伊集院茂夫による人間レトルト食品の刑
くせぇじんにくれとるとはんばーぐ
『汚れなき子供達の手を穢させた挙句、保身の為に使い捨てる下衆が……』
「貴様らには身動きを取る事も、息をする権利すらない。死を懇願する程のストレスを与えてやろう」
『人の魂を愚弄する醜い心ごと、私が地獄の底へ叩き込んでやる』
戸狩「人を見下した事、一生地獄で後悔したらええわ!」
流川「先生! 眠る下衆をパッキングして、尿道にカテーテルを通しました!」→
「ご苦労。では、目覚めのセレモニーといこう」
「いつまで眠っている、下衆め!」
「これくらい序の口だ、馬鹿め」
「テメェは人間じゃねぇようだな。身の程を教えてやるよ。流川ぁ」
「レトルト食品は温めねぇとダメだろうが」
「嘘じゃねぇ、煮るんだよ…… その前に、この似顔絵を見ろ、下衆。テメェは『慶也君が裏切った』とかほざいているが、彼は一度もお前の事を口にしていない。絵を描いただけだ」
「オメェみたいな外道相手でも、彼らは約束を守る天使なんだよ。それを無碍に殺したお前の罪は、あまりに重すぎる」
「時間かけて煮込んでやるから、臭ぇレトルトハンバーグになれ」
標的
差別思想から児童養護施設の子供たちを利用して犯罪を代行させ、顔を見られたことに逆上し子供たちを殺戮し、養母に重傷を負わせた半グレ組織「下離羅」のリーダー「大貫」に執行。
概要
以前兄弟チャンネルのあるシリーズで行われた「人間真空パックの刑」の発展版。口元のみに穴を開けた(罪人が窒息しないようにしている)真空パックに罪人を投入。中の空気を抜くと同時に四肢を砕き、尿道に挿入したカテーテルから1000℃の溶解した食塩を流し込んで汚いブツを炭化させる。最終的に煮えたぎる熱湯にぶち込んで茹で殺した。
経過
エマの紹介で会った依頼人から依頼を受けた伊集院茂夫は、彼女の依頼を受諾し、盟友伍代千隼に依頼人が持つ唯一の手がかりであった犯人の似顔絵を見せた。伍代は似顔絵から犯人が大貫であると特定し、同時に大貫率いる半グレ集団「下離羅」が稼いだカネで護衛の傭兵を雇っていた事、そして今回の件のケジメを取る為に天王寺組の戸狩玄弥が動いている事を告げた。今回被害を受けた児童養護施設は天王寺組が臨時のシマにしている綾波町にあり、更に今回大貫達に殺害された子供達は司令官である大嶽徳史と顔見知りだった。今回の件に怒髪衝天だった大嶽、更に加害者が差別主義者という事を知った戸狩は早速動いていた。
一刻の猶予もないと、伊集院達は早速動いたが、下離羅のアジトには既に戸狩がいた。戸狩はギャーギャー喚く護衛の傭兵を瞬殺し、そのまま下離羅全員を粛清しようとしたが、此処で伊集院達の存在に気付く。伊集院と交戦したことがあった副将の渋谷大智から話が行っていたのか、戸狩は快く伊集院に大貫の粛清を譲った。だが、メンツが立たないからと、伊集院に凄まじい圧をぶつけ、大貫以外は全員始末すると告げた(無論、伊集院からはその倍近い圧を返されたが)。アジトに突入した途端、戸狩は下離羅の構成員を瞬時に皆殺しにした。そして肝心の大貫は流川隆雄がダブルスタンガンで失神させて確保した。
拷問室に叩き込まれた大貫に、流川が下準備を全て施し終えると、伊集院はハンマーで大貫の右肩を完全に破壊する形で叩き起こした。飛び起きた大貫を足蹴にしながら伊集院は悔恨の念を問うたが、最低のゴミクズ野郎である大貫にそんなものはなく、「連中は俺の手駒。それなのに裏切りやがったから死んで当然」とほざき散らかした。大貫が人間でないと認識した伊集院と流川は、容赦無く拷問を開始した。
