曖昧さ回避
打楽器のボンゴ
17~18世紀に奴隷としてアフリカからキューバに送り込まれた黒人の打楽器が、キューバで改良されたもの。
大小2つの片面太鼓がつなぎ合わされ、小さい方をマッチョ(男)、大きい方をエンブラ(女)と呼ぶ。
エンブラを利き手側にして股に挟み、通常は素手で叩いて演奏するが、スティックを用いることもある。
商用車のボンゴ
1965年から1975年3月まで、および1977年9月から販売が行われている。2020年7月までは自社製造を行っていた。
基本的にはトラックとバンが設定されていたが、2代目の途中(1978年10月)から3代目にかけてはワゴンも存在していた。なお、ワゴンの後継車種は、ミニバンのボンゴフレンディ(1995年から2006年まで製造・販売)である。
1983年から1999年5月まで製造されていた3代目は1994年から日産自動車に対しバネットとして、1999年から製造・販売を行っていた4代目に関しては日産のほかにも三菱自動車にデリカとしてOEM供給していたが、バネット、デリカのフルモデルチェンジに伴い、OEM供給が廃止された。
また古くは関係を持っていた起亜自動車でも名称までそのままに(マツダで言う)2代目/3代目を現地生産していたが、その後は名称以外マツダとは完全に別物の独自開発モデルになっている。
この「キアマスター/キア・ボンゴ」に関しては当初1BOXのみの名称だった(トラックは「キアマスター・1t」のような表記だった)のがトラックも「ボンゴ」になったかと思ったら1BOXが「ベスタ」になったり、かと思ったら自社生産車種の「プレジオ」を経てボンゴに戻ったりとかなりややこしい。(2022年現在はトラックのみが残っている。)
更には亜細亜自動車(後に起亜に吸収)でも3代目ベースの「トピック」という車種が生産されていた。
なお、4代目に関しては、実は3代目のフロント部分の衝突安全性を高めるためにその部分だけ改良したものであり、実際にはビッグマイナーチェンジに近い。3代目ファミリアですか。
上位車種にボンゴブローニィがある。
2020年7月に製造が打ち切られ、ダイハツ・グランマックス(トヨタ・タウンエース)のOEMへと切り替えられた(実際の販売は同年9月から)。ちなみにボンゴブローニィも2010年の製造・販売終了後はしばらくマツダのラインナップから姿を消していたが、2019年に突如として復活している(ハイエースのOEM)。
関連タグ
外部リンク
起亜自動車のボンゴ
起亜自動車が製造販売している小型トラックであり、ヒョンデポーターの姉妹車である。EV仕様も存在する。