「リアルの関係なんて非効率的で時間の無駄だ。ボクは忙しい。そんな暇はない。」
CV:青山吉能
概要
マードックの姪っ子(妹の娘)で『ライジングボルテッカーズ』の6人目のメンバー。若くしてIT技術力に長け、主に情報収集とソフト面での支援を担当。ライジングボルテッカーズが使う専用アプリの作成者でもある。
年齢は不明だが、マードック曰くリコやロイと差程変わらないという。
だが、かなりの面倒臭がりでメンバー達の前にさえ滅多に姿を現さない。常に『ブレイブアサギ号』の一室、鋼鉄で出来た「開かずの扉」に籠りきりで、モリー曰く「見かけたらレア」だという。
普段の食事も一日分の栄養が摂れる非常食用のグミのみを常食しており、料理が得意な伯父のマードックとは対照的に食事に興味はない。
メンバーとは基本的にメッセージアプリを通してやり取りをしているが、リコやロイには上記のクワッスに持たせた手紙に絵を描いて見せるという、回りくどいやり方で接している。
人気動画配信者ぐるみんの中の人でもあり、ハイテンションな動きを交えながらポケモントレーナーとしての基礎を解説している。
動画投稿を始める以前はナンジャモのファンであったようで、現在では配信者同士ということで交流を持ち、「ナンジャモ姉さん」と呼んで慕っている。ナンジャモからは「生ぐるみん氏」と呼ばれている。
人物像
一人称は『僕』。ベベノムのようなカラーリングをした紫色の天然パーマ(ムウマージやネガフォルムのチェリムのようにも見える)が特徴で、前髪で両目を隠している。髪を上げた素顔は若干のツリ目で、そばかすがある。
フリード曰く「気難しくてトレーナーの実力にうるさい」らしく、引き籠り気味な点からもうかがい知れるように偏屈で内向的な人物。
人との関わり合いや食事を始めとした日常的な行為について非効率的と断言し(EDのラップすらも「非効率的だ」として、ポケモンの名前を1匹も言っていない始末である)、先述の通り傍から見たら自堕落そのものな生活を送っている。
実際、リコとロイのことも当初はトレーナーとしての未熟さからまともに取り合わず、ロイからも「失礼な奴」と苦言を呈されていたが、彼らが成長を見せて以降は多少なりとも見直したらしく、探している黒いレックウザがパルデア地方に向かっていると教えている辺り、一応必要とあれば人付き合いをしようとする意志はあるらしい。
他にも、ぶっきらぼうながらも扉越しとは言えリコと会話する等、同年代である彼女らの登場により、少しずつだがその心境にも変化が訪れており、表面上は突き放すような言動を取りつつも、「この船には変なやつばっか乗せる」と笑みを浮かべていた。
そうしたリコ達との交流の末にマードックが作ってくれた弁当とスイーツを平らげるようになった。
ぐるみんとしての活動についてはアサギ号内では公然に行われており、編集部屋からはしばしば動画のBGMが漏れ聞こえていた他、クワッスもペット用の扉から自由に出入りしていた。視聴者からも確信的に予測(当初は別の人物を疑う者もいた)がされており、7話で描写により明言された。
しかしながらリコに対しては、本人からぐるみん愛を熱烈にアピールされた結果照れくさくなってしまい即座に正体を明かせず、半端な対応を取っているうちにぐるみんのガチファンというなんともややこしい誤解をされてしまうことに。結局しっかり打ち明けるまでかなり時間がかかってしまった。
好きな物は、新発見やワクワクする物。本人曰く「伝説のポケモンを封じている道具」等の神秘的なモノを例に挙げているが、出不精なせいもあってそれが身近にあることに気づくのには、これまたかなりの時間をかけてしまった。
当然ピクニックも行った事もないが、13話で留守番しているドットとランドウを気にかけたリコの配慮で船内でサンドイッチ作りをしている。
劇中での活躍
- 7話、冒頭で今ひとつバトルが上手くいかなかったリコとロイをクワッス経由の手紙でからかったものの、特訓による成長を認めたためか黒いレックウザの情報を提供する。
- 8話、リコロイと(ドア越しだが)肉声で放すようになる。突き放すような対応を取ってはいたが、同年代の加入者を本音では喜んでいた模様。ぐるみんのファンと勘違いしたリコにぐるみん愛を熱弁されたときには照れくさそうにしていた。
- 9話で着ぐるみを干していた際にリコに目撃されており(その時はニャオハや父の事でそれどころではなかった)、11話ではリコに正体を打ち明けようとした模様だが、「同じ着ぐるみを持ち、クワッスも手持ちにしているガチファン」と更なる誤解をされてしまった。
- 13話では急遽始まったピクニック(ドットは不参加)に触発されてピクニックのネタに着手ししたものの、経験がないため無いように困っていた。しかしながらピクニックに行っていたリコが留守番しているドットとランドウを気にかけてサンドイッチの材料を置いてくれた事でサンドイッチ作りを楽しみ、無事動画も完成する。
- ぐるみんの姿で感謝の写真をリコに送ったものの、それでもリコは勘違いしたままであった(そのうえ、フリード達はドット自らが伝えるまで黙ってるつもりであった)。
- 15話、リコがエクスプローラーズの罠により記憶を奪われ行方不明になった際、効率良く探し当てる為にナンジャモに協力を打診、コラボ企画の体で人海戦術を敢行した。更に自身もフリードに連れ出されてロイとともにリコを探し、リコとも初めて顔を合わせる。
- 16話、記憶を奪った隙に持ち去られたペンダントを探す。体力の無さから疲弊し愚痴をこぼしつつも、改めてゲットしたクワッスの活躍により敵の居場所を突き止め、ペンダント奪還に大きく貢献した。
- スピネルからリコのペンダントを取り戻した後、リコに打ち明けた事でようやく伝わった。
手持ちポケモン
当初から共にいたが、実は彼女にはパートナーとなるポケモンがいなかった（彼女のポケモンではなかった）ことが第15話にて判明した。
その後、第16話でゲットしたことで正式にパートナーとなった。
余談
- 第2話でブレイブアサギ号が嵐に突っ込む際に、マードックがフリードに対して「子供達乗せてんだぞ」と発言していた。普通に聞けば「リコとポケモン達」とも取れるが、ドットもその中に含まれていた可能性が高い。(ちなみにロイは6話終盤で乗船)
- 当初はOPには登場していなかったが、第9話から終盤1カットのみ追加されるようになった。
関連イラスト
関連タグ
ポケットモンスター(アニポケ) ボクっ娘 引きこもり ぐるみん
ボタン：1日中ゲームやパソコンばかりしている引きこもり系トレーナー繋がり。食事もインスタント系で済ましている事が多く、周囲に心配される点も似ている。
マードック：彼女の伯父(母の兄)
ジル：敵対するエクスプローラーズのメンバーだが、ぐるみんのリスナーである。
ナンジャモ：パルデア地方・ハッコウシティのジムリーダーで同じく動画配信者。アニポケではドットと親交があり、姐さんと呼ばれている。
ムコニャ(ロケット団)：前『サトシの旅シリーズ・新無印編』後半で動画配信やってたレギュラー達。
リサ：前シリーズの劇場版『みんなの物語』に登場するゲストキャラクター。彼女の弟・リクが「MCポケラン」というポケチューバーである。
