト)だ!」とベタ褒めし、(オグリの食事量を知っているうえでなお気安く)「今日は俺のおごりだ!好きなだけ楽しめ」と二人に告げている。

給料で中央とはかなり格差のある地方トレーナーの北原(新品の上質シューズ・蹄鉄一式購入で真顔になった)どころか、下手をすればその高給な中央所属であるアプリ版トレーナー(ウマ娘ごとに描写にやや差異はあるが、少なくともオグリ担当トレーナーは若年の新人)ですらしばしば驚愕必至なオグリの健啖家ぶりにもまるで動じた様子もなく金を出せる辺り、中央でも赫々たる戦歴の大ベテラントレーナー故か(流石にメジロサトノシンボリ秋川桐生院のような家屋敷持ちの名家らほどではないにせよ)財力も相当に太いことがうかがえる


いつからトレーナーをしていたかは不明だが27歳の頃はすでに中央でトレーナーをしていた。

しかし当時の担当が挫折した事から安易に「信じる」という言葉を使わなくなったらしい。


北原の影響でオグリからは長い事「ろっぺい」と呼ばれていたがとある騒動をきっかけに「ムサカ」と呼ばれるようになった。


余談

元ネタについて

元ネタと思われる人物は瀬戸口勉調教師。

中央に来たオグリキャップも担当していたことから候補に挙がっている。

(オグリキャップの妹であるオグリローマンも担当)


ライバルの娘である奈瀬文乃(武豊)に優しいという点は武田作十郎を始め多くの該当者がいる為、モデルは不明。


名前について

六平という名字は稀少な名字で約260人ほどしかいない。

読みはむさかろくひらむたかむつひらで、ろっぺいはない。

名前の由来としては俳優・六平直政氏が父から聞いたという話によると「六人の平氏が旗を立てた地に由来している」とのこと。秋田にその地があるらしいが福島にもあり両方の関連性は不明。

元々は平氏の赤旗から「六つ赤」これがなまって六平になったという説もある。(偶然なのか平氏の平の字が使われている)

近年は秋田県に見られ直政氏曰く「近所にいた六平姓は7,8軒くらいは親戚だった」という。

(ちなみにだが彼の役者仲間からの愛称は「ろっぺいちゃん」だったらしい)

また、銀次郎の出身地である岐阜県の笠松近辺には読み方の似ている「武鹿」「虫賀」(読みは両方とも「むしか」)という苗字も多く存在する。


異名について

一見するとトンチキな異名だが、ディズニー映画シンデレラ」で名前が与えられた魔法使いのおばあさん「フェアリー・ゴッドマザー」が元ネタと思われる。


なお、北原がオグリをシンデレラと例えたように作中でも丁度良く当てはまる人物が六平以外にも存在している。


・ノルンエースを筆頭としたカサマツの三名のウマ娘=意地悪な姉達と母親。相違点としては現在の交友関係が良好な点が挙げられるが、ディズニー映画の方のシンデレラの続編では母親は兎も角として姉とシンデレラの関係性は割と良好になっていることから元ネタの可能性が高い。

・六平=魔法使い。シンデレラに舞踏会へ向かわせる為に衣装等を与えるという点を競争者として育て上げるという点に置き替えていると思われる。

・北原=王子。恐らくエピソードとしては靴を落としたシンデレラを探し、最終的に辿り着くという点を中央受験に置き替えていると思われる。



関連タグ

ウマ娘プリティーダービー ウマ娘シンデレラグレイ

トレーナー(ウマ娘プリティーダービー)

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