概要
怪獣特撮映画『ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃』に登場する架空兵器。日本の防衛陸軍が装備している自走式ミサイル発射砲。
8輪の装輪式自走式ミサイルランチャーで、デザインはロシア連邦軍のBM-30「スメルチ」多連装ロケット砲をベースとしている。デザイン元のBM-30が12発のロケット弾を搭載するのに対し、大鵬は「推進式削岩弾D-03」と呼ばれるミサイルを僅か2基のみ搭載する。
D-03は先端にドリルを備えた特殊削岩弾であり、標的に命中した後、弾頭先端のドリルを高速回転させて標的の内部に進行し、破壊する代物になっている。弾頭部は魚雷や対艦ミサイルにも搭載可能で、劇中でも防衛海軍のハープーン対艦ミサイルや魚雷などに搭載された。
劇中ではバラゴンが引き起こしたトンネル崩落事故の現場に出動し、D-03を用いた救出作業を行っている。映画終盤では横浜に来襲したゴジラへの迎撃戦に投入されるが、大鵬の発射したD-03はゴジラの分厚い外皮を貫通できずに終わり、ゴジラの放射熱線による反撃で無力化された。