拷問に耐えきれなくなった大貫は例の如く命乞いをするが、伊集院は一蹴し、大貫を煮えたぎる熱湯で満たされた大鍋の上に吊るした。そして例の似顔絵を取り出し、「被害者達はお前のような下衆相手でも約束を守ってお前の事を一言も喋らなかった天使だった。そんな天使達を無惨に殺したお前の罪はあまりにも重い。だからレトルトハンバーグになるがいい」と言い放ち、時間をかけて大貫を徹底的に煮沸消毒した。
登場人物
加害者
- 大貫
自らの手を汚さず軽度の知的障害者を暴力で従わせ、強盗を行わせる腐れ外道半グレ集団「下離羅」のボス。知的障害者を見下している差別主義者の腐れ外道。最終的に伊集院の手で煮沸消毒され、臭いレトルトハンバーグになってくたばった。奇しくも城ヶ崎賢志の学生時代の先輩や三門一郎太の秘書である大貫桃子と同姓である。
大貫率いる半グレ集団。大貫の下衆の所業に嬉々として付き合っていた生きる価値の無いゴミクズ野郎ども。最終的にカチコミをかけた戸狩の手で全員惨殺された。稼いだカネで雇っていた傭兵も歴戦の強者には到底及ばず、戸狩のたった一発の早撃ちで三途の川を渡ることになった。
被害者
- 大空ポプラ園園長
今回の依頼人。特別児童養護施設である大空ポプラ園の園長で、知的障害のある子供達を愛情を持って世話していた。本名は不明。
- 丸山慶也(まるやまけいや)
今回の被害者の一人。軽度の知的障害を患う17歳の少年。似顔絵が得意で、その才能は非常に優れている(絵の才能は大嶽も「将来は絵描きやな」と、高く評価していた程)。園の友達と一緒に文房具店に買い物に行った帰り、大貫の手で拉致され暴行を受け、強盗を強要されてしまう。強盗は未遂に終わったが、大貫の似顔絵を描いており、それで大貫に目をつけられて無惨に殺害されてしまった(本名は文房具を買いに出かけるときに着けられたベルトのタグに記載されている)。
協力者
伊集院の依頼人だった過去を持つプロホステスにして、伊集院の協力者。今回の依頼人を保護して病院に担ぎ込み、伊集院を呼び出した。
天羽組と羽王戦争真っ最中の関西の極道組織・天王寺組の若頭にして関東侵攻の総指揮官。臨時のシマにしている綾波町を巡回中に今回の被害者である慶也と出会っており、彼から似顔絵を送られていた(その時、慶也に百足の刺青を「サソリ」と間違われたが「格好良い」と評され、その際「似顔絵を描かせて」とせがまれた。大嶽本人は快く了承して「ダンディに描いたってや」と、笑みを浮かべていた)。それだけに今回の一件は許せるものではなく、情報収集して大貫が犯人だと突き止めた上で、似顔絵を守り代の代わりとして戸狩に粛清を命じた。
天王寺組戸狩派のリーダー。今回の主犯である大貫以下「下離羅」構成員が、自身がこの世で最も憎む差別主義者だと知り、大嶽の命令を一切の躊躇いなく了承した。そして伊集院と出会し、彼に大貫の粛清を託した。因みにゲストキャラではあるが、中の人であるKI氏が拷問ソムリエシリーズに出演するのは初である。
事件のモデル?
今回の事件だが立場の弱い人間に強盗を強要した点は昨今多発している闇バイトによる強盗事件、そして差別的思想から障害者施設で大量殺人を働いた点は殺人犯の植松聖が殺戮を行った「相模原障害者施設殺傷事件」と思われる。後者は少し前の回のモデルとなった多数の事件のうち1つとされている事件でもある。
余談
伊集院シリーズの警察は視聴者からも批判されている事が多いものの、今回外道によって起こされた強盗事件は軽度の障害者を持っている未成年達が脅しで行っている事を考慮してくれたからか、厳重注意で済ますと言う、比較的誠実な対応がなされた。
更に、今回はエマの連絡によって来た病院の廊下から始まった。
