概要
東宝特撮映画に登場する対ゴジラ作戦に供された兵器群の総称。この呼称が用いられるようになったのは平成シリーズからである。
主に「元々対ゴジラ仕様ではなかったが、ゴジラ襲来に伴い急遽実戦投入されたもの」、「最初から対ゴジラを想定して開発されたもの」の2パターンに大別される。作中で「対ゴジラ兵器」という単語が出てくる際は概ね後者を指すが、シリーズ全体を見ると前者に属するものもかなり多い。中には元々対ゴジラどころか軍事運用すら想定していなかったものもあり、一口に対G兵器といってもその出自は多岐に渡る。
如何せん相手が強すぎるために、志半ばで破壊されてしまう例ばかりが目立つが、それでも既存の兵器とは一線を画す活躍を見せたものばかりであり、ゴジラ映画に欠かせない華として、また怪獣の猛威に立ち向かう人間たちのドラマの舞台として、今日に至るまで多くのファンに愛されている。
主な例
最初から対ゴジラを想定して開発されたもの
- オキシジェンデストロイヤー
- スーパーX
- スーパーX2
- スーパーXⅢ
- メーサー殺獣光線車
- 92式メーサータンク:元来は弾道ミサイル迎撃用だが、型式名に対ゴジラ用を意味する「DAG」が付けられている。
- ツインメーサータンク
- 93式メーサー攻撃機
- 95式冷凍レーザータンク
- メカゴジラ
- MOGERA
- フルメタルミサイル
- ブラスト・ボム
- ディメンション・タイド:Gグラスパーを参照
- 三式機龍
- 轟天号
元々対ゴジラ仕様ではなかったが、ゴジラ襲来に伴い急遽実戦投入されたもの
- 24連装ロケット砲車
- ハイパワーレーザービーム車
- 巡洋艦あいづ
- 特殊潜航艇さつま
- 特殊戦闘機グリフォン:Gグラスパーを参照
- AC-3しらさぎ:厳密には対ゴジラ用兵器の運用支援を想定して開発
- F-1CCV
- F-7J
- 無人新幹線爆弾
- 無人在来線爆弾