概要
怪獣特撮映画『ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃』に登場する架空兵器。日本の防衛海軍が装備している特殊潜航艇である。
巡洋艦あいづ等に搭載可能な小型潜水艇で、原子力潜水艦の沈没事故での作業を想定して放射能遮蔽機能を有している。
小型ながら必要に応じてMk17魚雷または推進式削岩弾D-03を搭載可能。D-03は自走式ミサイル発射砲「大鵬」に搭載されているミサイルの弾頭と同じである。
劇中では序盤にゴジラが引き起こした米原潜沈没事故に出動し、ゴジラと遭遇した(この際事故で1隻が失われている)。映画終盤の横浜での戦闘では、D-03削岩弾を搭載してゴジラとの戦闘に2隻が投入された。
立花泰三防衛軍准将が自ら乗り込んだ艇も参加し、僚機がキングギドラを援護しようとするも、ゴジラに察知されてしまい、逆にキングギドラにダメージを与えてしまう。その後立花の乗る艇がゴジラの体内からD-03を発射しダメージを与える事に成功。ゴジラが海中に沈むなか、命がけで傷口から脱出に成功する。
アニメ映画シリーズでの登場
アニメ映画の前日譚を描いた小説『怪獣黙示録』にも「特殊潜航艇・薩摩」として4隻が登場する。ただし「水中用パワードスーツ」と表現されるため、実態は大きく異なるとみられる。
欧州の海域を支配するマンダを駆逐するため数隻が出撃し、轟天型潜水艦1番艦「轟天」との連携で見事マンダ殲滅に成功した。