データ
型式名: | N1-00 |
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全長: | 20m(牽引車と装置車を含む) |
重量: | 85t(一部資料では120t) |
走行速度: | 時速48km(一部資料では最高時速100km、巡航時速49km) |
所属: | 陸上自衛隊 |
概要
『ゴジラ(1984年版)』に登場した架空のメーサー兵器。元々は対ゴジラ用ではなく、ミサイル迎撃のために作られた。
三菱重工業製クレーン車を原型とし、管制レーダーとサーチライトを装備した牽引車と、88万キロ~120万キロワットのヘリウムネオンガス・レーザー砲とそのエネルギーパックを装備した装置車で構成されている。
劇中では第1師団第1普通科連隊特車88部隊(架空)所属の計4台が東京に上陸したゴジラの迎撃及びスーパーXの支援のために出撃。
しかしゴジラには全く効いた様子がなく、ゴジラも特に反撃する様子もなかった。
それでも2台が二手に分かれてゴジラを新宿の高層ビル群への誘導に成功。囮としての役割を見事に果たした。
ゴジラがカドミウム弾でダウンした後にさらに2台が到着している描写があるが、覚醒したゴジラに対しては特に応戦する様子はなく、またゴジラからも放置されてしまっている。
この時点で新宿には沈黙したゴジラを見物しようとした多くの一般市民が集まっており、本車も避難のための時間稼ぎを行うところだったが、電磁パルスの影響で機能停止に陥ってしまった模様。
なおゴジラVSビオランテ以降に登場する92式メーサータンクは、このハイパワーレーザービーム車の後継車であり、牽引車の赤色灯は92式メーサータンクにも採用されている。
余談
デザインは長沼孝。撮影用模型は木製で、一部にプラモデルのパーツを流用している。
大小2種類の模型が作られ、大サイズ(1/30)のものは原口智生が修復して保管している。